天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

勉強の習慣

弁理士の会派では、毎年合格者にむけて合格祝賀会を開いています。口述試験前には、会派の主催で練習会を開催していることもあり、その練習会に来ていた合格者を中心に案内を出しています。以前は、受験生は、受験機関に通いつつ、自主ゼミをしていることが多かったので、地元の合格者はほぼ全員把握されており、祝賀会の案内も出すことができたようなのですが、最近は、ゼミに通わなくても、さらにはオンラインだけでも合格できてしまうため、なかなか全員にご案内するのが難しいということでした。

さて、今年は久し振りにこの祝賀会に顔を出してみました。今年の合格者は多かった頃から見るとずいぶん減少していて、約半数くらいでしょうか。それでも自分が受験していた頃から見ると3倍くらいではあるのですが。

慣れないことをしたせいか、ぎりぎりまで仕事で話をしていたせいか、名刺を名刺入れごと忘れるという大失態をしでかし、久し振りにお会いする方も、合格者でなくてもお初の方もいらしたのに、大変失礼してしまいました。大体名刺を持っていないとこちらから話しかけるのが難しいですね。

会派の方から何人も祝辞がありましたが、その中のお一人から、弁理士試験合格で得られた宝はもちろん1つは合格なんだけれど、もう1つは勉強の習慣です、というお話があって、ああなるほど、と思ったのでここに書いておく次第です。

勉強が本分の学生時代を終えて社会人になると、ともすれば勉強をしなくなってしまいます。仕事を継続してしていくためには、どんなしごとであれ勉強は必須のはずですが、明確なゴールを設定しにくくなるので、習慣が失われる傾向にあるのでしょう。

この点、試験の合格というのは分かりやすいゴールですし、難度が高ければ、毎日相当量のリソースを投入する必要がありますので、必然的に勉強の習慣が身につくわけですね。習慣化するためになにかの試験をゴールに設定してみるというのは1つの手段かもしれません。

それが分かっていたのかどうなのか、私自身もずいぶんそうしたゴール設定をして勉強してきたなぁ、と改めて思ったことでした。家族からは「ほとんど趣味だよね」と言われていますけど。