天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

ゲネプロ

明日は本番です。当日も開演の前にリハーサルを行いますが、本日が総練習(ゲネラル・プローベ)と呼ばれます。舞台を借りての練習は明日だけなので、音のバランスを見るのは当日ということで、その他の点の総仕上げですね。

サン=サーンス: 歌劇「サムソンとデリラ」 - バッカナール

サン=サーンス: 歌劇「サムソンとデリラ」 - バッカナール

  • スロヴァキア放送ブラティスラヴァ交響楽団/スティーヴン・ガンゼンハウザー(指揮)
  • クラシック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

始めの曲を1回通した後で、指揮者の方に、「小さくまとまってしまっていてつまんない。自分たちの発表のために演奏会をやるのではなくて、お客さまにこのオケの音を届けましょう。それをチューニングの時からやりましょう」と言われました。

技術的に弾ける・弾けないに気を取られがちですが、聴いてもらう、音楽を届けること、どんな音を届けるのか、気持ちを込めること、自分たちが楽しむことが大切ですね。何度も本番を迎えていても、直前には特に忘れがちになります。改めて心がけたいと思いました。 https://itunes.apple.com/jp/album/ravel-daphnis-et-chloe/id151163906?uo=4&at=11lNGr

ダフニスとクロエのハープが2台初めて揃って、とても豪華になりました。練習場の私の位置からは弾きながら目に入ってきて、豪華さが視覚的にも実感されます。弾きながらは見えませんが、管楽器や打楽器を取り出して練習しているときはそちらも見ることができます。こういう風景がかなり好きです。

オルフ:世俗賛歌「カルミナ ブラーナ」

オルフ:世俗賛歌「カルミナ ブラーナ」

  • チェコ フィルハーモニー コーラスアンドオーケストラ
  • クラシック
  • ¥1833

そして、カルミナ・ブラーナには、これまで合唱とバリトンのソリスト合わせはあったのですが、これに本日テノールとソプラノのソリストの方、児童合唱が加わりました。圧巻です。指揮者の方が、合唱団に、なにか拙いことが起こってたら左手で示しますからそちらを注意して見て下さいと言われていました。右手は普通に指揮をして(でないとオケに影響が出るので)、左手で合図をするそうで、それぞれ違うことをするのは大変難しいそうですが(そりゃそうですね)。

今参加しているオーケストラは、明日の本番で30回=30周年だそうです。私自身はヴィオラを始めて、オケに参加したのはもう30年以上前のことですが、途中ブランクも長かったのでいったい何回本番を迎えたのかなぁなどと考えていました。ブランクもありましたが、1年に2回の時期も長かったし。。20回くらいでしょうか(適当)。

思うように弾けないところも残っていますが、明日は本番を楽しんで、お客さまに音を届けたいと思います。