天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

本をどう読むか その2

続きです。電子書籍のデバイスはiOSデバイスでとして、では、アプリというかプラットフォームは何を基準に選んでいるのかについて。その1は以下からどうぞ。

本をどう読むか その1 - 天職の舞台裏

2019年1月現在、ラノベと漫画(個人的な楽しみの本たち)はBookLive!で固定されていますが、その他の本はKindleからApple Booksに移行しつつあります。

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楽しみ本用のBookLive

楽しみの本に関しては、日本の電子書籍プラットフォームがわんさか出てきた頃に、いくつか試してみて、操作性が自分の好みに合致したBookLiveに落ち着いた経緯があり、もう長いこと使っています。いっとき、角川レーベルだけがBookWalkerで先行発売されていた時期があり、その当時は一刻も早く読みたいラノベの新刊だけそちらで購入していたこともありますが(汗)、それも今やなくなったようなので、BookWalkerは今は利用しておらず、昔買った本を読み返す程度になっています。

電子書籍アプリの操作性で言えば、アプリ内から購入できるのは純正のApple Booksだけなので、そこは仕方ないにしても、本棚の作りが、あの本棚ライクに見せる形が嫌いで(表紙の雰囲気しかわからない。文字が小さくて読めないから選べない)、また、シリーズがまとめて表示されないと、特にラノベやマンガってシリーズの冊数が多いので、とっちらかって話にならない。この2点を早くから満たしてくれていたのがBookLiveのアプリでして、そこが気に入ってずっと使っています。お勧めも割とツボに入るものが多いし、新刊通知がきっちりくるのも気に入ってます(他でも変わらないのかもしれませんが、乗り換える理由が特にない)。

ブックライブ 漫画も豊富な電子書籍

ブックライブ 漫画も豊富な電子書籍

  • BookLive Co., Ltd.
  • ブック
  • 無料

また、初期の頃に、BookLiveには月額ポイントコースというのがありまして、毎月一定額をクレジットカードで購入するとボーナスポイントがついたんですね。これが当時のプラットフォームで一番お得、ということで始めまして、そのまま継続しています。2014年に制度は廃止されたのですが、廃止当時に登録があったユーザーにはそのまま変わらず提供されています。金額の変更などはできませんし、取りやめると復活はできませんが、強制終了されることもなくそのままズルズル継続しているようです。

私が利用しているのは月額2000円のコースで、これがボーナスがついて2250ポイントになります。1ポイント1円換算で使えます。だいたいこのプラットフォームでは毎月このくらいに収まるように使いたいな、というイメージでいます。月末あたりで残高がないと翌月に購入自体を延期することもあります。

ラノベや漫画は現在はここで集中管理ですが、かつては上記したようにBookWalkerにもあったり(同じシリーズでも散在していたり)、我慢できなくて先行発売される紙版も買ってしまったりして中抜けの巻があったりしますが、あまり気にしていません。紙の方は書棚の都合で処分することもよくあり、再読したくなったら電子版で再購入しています。物によっては紙で再購入してさらに電子で買っているのもあったり(大汗)。

プラットフォームを行き来するのは面倒だったり使い勝手が統一されないので煩雑という面もありますが、違う部屋に書棚があるのとは違い同じデバイスの中にはあるわけですし、電子でコンテンツが読めるという一点のみが重要であるため、まあよし、です。ほんの数回しか使っていないhontoのアプリの中にも数冊残っているような気もしますが、こちらは流石に年単位で開いていません。

Kindle

もともと電子書籍を読み始めたのはKindleからです。日本語版より英語の方が先だったかもしれません。Amazon.comとco.jpのアカウント統合とか悩んだ覚えがあります。

他に選択肢がなかったのでKindleで読んできたという経緯がありますし、セールが頻繁にあるので、特に毎日のセール情報はメールチェックして興味を惹かれるものはその場で買ってしまうというのが習慣になってしまっています(そして買ったまま忘れてしまうことも多い)。

とはいえ、Kinldeのリーダー側のUIはあまりよろしくなくて、読む画面はともかく、持っている本を一覧して選ぶところが貧弱すぎ。仕方なく自前で分類してコレクションを作ったりもしましたが、面倒で続かない。これはもう、検索して読むしかなく、眺めてこれを読もうかなぁというのは無理ですね。

