スマホと地図アプリのおかげで、よく知らない場所に行くときにも地図を印刷して持ち歩く必要がなくなりました。カレンダーに予定を入れるときに場所を登録しておき、そのリンクをクリックして地図アプリに飛び、ナビに従って最寄りの駅から歩きます。
しかし。ここに落とし穴があって、地図は分かるものの、自分がいまこの地図上のどちらを向いて立っているのか、目の前の道を歩き出したらどちらに進むのかがいつも分かりません。
地下鉄なら「★番出口から出る」までは調べておきますが、いざその出口を出たときにどちらの方向に進めばいいのかわからない。地上鉄道の場合はもっと困って、どの出口を出たら行き着くのかさっぱり、という状況に陥ります(目的地の案内には、★駅が最寄りまでは書いてあっても、◎出口から出るべしまでは書いてないことが大半です)。
地図アプリ上で自分がどちら向きに進んでいるのかが判明するのって、しばらく距離を歩かないと分からず、それも精度が良いわけでもないので、違うと判明してから正しい方向に向くのに手間取ることも多いです。
先日、駅から15分強離れた会場を猛暑の中歩く予定にしていたところ、真反対の方向に8分ほど歩いてからその事実に気づいたため、都合40分ほど歩く羽目になりました。あわや遅刻かと思いましたし、当然ながら大汗で辛かった。情けない気分になりましたし。
それにしても、正しい方向に進めることより間違った方向に進んでしまう割合の方が高い気がします(印象だけかもしれませんが)。世の中の皆さまはこんな悩みはないのだろうかとふと思い、朝ご飯の話のネタに夫に振ったところ、色々自分のダメダメな点が判明したり、対応策の案も出てきたので書いておこうと思います。
まず、どこの駅にも周辺地図があるはず。これを見つけるのが鉄則です。
(あ、そうなんだ?)
そして、その周辺地図と、地図アプリを照合しましょう。周辺地図は上が北じゃなくて進行方向になっていることも多いので(その方が直感的に地図上で右左を識別して歩き出せるからだと思われる)、その場合は、地図アプリを出したスマホを水平に持って回転させて、方向を一致させるとよいです。
照合できたら、地図アプリで表示されている目的地を周辺地図上に特定します(縮尺の関係で特定できなくても方向かう方向は特定できる)。すると、進み出す方向が判明するはずなので、これで逆方向に動くことは防止できるんじゃないかな。
な、なるほど。そんなことやったことなかったよー。周辺地図は見るようにしてますが、目的地がその上で特定できないことが多くて、「わかんないなー」となんとなく眺めて終わりにしていました(役に立ててない)。地図アプリと照合する発想が全然なかった自分にビックリです。
ただし、地下鉄の場合、改札を出たところに周辺地図があっても、出口を出たところに周辺地図がない場合も多く、地下にいるときに地図を照合しても出口に行ったときに方向が特定できないかもしれない。ここで周辺地図の写真をとって地上に持って行くのも一つの手だと思う。写した周辺地図と実際の情景を見比べて手がかりが得られるかもしれない。
地図で方向が特定しにくい場合は、ランドマークを2つ見つけると良い。街中なら飲食店が多くあるだろうから、地図アプリで検索して近隣のお店を実地で探したり、目の前に見える店の名前を地図アプリで検索して特定すると、今自分の向いている方向が地図上のどちらなのかが分かるよ。自分の方向が分かってないんだから、ランドマークは2つ見つけるのが必須です。
そうかー。ランドマーク見つけるのって下手で、うまく地図上と現実の照合ができておらず、ここでも「わかんないなー」と思って諦めて歩き出していたのですが、検索すればよかったのか!
そもそもさ、間違える頻度がそんなに高いんだったら、もっと頻繁に(5分も歩く前に)標識なんかと地図を照合すべきじゃない?歩くのが好きだから気にせずに歩き過ぎなんだって。
そうでしたー。今回気がついたのは、経路検索でなぜ到着時間が伸びるのだ?と思ったからで、伸びるからには既に遠い方へ数分歩いてるってことなんですよね。1分2分だと誤差なので気づかないし。その前に「〇〇橋」っていうのを通ったので、その時点で地図と照合すれば解決してたような気がします。orz
ということで、次回知らない場所に降り立つときには上記の地図照合を試してみたいと思います!