天職の舞台裏

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天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

同姓強制は合憲との判断

最高裁判決出ましたね。裁判要旨では、

 夫婦が婚姻の際に定めるところに従い夫又は妻の氏を称すると定める民法750条の規定は,憲法13条,14条1項,24条に違反しない

とのことです。

判決文は、補足意見・意見・反対意見を含め30頁に及びますが、丁寧に書かれていて読みやすいので、報道だけでなくぜひ上記のリンクから原文に当たって読むことをお薦めします。

最高裁で違憲の判断が出るだろうと期待していたわけではありませんが(期待するには失望してきた期間が長すぎます(苦笑))、実際に読んでみると、グローバルでみると選択肢が広がることがずいぶん前から趨勢になっているにもかかわらず合理性があると判断される多数意見には説得力がないな、と思いました。

昭和22年当時は合憲であったが、その後の時代の流れの中で今や違憲状態となっている(とはいえ、これまで違憲という司法判断がなされてこなかったので、立法の不作為として国家賠償を認めるとまでは行かないので請求は認められないとの結論)、とされる岡部裁判官の意見(P15~P21)が最も納得感があるものでした。

それにしても、立法が取り扱う問題であるとされたとはいえ、現行規定に合憲判断が出てしまったことで、さらに選択的夫婦別姓は導入が遠のいたような気がします。残念です。

ところで、別姓シリーズ連載、本判決までに書き上げる予定だったのですが、出張に阻まれて書けませんでした。なんとか年末までに書き上げたいと思います(後3回分・・・)