天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

緊張に耐えられなくなるとき?

本年も相変わらず、アクティブな係争案件をいくつか抱えている。それなりに分担はしているが、全く関与しない案件というのは無理で、それなりの深さで関わりがある。

件数自体は、5年~6年前がピークで、それから減少傾向にあると思っていたのだけれど、そこまで減っているというわけでもないのか、というのが最近の印象。さらに、あまり典型的でない、パターンに則って簡単に片付かないタイプのものが増えてきている気がする。

一言で言えば、「面倒な」案件ばかりが手元にある。

朝、メールを開いたときに、複数の案件で、面倒な判断を強いられる進捗のインプットがあったりすると、朝からぐったりして生産性が落ちたりする。

とはいえ、思えば5~6年前は、それが常態で、毎朝そんな類のメールを複数件読んで、処理の方向をその場で決めて、指示を飛ばして一日を始めていたような気がする(案件自体の重みは違っていたとは思うけど)。

などと瞬間的に思ったのかどうなのか、ふと、

こういう緊張に耐えられなくなったら辞めどきなのかね

と口走っていた。隣で同業が、

そうですね。確かに、そう思いますよ。

と苦笑していた。

最適な解決を常に追求する必要があり、厳しい相手があるために、撤回が効かないから、後々までの影響を考えて打つ手を常に吟味する。後から振り返ると、そのとき最善と思っていてもそうでなかったことが判明したりする。すると、次は同じようには考えられなくなり、さらに吟味を強いられる。

周囲からかけられるプレッシャーに大した違いはないのだけれど、自ら課すものが強まり、逆に、加齢のせいで耐性は落ちていくという構図なのかなぁ、と思ったことだった。

早く次世代の人数を増やさないと。