天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

やりたいと思う気持ち

息子2号を見ていて感じたことです。

トランポリンの練習会で何人もの保護者の方にお会いしたのですが、大半の方が元々自分もモーグルをやっていた方々なんですね。

自分がやっていて楽しいから、子どもにもさせてみる、最初は自分の楽しみに子どもを付き合わせていて子どもにはそれほど大きな興味や関心がないかもしれないけれど、やっているうちに面白くなってくる、という構図でしょうか。

これは別にモーグルに限ったことではなく、サッカーの時もそうでしたし、楽器を趣味にしていると、親子でオケに入っているなどという話も珍しくありませんので、広く見られる傾向でしょう。

そういう我が家でも、夫がスキーが好きで、子ども達にも好きになってもらいたくて息子1号も2号も3歳から板を履かせてじっくりみっちり教えてきた歴史があります。囲碁もそうですね。私はそういう熱意がないので音楽方面に誘ったことはないのですが。

で、話を息子2号に戻すと、確かにスキーを始めたのは親の影響で、だいたいスキーはお金のかかる遊びですし、移動手段がないとそもそも難しい。子どもだけでスキーツアーというわけにもいかないので常に親掛りです(ようやく高校生になったので、今シーズンは友達とスキーに行くのを楽しみにしている息子2号です)。

とはいえ、モーグルを始めたのは、たまたまスキー場で遭遇したモーグルコースが面白かったかららしい。それでモーグルのことを色々調べてみて、道具を揃えたいと親に訴え、オフシーズンはウォータージャンプがいいらしいと聞きつけて、近隣の施設を調べて行きたいと親に働きかける。行ってみたら同好の士というか先輩が居て、色々質問して教えてもらう。トランポリンがいいらしいと聞いて、トランポリンカフェを調べて連れて行ってと親にねだる。体幹が重要らしいと聞いて毎日のように体幹トレーニングをする。挙句それまで夢中でやっていたサッカーよりもこちらがやりたいとなってクラブチームを辞める。

元々サッカーのクラブチームだって、自分で見つけてきて(仲良しの友人が通っていたからが大きいですが)、節目ごとに親に希望を言って通してきたという歴史があります。

モーグルは、競技人口がまだまだ少ないこともあって周りにやっている人もあまり見当たらず、2年ほど1人でひたすら練習をしてきた形になります(ひたすらというと褒めすぎで、グダグダしていることも多いのですが)。

昔に比べると、ネットで色々な情報が入り、トッププレイヤーの動画もふんだんに見られる環境がありますから、自分1人でもできることは多くなっているのだと思いますが、それでもやはり、息子2号は自分がこれをやりたいと思う気持ちがとても強いのだろうと思います。そしてそれに向かってなら努力ができる。その熱意の1割でも勉強に回せよ〜と思ったことは幾度となくありますが、そう上手くは行きません(苦笑)。