この操作性が、Kindleをノンフィクション・ビジネス系の書籍に特化して使ってきた理由の1つかなと思います。ピンポイントで読むものならあまり支障ないのですが、シリーズが長かったりつらつら本棚を眺めて読むような楽しみ方がやりにくい。

逆に、BookLive側は、サイトの作りが煩くて、いかにも軽い本を選んで読んでくださいという感じなので、こちらで真剣な本を買おうという気になれません。概ねあるようなんですが、純文学のものですら買ったことほとんどないですね(そもそもあまり読まないけど)。

Kindleは、Amazonへのリンクがあちこちで貼られているのでそのままそれを利用すれば良いというのが一番の強みで、欲しい本にKindle版があればそれを買うという動き方になります。Googleで検索した場合にもたいていはトップにAmazonが表示されますし。ここで他のプラットフォームから買うにはもう一段自分でアクションをする必要があります。

ということで、これまでなんとなくで買ってきたノンフィクション系の書籍は大量にKindleの中に入っています。お勧めされてAmazonに飛ぶと購入履歴が表示されてあら持ってたのねとなって再読する(あるいは初めて読む)こともよくあります。

なお、その1に書いたように、数年前に、購入したKindle PaperWhiteは、当初の熱意は何処へやら、入用になって取り出すと毎回充電切れしている始末です。現在夫に貸し出し中・・・。

Apple Books

家族全員がiPhoneで、息子1号と私はMacもiPadも持っているという状況ですから、数年前にファミリー共有が始まったときに迷わず導入しています。Apple musicはそこそこ利用、アプリの共用がありがたい感じです。(とはいえ、これがありがたいのは概ね私と息子1号間の話で、息子2号と夫はあまり意識して使っていないようです)

なのですが、長らくこのファミリー共有に電子書籍が入っているという認識がありませんでした。もちろん、アップル純正の電子書籍リーダーの存在は認識していたのですが、当初は日本語書籍の品揃えがKindleとは比べ物にならないくらい貧弱で、操作性も特に良い感じもしておらず、検討に値しないという認識で放置していました(苦笑)。

そこへ、ごりゅごcastでApple Booksならファミリー共有でアプリと同じようにして電子書籍が読めるというのを聞いて、「え?!」「それなら息子1号と共有したい本をわざわざ紙で買わなくていいじゃない〜!!」と思ってすごーく久しぶりにアプリを立ち上げて見に行き、読みたい本を検索したりしてみたところ、品揃えもずいぶん豊富になり、使える感じになっていました。

ごりゅごcast

ごりゅごcast

  • goryugo & haruna1221
  • テクノロジー
  • ¥0

goryugo.com

iOS12になってiBooksから「Apple Books」と名称も変更されて大幅刷新されたようで、使い勝手も変わったということなのかな?「今すぐ読む」や「読みたい」があって当面読んでいる本については使いやすいです。まだKindleのようにたくさんの本が溜まっているわけではないので、コレクションは使っておらず、この辺りの使い勝手は不明です。

ということで、ほとんど紙の本を読んでいる夫にたまーに貸し出したい本もありますし、息子1号とは読んでおきたい本が共通することが多いので、基本これまでKindleで購入していた系統の書籍は家族共有前提でApple Booksへ移行することになりそうです。読書端末がiPadである関係で、サンプル読んでそのまま購入できる動線の良さもありがたい。

ただし、電子書籍の発売開始が全てのプラットフォームで同時ということでもないらしく、Kindleが先行することがやはり多いです。このため、発売直後くらいに探しに行くとまだ存在しないこともあります。とはいえ、そんなにすぐすぐ読みたい本ばかりでもありませんし、そもそも積読本も大量にあるので、落ち着いた頃に探しに行ってゲットして読むことが多いかも知れません。

価格的にいうと、Kindleの方がわずかに安いことが多く、また、しょっちゅうセールしている関係で安く買えることも多いのですが、共有第一ということでその辺は目をつぶってApple Booksへ切り替えることにしています。普通に検索してAmazonの中で電子版が存在することを確かめてからApple Booksで検索する、という流れになるのでふた手間くらい余計にかかっていて面倒ではあるのですが、仕方なし、ですね。

ということで、ここ1ヶ月くらいはすっかりApple Booksに移動してしまい、Kindleで新規購入はしていません。以前購入した本を読むこともまだまだ多いので(積読多いし)、Kindleアプリを開かないわけではありませんが。