天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

譜読み

シーズン始まりまして、本日は譜読みでした。

譜読みの効用というのは、昔のブログ記事に書いたことがありますが、今も特に変わっていなくて、全体の構造を把握して、個人練習の重点をチェックしたり、合奏での演奏構造上の注意点(他の楽器との関係とか)を早めに押えておくというところにあります。

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2回目以降だと、皆さんどんどん練習して上手くなってくるので自分だけウロウロそういうことができない(周回遅れで辛くなる)ので、いつまで経ってもヘタッピな自分的には最初の譜読みに参加するのが重要です。

全曲について譜読みしまして、それぞれ通した後で(一度に通せないので時々止まりつつ最後まで一応流すということですが)、冒頭に戻って少し練習して時間が来たら終わる、と言う形でした。

そして予告されていたことではありますが、リヒャルト・シュトラウスのドンファンがとても難しい(泣)。調性記号が多くて譜面面も難しいし、テンポが速くてさらに難しい。通常は弾けないながらだましだまし弾く(ふり)とかしながら流していくんですが、難しすぎるとそれすらできなくて、楽器を抱えて固まってしまう箇所があちこちにありました。。。

「みなさんまだ弾けてないと思いますが、その状態でもそれっぽく聞こえてしまうのがリヒャルト・シュトラウスのオーケストレーションの凄いところですね」などと楽団指揮者に訳の分からないコメントをもらってみんな大笑いしてました。

いやこれ大変だわ。。。と思って帰ってきたところ、参考動画を紹介されたので自分の覚えのためにも貼っておきます。「なんでこんなに簡単そうに弾けるんでしょうねぇ」というコメント付きでした。


Berliner Philharmoniker Master Class - Viola