天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

好きなことを再発見する

今週のWRMのQは、

「自分」をどのように定義しますか。「自分」と「それ以外」の境界線はどこにありますか。

とても哲学的な問いでした。これへの答えはひとまず脇に置いて、触発されて思ったことを書こうと思います。

ン十年と生きてきても、自分のことが分かっていなかったと思うことがしばしばあります。ある日、「ああ、これが好きだったのね、私」と膝を打つようなことがある、というのもその一つです。

緑が好き

Taskumaを使うようになってから、日常の、特に記念でも何でもない写真をiPhoneで撮るようになりました。

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それまで、私にとって写真というのは、イベントのときに記念にするために、特別に(わざわざ)撮るものであって、ほとんどのイベントに対してそこまでの想いがあまりなかったので、わざわざカメラを持って行き、写真を撮るということはほとんどしていませんでした。

Taskumaを始めてしばらくした頃に、じゃんじゃん写真を撮って貼り付けておけば、振り返った時に見て楽しい。という趣旨のことを聞いて、半信半疑でそうしてみたところ、ログを振り返るときに、写真があると記憶が蘇る鮮明さに大きな差があることがわかり、驚きました。写真の情報量たるや、一言二言のメモなど問題になりません(残念ながら自分の思っていたことまでは写真では残りませんが)。

backstage.senri4000.com

また、それまでケータイ不携帯の嫌いがあったのですが、Taskumaのおかげで何処でも(家の中でも)常に持ち歩くようになりましたので、思い立ったときにすぐに写真が撮れます。自分の記憶が蘇ればいいのですし、記念に残すというほど大袈裟な話でもありませんから、うまく撮れているかどうかも気にしなくて良さそうです。撮影のハードルが下がり、日常になりました。

すると、通勤の風景とか、移動中の風景も撮るようになりました。後から眺めてみると、季節感や気候の変化が手に取るように分かります。また、自分の目で見ていた印象と一致していたり違っていたりして面白くもありました。

さらに、このブログに変えてからは、使っているテンプレートの関係もあり、画像があったほうが後から見やすいこと、アプリのおかげで画像の挿入が楽なこともあって、以前よりも積極的に画像を挿入しています。すると、多少は見栄えのよいもの、そのときにふさわしいもの、見ていて楽しいものを入れたいという気になります。Taskumaとは別に、気がついたときにどんどん写真を撮るようになりました。

そうして撮った写真を眺めてみると、圧倒的に緑の写真が多いのです。もちろん、季節柄もあるのでしょうが、花よりも木々の緑。そちらに心惹かれるようです。改めて、緑が好きなんだな、私。と思いました。

とすれば、緑の多いところにお出かけするのが、心と身体のために良さそうです。是非そうしよう、と思うことができました。

歩道橋が好き?

先日、息子2号を送って行った待ち時間に近隣を散歩していて、大きな交差点で横断歩道がなく、歩道橋を使ったのですが、その時突然、

あれ?私って歩道橋が好きかも。

と思いました。それまで、歩道橋と横断歩道の両方が設置してある交差点に来ると、毎回、歩道橋を登ろうか、青信号を待って横断歩道を渡ろうかと迷っていました。大きな交差点であっても、赤信号だからと歩道橋を上って下りてくるあいだに信号が変わってしまい、時間的には変わらないか遅くなることが多いです。それで、すごく悩んで、その度に、「いや時間的には待った方が効率的だから」と自分に言い聞かせていたんですね。

よくよく考えると、結論は出ているのにそもそもいつも悩むこと自体がおかしくて、それって、歩道橋が単純に好きで使いたいだけなんじゃ?と思い至ったわけです。時間を効率的に使うために歩道橋を利用して待ち時間をなくす、という話じゃなかったんですね。

ああ、すっきりしました(笑)。これで、今度から、歩道橋の前で赤信号になった時には、迷わず利用することができます。赤から青に変わったっていいんです。もっと言うなら、青信号だって、利用します(変な人かも)。だって、好きなんですから。

しかし、なぜ歩道橋が好きなのか?これは我ながら謎です。建物の階段は特に好きでもないですし、トレーニングのため、というわけでもありません。上がって見える風景がいいのかなぁ。特に、大型の交差点で、四つ角のどこにでも行けるタイプだとさらにワクワクします。