天職の舞台裏

天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

丁寧に書く

先日、裁判官の方の講演を聴く機会があって、その中で、ご自身が講演に当たってご自分の関与された判決を読み直してみたところ、10年・15年前と比べて近年は全般的に判決の説示がより丁寧になっているとの発言がありました。

その理由としては、社会的要請もあって、より当事者に分かりやすい表現や納得できる論理展開が重要であるという認識があり、そのようなものを目指して書くようになったし、そのように指導もされた、ということでした。

ここで、「より丁寧なアウトプット」を得るための要素が二つあって、

  1. より分かりやすい表現を用いること

  2. 納得できる論理展開とすること

の両輪が揃うことが大切なのだろうと思いました。相手が分かっていることを前提に端的に書くと、表現自体も慣れた専門用語に傾きがちですし(その方が誤解が少ない場合も多いので)、前提から結論に至るまでの道筋が省略されてしまうことも多い。そこで行間を読ませるのではなくて、明示でジャンプがないように書くということが丁寧な仕上がりを産むのだろうと思います。

以前の記事で、文体の選び方について書いたのですが、

文体について - 天職の舞台裏

文体に限らず、メインブログを、そのコンセプト『伝えたいテーマについて、届けたい人に向けて、伝わるように書く』に沿って書いていると、上記の2点を自然にこころがけるようになり、その結果、これまでのブログのエントリに比べて間を埋めるために1つのエントリの分量が相当増えています。

また、以前のブログの整理をするために過去のエントリをずっと読み直していて、自分の書きぶりが、「書くことを完了させる」ことに主眼が置かれていて、あちこちジャンプしており、伝わりにくいな、と感じることも多くありました。同じテーマで書くにしても、今なら違う書き方をするだろうというものもいくつもあります。そのうちのいくつかは既に新しい方で取り上げてみたりしています。

こちらのブログでも、生活雑感のような伝えたいよりも書き留めておきたい系統のエントリは、時に常体で書いており、あまり論理展開を気にしていません。それでも、非公開の場で日記を書くよりは、公開して読まれる前提で書くための丁寧さはキープしているつもりです。後から読む自分のためでもありますし。

書き方については、色々試行錯誤中ですし、書くこと自体に関するエントリも時々このように上げて行きたいと思います。