天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

海外出張の荷物

6年ぶりに米国出張に行ってきました。海外に限らずですが、飛行機を使う出張の場合は荷物をどうするかが悩ましく、前回の米国出張の時も似たような記事を書いています。

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今回は、3泊5日、滞在中の移動はなく、正味2日間が現地での稼働日です。

預ける(checked)か持ち込む(carry-on)か

受託手荷物

航空会社によりますが、受託手荷物として1~2個は預けることができます。国際線なら通常無料です(アメリカの国内線のエコノミークラスは有料が多い)。預けてしまえば空港内は身軽に動けますし、機内持ち込み荷物より容量の上限が大きいので荷物の量をあまり気にしなくてもよい利点があります。お土産も買いやすい。

一方で、荷物がちゃんと自分と一緒に目的地まで配送されない事故のリスクはある程度覚悟しなくてはなりません。めったに起こらないといえるほど遭遇率は低くなく、別のところに運ばれてしまって数日間手元に来るのが遅れたなどのエピソードを持つ人は自分の知り合いの中にもいるのが通常でしょう。飛行機を利用する頻度が高くなればその分遭遇する頻度も高くなります。

出張の帰りはともかく行きに配送事故にあうと出張の目的達成の障害になりますので、これを嫌って受託手荷物にはしないビジネスマンは多いです。また、預けるということは着いてから荷物が出てくるまで待つ必要があり、すぐに移動することができないので短時間で移動したい出張族にとってはデメリットが大きいということなのでしょう。

機内持ち込み

これも航空会社によりますが、制限内の大きさ・重量の荷物は機内に持ち込んで上部の棚に入れたり前席の座席下のスペースに入れることができます。たとえばJALの場合は、3辺の和が115cm(45インチ)以内、 W55cm×H40cm×D25cm(W22インチ×H16インチ×D10インチ)以内、10kg(22ポンド)以内と規定されています。こちらのページがまとまっていてわかりやすいかな。

ということで、通常国内出張1泊~3泊で持ち歩くのに使っているキャリーケースなら余裕で機内に持ち込むことができます。私は国内出張1舶用には横型のssサイズを、2~3泊には縦型sサイズを使っています。どちらも機内持ち込みに問題ないサイズです。ちなみに夫は断然機内持ち込み派で、しかも移動が身軽であること最重要らしく、横型サイズの国内一泊?といういでたちで海外1週間の出張に行ってしまいます。荷物の割り切り方は凄いですが。。

と、ここで、こうしたキャリーケースを機内に持ち込む場合、新幹線より狭いエコノミークラスの座席の下には置けませんので、荷物棚に上げることになります。最近は、キャリーケースがどんどん良いものが出ていることもあって、持ち込む人がとても多く、荷物棚は取り合いで、みなさんそのために搭乗前からゲートに並んでいます。

このような荷物棚は、国際線の場合、かなり容量多く用意されていますが、機内の高さも高いため、荷物棚はかなり高い位置にあります。国内線の小さいサイズの飛行機だと私でも届く位置ですが、国際線の荷物棚にはまったく手が届きませんので、自分で荷物の出し入れができません。そうそううまく客室乗務員を捕まえられるわけでもありません。荷物を入れる・出すタイミングって、みんな殺気立っていますし(笑)、同行者がいない場合、ちょっと隣の人に手伝ってもらう、というのも難しいのです。

ということで、なんどか飛行機での一人旅をやってみて、持ち込みサイズの荷物だとしても、私の場合は預けてしまうのが正解という結論になっています。

預けるキャリーケースのサイズ

今回の出張は、信じられないくらい急に決まりまして(苦笑)、あれこれ準備を整える時間がなく、ケースのサイズについてまであまり考えて選ぶ余裕がありませんでした。実質2日間の3泊5日であるため、国内出張3泊と同等と考えて、いつものsサイズキャリーを使うことにしたのですが、行ってみた結果思うのは、さすがにちょっと小さかったかな、ということですね。ピックアップに来てくれた現地の人に

荷物少ないっすね。

と言われてしまいました。どうも、出張荷物の基準が夫になっているのがよくない?ようです。このサイズだと、相当絞り込んで荷造りする必要があります。スーツを変えるとかできませんし、靴を持つなんて考慮の外です。一応パジャマは持てますが、日用品も最低限、充電グッズは必須なので持つとすると、お土産のスペースはほぼありません。買い物を楽しむ趣味はあまりないのですが、買いたいと思ったときにスペースの関係で断念というのも多少寂しいかも知れません。

こちらのサイトは、特定のメーカーの紹介ですが、サイズの考え方で参考になりました。以下のまとめ記事も。また海外出張の機会があるのなら、60Lくらいのサイズを用意するのがいいのかなぁと思っています。1週間を超える出張はほぼないですし、あるとすれば別に考えたほうがよさそうです。余裕のあるときにお店で見てみましょう。自分で持ってみないとなかなかイメージがわきません。

matome.naver.jp

何を持ち込むか

さて、キャリーケースは預けてしまうとして、持ち込むのは何かというと、まずはPCです。航空会社によってはPCは受託荷物にできないと明言しているところもありますし、そうでなくても受託荷物は扱いが荒いので避けたほうが賢明です。PCの持ち運びについては、こちらの記事がまとまっていて、いろいろ参考にさせてもらいました。

キャリーケースを移動させつつ持ち歩くとなると、ショルダーでは辛いので、PCスペースがついているビジネスリュックにするのですが、会社が貸し出してくれるノートPCはちょいと古めで重いため、これを入れるとかなりリュックがパンパンで重い(泣)。2日のためにPCは本当に必要だろうかと今回かなり悩みました。iPad miniだけでいいんじゃないかな。ということですね。行ってみた結果でいえば、マストではなかったように思います。ある程度の入力ができて、会社の環境に接続できるのであれば、ノートPCである必要はありませんね。miniちゃん優秀なので。次回はよっぽどでないかぎり、PC持ち歩き海外出張は止めたいと思います。

このようにPCで重量と容量が占められてしまうので、あまり持込み荷物をいろいろ持つことができなくて選択に苦労しました。結果、かなり厳選して、PC本体はもちますが電源は預けてしまったり、機内で必ず使うものしか持たなかったりしたのですが、今回まさかの帰国便接続不能で1日フライトが伸びまして、もう少し不測の事態に備えた身の回りの用意は持っておくべきだと痛感いたしました。。ホテルは手配してくれるのですが、チェックインされた状態のまま1泊する形なので、受託荷物は戻ってきません。ホテルには日本と違ってアメニティないですし、浴衣もないですからね。