天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

WRMとのおつきあい

倉下さんの発行されているメルマガWeekly R-style Magazine (WRM)が、先日300号を迎えられました。

rashita.net

雨が降っても槍が降っても盆暮れ正月関係なく配信されるメルマガなので、きっと第1号は300週前なのでしょう。っていつ?と思ったので、まぐまぐにバックナンバーを見に行ってきました。

バックナンバーに収録されているのは、2010/10/4号が一番古いのですが、どうやらこれは第2号のようです。連載がみんなvol.2なんだもの。うーん、すると、2010/9/27が第1号なのだろうか。どうでもいいのですが、調べ出すと気になりますね(笑)。ちなみに、現在のWRMには発行日と第○号のNo.表記の両方がありますが、当初はNo.表記はなかったようです。いつごろ始まったのかな?

おそらく300号記念ということなのでしょう、先週の「のきばトーク」第10回は、ゲストも増えた4人のトークでテーマはWRMでした。その中で、倉下さんがWRM購読者であるゲストのお二人にいくつか質問されていたのを聞いて自分に翻って考えたりしたので、あ~、これ纏めておきたいな、とちらっと先週のまとめ記事に書いたところ、ご本人に捕まってしまったので(笑)、早速書いておこうと思います。適当に、質問形式にして。

(7/27追記)倉下さんご自身が、のきばトーク10に絡めてHonkureの方で記事を書かれていました(発見が遅れた)。

メルマガを300号も続けるコツ – Honkure

いつから読み始めました?

メールの記録を見ると、2014/5/25が一番古い配信日になっています。この日は日曜ですが、登録初月無料の特典で、3号分1度に配信されており、翌日2014/5/26の月曜に189号が通常配信されたようです。なので、正式に?読み始めたのは、この日ですね。いつの間にやら、2年が経過していました。びっくりです。

読み始めたきっかけは?

Evernote⇒R-style⇒WRMという割とありがちな?流れです。

2013年から2014年にかけては、タスク管理システムの構築に懸命になってまして、その中でEvernoteの再稼働がテーマに上がっていました。その参考書籍として、倉下さんの本を読むわけですが、本より前に検索してR-styleにたどり着き、膨大なEvernote関連記事を読み漁っています。

licensing.senri4000.com

上記の記事にも書いてますが、R-styleのEvernoteリンク集を結局全部読みまして、かなり古い記事も多かったので状況が違っていたりもしたのですが、相当助かりました。ここで倉下さんの文章にどっぷり触れることになり、R-styleは継続購読するようになるのですが、Twitterもフォローしだすと、どうも#WRM感想というハッシュタグが目につきます。どうやらメルマガがあるらしい、そして、感想を読んでいるとどうやらかなり面白そうだ、と。それでも半年ほどずるずる迷っていたのですが、5月にサンプルを読んで、やっぱり購読することにした、という流れです。

全部読んでますか?

この質問、「のきばトーク」でもされていたのですが、ゲストのお二人は、どちらも「ショートショート以外全部読んでます」とのお答えで、面白かったです。私は、現在の連載は全部読んでいます。これまでの連載で、いくつか途中で読まなくなったものはありましたが。

ちなみに、順を追って読みます。以下にも書きますが、「はじめに」と「エッセイ」が一番好きなのですが、全部きっちり順番に読んで、「エッセイ」で締めます。うっかり#WRM感想を先に読んでしまい、そこで書かれていたことに興味を惹かれてエッセイを先に読んだことがあるのですが、すっかり全部読んだ気になってその他の連載を読み忘れそうになりました。順番大事です。

いつ読んでますか?

月曜の朝7時に配信されますので、月曜の出勤時に読み始め、ですが出勤時だけでは読み終わらないので、昼休み、帰宅時と読み続け、たいてい月曜中に読み終わります。まれに月曜に読みかけで中断したまま忘れてしまい、火曜になることがありますが、それ以上に伸びることはないです。

なにしろ長いですから断続的に読みますので、メール本文を読んでいると中断したときに読んでいたところまで戻るのが面倒で、ある日epubリンクからiBooksで読めると教えてもらってから、とても便利になりました。メルマガ購読を躊躇していた理由にメーラーに溜まるのとメールという形が長い文章を読むにはあまり向いていないと思っていたことがあるので、この形式はとても嬉しいです。ハイライトもできるので、読み返すときにも便利ですし。

以前購読していたメルマガでは、図表等が多いので外部リンクへ飛ばしてPDFをダウンロードして読むタイプがあったのですが、これはどうも億劫なのとPDFで読むのがあまり好きではないのとで結局メルマガ自体購読を止めてしまいました(そういうものが複数あります)。全体を一気に読めて、でも読みかけたところに戻ってこられるのがとてもいいですね。iPhoneとiPad miniの両方で読むこともあるので同期してくれないかしらと思わなくもないですがそこまで長くないので許容範囲です。Kindleに変換しようとまで思ったことはありません。

ただ、gmailで受信していて、iPhoneでもiPad miniでもInboxアプリを使っているのですが、ここからepubのリンクを踏むとChromeに行き、なぜかダウンロードしても「iBooksで開く」が効かないことがあります。いつもできないわけじゃなくて、できたりできなかったりが数回続いたので面倒になってリンクをコピーしてSafariで開くようになってしまいました(普段はSafariはほとんど使ってないのです)。今再現するかどうかやってみたところしなかったので、もう大丈夫なのかもしれません。

どんなところが好きですか?

