天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

1 on 1 ミーティング

昨年の11月から、法務のメンバー一人一人と個別のミーティング時間を毎週取るようにしています。きっかけは、外資ではたらいている方々から上司と1 on 1 の時間が定期的にある、という話を聞いたことと、コーチングのブログで以下の記事を読んだこと。

これは、効果が高そうだ、と思ってやってみることにしたのですが、私自身も日本のドメスティック企業育ちなので、上司と一対一なんて人事考課のミーティングくらいしかやったことがなく、一体何を話したらいいのか今ひとつイメージがつかめない。その外資の方々に話している内容とか雰囲気をきいてみたり、英語でTipsを拾い読みしたりして、とりあえず始めてみることにしました。(「1 on 1 meeting」程度の検索で大量に出てきます。例えばこんなの。)

日本での導入例としては、Yahooさんが有名なようです。

直属の部下である法務メンバーは4人。それぞれ毎週1回1時間を、基本的には固定した曜日・時間で開催しています。私自身の出張などでずらしたり1回スキップしたりすることはありますが、基本毎週確保しています。

そもそもは、法務メンバーが全員1年未満という特殊な状況なので、個別に質問や確認したいことが大量にあるだろうと思って始めたのですが、大当たりで、良い循環に入っていると感じています。

やり出す前は、係全体のミーティングで色々共有していれば、一度に済むし、齟齬もなくなるし、それほど必要性は高くないのかも、と思っていたのですが、個人個人で同じテーマでも思っていることが違っていたり、中長期のことをわりと自由に話すことができたり、話がオープンな場では少し遠慮したいということに及んだとしても問題ないということで、複数人でのミーティングとは別の効果がありますね。

面白いのは、各メンバーで話の弾み方というか時間の使い方に特徴があることで、人によっては1時間のところいつまでも終わらなかったり、逆に15分で終わってしまったり、色々です。

また、狙っていなかった効果として、個別の仕事上の報告事項でも、週1回の機会で構わないようなものは、この場に持って来てくれるので、割り込みでこちらの仕事のペースが乱されることがめっきり少なくなり、計画通りに進みやすくなりました。

直属の部下の数が多くなると時間の確保自体が難しくなるのかもしれませんが、となると、どちらかというとその部下の数自体の適正さを考えた方がよいのかもしれません。