天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

アウトライナーに書き写しながら読む

Tak.さんの『アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術』で「アウトライナーで読む」手法を知ってから、色々と試してみています。

判決文をWordのアウトラインモードで読むのは自分的には定着しました。判決文の要約を作るとき、参考判例を読み流さずにちゃんと読んでおきたいときに活用しています。

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今回は、書くことについての書籍を何冊か、きちんと理解したい欲求があり、夏休みで時間に余裕もありましたので、自分でWorkFlowyに入力して読み込むことにしました。書き写し読みをしたのは、上記の「アウトライン・プロセッシング入門」の「2.3発想から文章化までをアウトライナーで行う」、『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』の第1部と第2部、「電子出版、独立作家の執筆・出版手法」の第一部の前半、「文章生活20年。現役ライターが初めて教える文章のコツ講座」の第一部の前半です。

すべて電子書籍(Kindle)で購入していますので、コピーで持ってくることもできたのですが、あえて自分で入力して読み込みたいと思ってやってみました。

自ら入力しなくても、テキストデータをアウトライナーに入れて構造化すると、読んでいるだけよりずっと理解が進むのは実証済みだったのですが、見ながら入力することで『筆写』の効果も得られるので、さらに理解が進みます。文体的に自分では決してそうならないだろうというところは入力に抵抗があるという発見もありました。特に四冊のうちの後ろ二冊は講演録なので、書き言葉と違うところもあって面白かったです。

ひたすら入力することになるので、もっと時間がかかるかとか、手に負荷がかかって耐えきれなくなるかとか思っていたのですが、さほどでもありませんでした。10時間弱をかけましたが、手首は無事。テキストをコピペしてマウス操作するよりよほど楽でした。それぞれ本一冊分全部をしたわけでもないからでしょうか。

味をしめた?ので、これからもちょくちょくやってみようともくろんでいます。特に、「アウトライン・プロセッシング入門」は、他の部分もやってみてじっくり味わいたいと思っています。

現在は、入力したアウトライナーを何度か読み返しているところです。理解した上で、自分で消化してどう活かしていくかはこれからです。