天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

レーザープリンタを代替え

先週末、自宅のレーザープリンタ(ブラザー HL-5270DN)が故障しました。ドラムユニットを出し入れして下さい?というよく分からないエラーメッセージが出て、その通りにやってみても回復しない。これはサポートに電話かなぁ、という結論になりました。が、平日の昼間に限定されているサポートに電話する暇が取れません。できれば故障を起こしている機器のそばで電話がしたく、そうすると、サポートに電話するために有休を取る、という方法しか考えられず、それはちょっと現在の状況では難しい、ということです。

そうした暇が取れないか、と考えてしばらく様子を見ていたのですが、1週間で我慢が限界に達し、Amazonで新しい機種(ブラザー HL-L2365DW)を買いました。ブラザーのレーザープリンタ、3代目です。Amazonの履歴を見ると、2代目は2007年に¥ 33,800 で購入しています(十分元はとったかも)。その前は不明。。今回は、¥12,654 でした。

土曜の夜に注文して、日曜の昼過ぎに届き、セッティングして1時間ほどで印刷環境が整いました。前の機種より小さくなったのと、無線対応モデルにしたので、自室に置けるようになって更に快適。以前は有線モデルだったので、無線アクセスポイント(ハブ)の置いてある隣室(夫の部屋)に置いていて、印刷の度に取りに行ってました。印刷するのはほぼ私だけなのに。

自宅にレーザープリンタを持っているというと、一体何に使うんですか!と驚かれることが多いので、何に使っているのか、1週間で我慢ができなくなったのは何故なのか(笑)、書いておこうと思います。

PDF文献の印刷

特許公報、判決文、ネット上でPDF公開されている雑誌論文、特許庁などの報告書、といった文献類です。印刷の分量としてはこのタイプが一番多いでしょう。

特許庁の報告書のようにあまりにページ数が多いとiPad miniの画面上で読むこともありますが、紙で読んでメモを書いたりマーカーを入れたりすることの方がまだまだ多いです。

半分仕事で半分研究活動という位置づけのものが多く、会社で印刷しきれなかったり、持ち帰るより家で印刷した方が楽だったり、週末に文献を発見してその場で紙で読みたい、となることも多い。という理由で家でも印刷環境が欲しいのです。ただ、あった方が便利ではありますが、なければ支障をきたすと言うほどではありません。私自身がそういう行動習慣になってしまっているので、いきなりなくなると不便ということですね。

草稿の印刷

もともとレーザープリンタを自宅で使い出した頃は、特許事務所勤務の裁量労働者で、家でも仕事をしていました。そして、事務所勤務弁理士の仕事の大半は特許出願明細書や拒絶理由に対する意見書・補正書の作成です。こうした文書の草稿は、何度も見直して手を入れます。画面の中では収まらず、印刷が必須です。諸説ありますが、推敲は紙の上で行った方が断然効果的です。ミスの発見もしやすいですし、整合性の検証もしやすいです。こうした仕事の中、印刷環境は事務所だけでは間に合わず、印刷したい時にすぐできるように自宅でもプリンタのニーズがありました。

企業勤務に転職してそろそろ8年経つ現在、持ち帰り仕事はしますが、自宅で印刷はしません。PC環境が仮想端末なので、自宅からアクセスしていても印刷先は会社のプリンタになってしまいます。

とはいえ、外部系の原稿書きもそれなりの量がありますので、そうした物書きの草稿を推敲する際の印刷は自宅でもしたいのです。休日に自宅で書いては直し、ということが多いので、このニーズは結構高いです。実現しないと全部画面上ですることになるので効率が悪くなります。こういうニーズが今あるときにプリンタに支障があると、年賀状の印刷の最中にインク切れを起こしたような気分になります。

コピーの代用と作業用書類の印刷

ScanSnap S1500を持っています。学校その他から流入してくる書類はスキャンしてEvernote保存が基本です。近々使うことがないものは書類自体は処分してしまいます。処分した後で紙で持ち出したくなったときは、印刷します。

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逆に言えば、後から必要になったら印刷すればいい、と割り切っているので気軽に紙を処分でき、保管スペースが節約でき、大量の紙に埋もれてどこに何があるのか分からなくなることが防げるのです。

紙で受け取った書類で、家族間でコピーが欲しくなることがあります。持ち歩いて使ったり、控えとしてしばらくの間持っていたかったり。Evernoteに共有もしていますが、家族が持っているのはiPhoneなので、書類を見るには画面が小さく、一時的に紙で持っておきたいニーズはそこそこあります。こうした場合も、スキャンしてから必要部数印刷してコピーの代用にします。紙から直接コピーするよりも、後から追加で部数を増やせますし、捨ててしまったりなくしたりしても再度印刷すれば良いのでストレスになりません。

記入提出用の書類で、下書きをしたいようなもの(生徒個票や願書など)は、まずスキャンして、それを印刷して下書きに使い、その上で、原本に記入をします(だからといって原本記入時に間違えないという保証がないのが辛いところですが)。

家族で何かの話し合いをする時にも、印刷したものをベースに話をすることが多いです。対象は、元々紙だったもの、デジタル原本のもの、WEBの画面印刷など、色々です。印刷されたものを見ながら話した方が、画面上を見ながら話すよりもしやすいためです。

↓の記事にあるような、WorkFlowyで家族会議とかもやってみたいですが、あれは使う人のリテラシーが揃っていないと難しい。息子1号と2人ならやれそうな気がしますが、夫と2号がついて来れそうにないので、我が家は当分紙ベースから抜けられそうにありません。紙に書いて、そこにメモして、それをスキャンして、紙は捨てて、次回また印刷して、の繰り返しです。

goryugo.com

こうした一時的な印刷ニーズが頻度的にはとても高く、いつもこんな調子で使っているので、突然プリンタが使えなくなると、「ああああ、どうしよう~」となってしまうわけですね。

ちょうどプリンタの故障中に、息子2号のランチ代振り込みをすることになり、オンラインバンキングを使ったのですが、その証明を学校に提出するために印刷が必要で困惑したのでした(実際は、我が家にはカラーインクジェット複合機もあるのでそちらで印刷しましたが)。

ちなみに、紙でなく電子データにしてそちらを正として紙は作業用、作業が終わったら処分するというのは仕事上での取り扱いと同じです。保管スペースが限られているのと、電子データが主であることから、一歩進めて紙で流入してくるものも全部スキャンして電子化してしまえ、としています。職場にもScanSnap S1500が2台あります。フラットベッドのスキャナも欲しいところですが、契約原本のスキャンのために持っている隣の法務を横目で見つつ、じっと我慢しています。。