倉下さんは色々なタイプの文章を書かれます。私は倉下さんの書かれる(長い)文章が好きなのですが、どんなところが好きなのかといえば、丁寧に説明されていて、(通常スルーしてしまうようなところも疑問を投げかけたりされ、順を追って行かれるため、)途中にジャンプがないので納得性が高いし、考えさせられることも多く刺激的なところ。そして、それでいながら適度な雑味というか遊びがあるところ、でしょうか。あまりピュアに説明(解説)を重ねられると息苦しくなりがちなのですが、脱線があったり、息抜きがあったりして楽に読める、そしてその中に著者が感じられるところが心地よいのです。

そういう意味で、WRMでは、「はじめに」と「エッセイ」が一番好きですね。Biz Arts系と本棚が次点です。その他の連載ももちろん読みますし、悪くないですが、時に説明の純度が高まって倉下風味が低下すると厳しくなります。文体が重要なのかな?

創作系も楽しんで読んでいます(アリスはもちろん、ノートの話も面白かったです)が、これは、倉下さんじゃなくて他の作者さんが書いていたら積極的に読むタイプの作品かどうかはよくわかりません。同じ著者で色々なジャンルを書かれている作家さんだと、特定ジャンルのみ読むこともあるのですが、そこまでではない、かな。今まで月くらで買わなかったのは詩だけです(作者に寄らず詩というか韻文ジャンルが全般に苦手なのです)。

「#WRM感想」でツイートをチェックして、皆さんの感想を読みつつもう一度読み直すのも醍醐味の一つです。自分でもツイートすることがありますし、ツイートに書ききれないときは、ネタに頂いてブログの記事にしています。割と登場頻度高いのではないかしら。今週のQもよく考えます(全然ピンと来なくて考えてみないことも多いのですが)。

値段(1ヶ月340円)はどうですか?

難しいですね。当初購読を迷っていた理由の一つは「有料だから」でもあります。商業雑誌の定期購読はいくつもしているのですが、それよりも有料メルマガの方が購読を決定するハードルが高いように思います。相場感があるようでないからなのか、ある種の胡散臭さがあるからなのか。いったん購読すると止めにくい(整理するのに手間がかかる)ことも簡単に購読しにくい理由になるのかもしれません。

2年以上読んでいる今考えると、この先分量がぐっと減るとか、好みの文体の連載がなくなってしまうとかの事態がなければこの値段であれば買い続けると思いますし、3桁である間は値上がりしても特に躊躇なくそのまま払い続けるように思います。千円超えると考えるかな。

他にメルマガ読んでますか?

有料のものは今はWRM一本です。昔はほかにも3~4本読んでいましたが、読まなくなって、しばらく払い続けて、ようやくあるとき整理しました。無料のものでちゃんと読んでいるのは堀さんのLifehacking Newsletterと岡野純さんの純コミックスのカバー裏の2つです。岡野さんのは本当にカバー裏という感じでさらっとすぐ読めるのでなんとなく読んでしまう感じです。堀さんのは、読みでがあり、時流にのっていているため(ニューズレターですからね)、元気な時はとてもよいのですが、自分に元気がなくなると読むのに気合が要りまして、2~3通溜めてしまったりします。

過去に読んでいたメルマガ(有料・無料含め)の中で、今の話題やニュース、トレンドを扱う系統のものは、どうしても自分にメンタルな余裕がないとついていけなくなる時がやってきて、そのまま読まなくなってしまったことが多かったように思います。そういう意味では、私にとっては時流を追いかけるもの、解説してくれるものは、自分のペースで取りに行くのが良くて、向こうからやってくるのはあまり向かないのかもしれないと思います。

そういう意味では、WRMは私的メンタルに優しいです(笑)。圧迫系の刺激がほとんどないので、安心して読めますし、読むのに気合が要ることもありません。

要望は?

以前、epubのリンクがはじめめにの後に掲載されていたときはそこまでスクロールするのが不便で(もったいないので?冒頭からepubで是非読みたかったの)、冒頭にリンクが移動したときには小躍りしました。要望出そうかと思っていた矢先でもありましたし。

ということで?、「のきばトーク」でも出ていましたが、epubからリンクが飛べると大変うれしいです。リンクはたいてい無視するのですが(オイオイ)、どうしても見たい場合は、メール本文に戻ってジャンプしていますので、それこそスクロールは面倒なのです。

時々エッセイ特大号があるととても嬉しいです(これまでも大喜びでした)。ところで、エッセイのタイトルが「物書きエッセイ」に変わったのは何故でしょう?理由がどこかに告げられていたかしら?と思いつつ、質問もしないままに今に至っています。