天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

さらば学習机

息子2号が高校入学時に宅内引越してから3年余り。残された2階の部屋は、息子1号一人の部屋になっているわけですが、息子2号がベッドから机まで一式新しく揃えたため(というか、移動するのが大変だったので新調した面が強いですが)、抜け殻のように、二段ベッドは下段が使われず残り、学習机が2つ並んだままになっていました。

息子1号は、学習机の一方に自作のデスクトップPCとモニタ2台を置き、もう一方でMacBookを使うという体制でここ数年過ごしてきていましたが、ついに最近辛抱たまらなくなったらしく、「俺はもっと快適な広い机が欲しい」と叫びまして、模様替えに踏み切りました。

大学院入試が終了し、少し余裕ができた今月、粗大ゴミの予約を入れて、学習机2つを処分し、さらにはあちこち故障していた椅子も入れ替えることに。組み立て式の机を買いに行って持ち帰った後、息子2号を動員して机の中身を処分(放置されていた昔のものが色々出てきたらしい。成績表とか通知表とかも・・・)、二人で2台の学習机を階下に下ろしていました。

机はどちらも抽斗部分がキャスター付きで動かせるタイプになっており、その分本体側の重さは軽くなっているはずなのですが、息子1号は「兄弟がいてよかったわ。一人じゃ絶対運べない。」としみじみ。動員された息子2号は、「学習机って小学生に必要なのこれ?重すぎる。普通に天板と足のある机があれば十分じゃない?」と半ば怒っていました(苦笑)。

小学生になる象徴としてのランドセルと学習机かな、と思いますが、確かにいわゆる学習机の形態が必要なわけではなく、勉強の習慣づけをする&自分の持ち物を自分で管理する練習をするためのコーナーはあった方がよく、それが家具のビジネスと結びついて結実したのが学習机の形なのだろうと思います。

親の側が意識しなくても、そこに学習机を用意すれば、机について宿題をやりなさい、と言うことができるし、やっているかどうかを見守ることもできる。ランドセルを収納し、教科書類を入れ替える場所として機能させることが容易で、家の中に子どもの物が散乱しないようにコントロールすることもできる。

また、今でこそ、色々な机の形が安価に提案されるようになり、それこそシンプルな天板だけに机を絞り込み、キャスターの抽斗をセットする、本棚の方に収納を用意する、などのバリエーションがありますが、昔はあまりそうしたものは選択肢として存在せず、ひたすら学習机の形であったような記憶があります。わかりやすい形、大量生産の形が時代とともに多様性が出てきたということですね。

では、こうした学習机はいつ卒業するのかと言えば、ずいぶん頑丈な作りなので、壊れたから処分するという性質ではなく、巣立つときに一緒にもっていくほどの有用性はないので処分するのが一般的なのかなと思います。

二段ベッドも同様ですが、子供時代に使っていたものを例えば大学入学にあたって一人暮らしをするときに引っ越し荷物に入れたりはしない。でも、引き続き家にいるのなら、使用に耐えられないようなことはないのでそのまま使い続けることが多いのではないか、と。

私自身を振り返ってみても、大学に入るときには机は置いていき、ちゃぶ台&こたつに移行しました(机を買うという発想はなかった。机高いし。)。息子1号の私大入学に備えて物件の下見をしていたときも、机は新調する予定でした。息子2号の宅内引っ越しも同様ですね。

学生の間は何らかの机は必須でしょうし、現在では椅子生活が普通になっているので、こたつやちゃぶ台よりもパソコンデスクかな、と思います。とはいえ、息子1号が物色していたゲーミングチェアの品揃えを見ていたら、ゲーミング座椅子とかゲーミングちゃぶ台とかローデスクもあったので、この辺りは好みなのかもしれませんが・・・。

ともあれ、机の下に敷くマットも同時に新調して、「机の下にもぐりこんでゴロっと寝られるようになった!」とか試していました。息子2号に「それはいらんわ」と言われつつ。結局、机をIKEAで安価にそろえて椅子の方をこだわってゲーミングチェアにしていました。まあゲームばかりしているわけではないでしょうが、長時間座って負担がかからない椅子という点では悪くないチョイスかな、と思います。

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IKEAの机がなんともぐらつくのでしばらく様子見です。。