天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

芸術鑑賞

4月の定期演奏会の日でした。土曜日に振替したので、開始が16時からです。その前に少し離れた美術館で開催中の企画展にも行ってみようと思い立ち、芸術鑑賞の1日になりました。

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絵を見る

絵心はさっぱりなくて、学生の頃は図工や美術の時間がとても苦手でした。最近、「線一本からはじめる伝わる絵の書き方」という本を見ていて、こういうのを授業でやったらいいのに、とか思ったのですが、どうなんだろう。役にたつと思うけど、美術とはずれるのかな?

線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法

線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法

絵画の鑑賞については割と好きで、企画展を探して割とよく出かけます。旅行先でも美術館に寄ることが多いです。とはいえ、どのような仕組みで絵が描かれているのかという素養がないので、印象に終わってしまうことが多く、不満があります。学生時代に絵画の鑑賞の手法もしっかり理論に基づいて教わりたかったなぁとか思いますが、実はあったのかも知れんないけど当時は興味が持てなかったのだろうと想像。今からでもぼちぼち進めていこうと思います。知るのは面白いですから。

careersupli.jp

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一方で、言語技術ても取り上げられる「絵の分析」(visual literacy)についても関心があります。自分の印象ではなく、絵に何が描かれているのかを観察し、説明する、その上で、絵の意味を考えて自分の意見を持つ、という流れになります。絵に限らず、文章でも音楽でもこれができるようになると、「良かった」「楽しかった」「素晴らしかった」を超えて話ができるようになり、話も弾むし、もっと楽しくなるだろうと思います。

全くこれまでやってこなかったので、練習が必要なのですが、いちいち展覧会で全ての絵にこれをやっていたら時間がかかって仕方がないので、時々じっくり取り組むようにしています。

「大学生・社会人のための言語技術トレーニング」で紹介されている絵の分析手法によれば、絵の分析は、以下の通りに進めます。この第2段階の細部の分析が、まだまだ訓練不足で難しいので、一所懸命やってみているところです。その場でやって見るのに加えて、図録を買ってきてやってみたりも。雰囲気だけ見たときよりも細かなところが見えてきて面白いです。

第1段階

絵を見て一言でどのような絵なのかを表現する。「〜のような絵」「〜を描いた絵」印象や感想は入れない。

第2段階

絵を分解して細部を分析する。大きい情報から小さい情報の流れで絵を見て、次の観点から分析する。

  • 設定(場所・季節・天気・時間)
  • 人物(性別・年齢・職業・出身・階級・容姿・服装・趣味・興味・思考・何をしているか・何を考えているか・何を話しているか・何を聞いているか・ないを見ているか・何を読んでいるか・何を感じているか)

第3段階

「タイトル」や画家の背景情報を考察する。

第4段階

分析結果を踏まえて、自分の考えを創出する。

  • その絵がどのような意味を持つのか
  • 背景にどのような意味が隠れているのか
  • その絵は見た人にどのような影響を与えるか
  • その絵が社会的に持つ意味はなにか

大学生・社会人のための言語技術トレーニング

大学生・社会人のための言語技術トレーニング

定期演奏会

以前のエントリに書きましたが、4月から1年間の定期会員券を買いまして、今月が1回目です。メインプログラムはモーツアルトのレクイエム。

モーツァルト:レクイエム

モーツァルト:レクイエム

  • アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団カラヤン(ヘルベルト・フォン),リップ(ヴィルマ),レッセル=マイダン(ヒルデ),デルモータ(アントン),ベリー(ヴァルター),モーツァルト,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,マイヤー(ヴォルフガング)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: CD
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舞台にほど近い正面の席で、音響もよく、合唱とソリストの歌唱がよく響いて聞こえ、生演奏の迫力がしっかり感じられて楽しめました。これまた歌唱付きの曲って昔は苦手だったのですが、オケで合唱曲を何度か弾いたら好きになりました。このレクイエムも一度伴奏で乗ったことがあり、舞台上で聞く楽しみを味わったのですが、よく考えたらちゃんと生の演奏会は初めてでした。音量の大小の幅が大きいので、ヘッドフォンから聴くよりも断然コンサートホールで聴くのがよいですね。

合唱団やソリストの表情もよく見える近さだったのですが、歌い手によって表情に随分差があるものだと思いました。楽器を演奏していても体の使い方には人によって差がありますので(踊るように演奏する方もあり、比較的静止して演奏される方もあります)、発声だけではなくてそれもその方の表現の一部なのでしょう。

そして、演奏の最中も終わってからも考えていたのですが、音楽鑑賞を「ああよかった」で終わらせないためには、何を分析したら良いのでしょうね?演奏を構成しているものってなんなんだろう。楽譜に書かれたものをどのように表現しているのか、という観点はありそうですが、難度高いなぁ。

要するに、演奏はそこそこ年数やってきたものの、理論面全く系統立てて勉強してこなかったので、語る言葉を持ち合わせていませんし、分析の道具が足りません。とりあえず、導いてくれる本を探しました。

1冊でわかるポケット教養シリーズ 楽譜をまるごと読み解く本

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  • 作者: 西村理,沼口隆,沼野雄司,松村洋一郎,安田和信
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2017/07/13
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1冊でわかるポケット教養シリーズ 形式から理解するクラシック

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ひとまずKindleで手に入るものを。