天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

銀行窓口での振込

カナダ在住の中頃に現地銀行でオンラインバンキングが開始されまして、割と初期から利用してきました。

彼の地では銀行引き落としというのがほとんど普及しておらず、その代わりに小切手を使う(請求書を確認し、支払い金額の小切手を切って郵送する)ことが多かったのですが、それがオンラインバンキングで振込に変えることができ、大変便利だった覚えがあります。定期的な振込設定とかもできていました。

帰国後、日本の銀行でもオンラインバンキングが始まったため、同様にごく初期から利用してきました。カナダの銀行での機能と違ったところがずいぶんあり(期日指定の振込とか繰り返し設定の振込とかができなかった(今でもてきないものはあります)のが一番大きかったかと)、戸惑うこともありましたが、やっぱり自宅にいながら資金の移動ができるというのは利便性が高いものです。

いつの頃からかPay-easyも始まって、自動車税などもオンラインで納付できるようになりました。近年は、振込を銀行のATMですらやったことがありません。一方で、ゆうちょでの払込はまだ健在で、コンビニと併用できる場合が多いですが、口座からそのまま引き落とせるので通常はコンビニよりゆうちょATMを使っています。

さて、入試シーズンたけなわなのですが、受験料、学費などの学校関係の振込は、どうした理由か銀行の窓口指定で振込になっているものが多くあります。間違いなく記入されていることが窓口で確認してもらいたいのかな、と思いますが、私立大学の検定料がコンビニでクレジットカードで払えることに比べるとたいそう不便です。

窓口は平日の9時〜15時しか開いてないし、混雑することも多く、昼休みでは完了しない可能性があります。本支店間でないと手数料が無料にならず、近隣にその銀行がないこともあります。

そして、近年は本人確認が厳しくなっていて、銀行窓口で10万円を超える現金の振込は本人確認書類が求められます。口座からであれば(口座開設時に本人確認が済んでいれば)不要です。

ということで、私立大学の一次納付金を某銀行の窓口に振込に行きました。私立高校の一次納付金は2万円だったのですが、大学って桁が1つ上がるんですね〜(悲)。とはいえ、後がない息子1号ですから、国立大の合格に賭けるわけにもいかず。。このため、10万円を超える窓口での振込になりました。ここで、この銀行には口座を持っていますので、面倒な本人確認を省くため、口座を介しての振込にします。

すると、窓口でそれをしようとすると、結局、口座から同額を引き出して、同時に振込をするという形になり、通帳と届出印が必要なのでした。キャッシュカードじゃダメなの?と案内の人に聞いたのですが、キャッシュカードの場合は50万円までならいったんATMで現金を出して現金扱いで振り込んでくれと言い張られましてガックリ。それじゃ現金の振込になっちゃうじゃないの。キャッシュカード見せれば本人確認になるわけじゃないよねぇ???

なんだか釈然としなかったのですが、要するに昔からのシステムで、窓口での取引は通帳と印鑑、キャッシュカードはATMという切り分けのままなのでしょう。ゆうちょでは窓口で暗証番号入力もさせてくれたし、ATMでも通帳だけで取引ができるんですけどね。最近は銀行印が通帳に載っていないので、どの印鑑が銀行届出印なのか分からなくならないのかしら?とか思いながら、もの凄く久しぶりに通帳と印鑑を使ったのでした。

ちなみにこの本人確認、本人でない(家族など)が出向いてやろうとすると、本人と出向いた人の両方の本人確認と本人が来ていない理由が必要になるとのことですが、学費などは生徒名義のため、例外として保護者のみの確認でOKなようです。

そうは言っても、息子2号の学費を振込に行く場合、2号と私の親子関係を証明するのは実は結構面倒なんだけどな、などと思ったことでした。家族の証明ってどうやら同じ姓であることと同じ住所であることで行っているようなので。正式に証明しようと思うと戸籍抄本が必要ですが、これって有効期間が6ヶ月なんですよね。親子関係は変動しませんが、親権者は変動する可能性がありますから仕方がないのですけど。

などと色々なことを思った振込でした。