今の勤務先に転職してきたすぐの頃、驚いたことの一つが、社員の皆さんが普通に
かしこまりました
を仕事上で頻繁に使う、ということだった。
自分の記憶では、前職も前々職でも、全く耳にしたことはなく（したがって、自分では使ったこともなく）、自分的には現代ではほとんど使われなくなったものと思っていた（時代小説の中で見かけるくらいのもの）ので、ひどく驚いたような覚えがある。
「かしこまりました」を使うような場面であったとしても、「承知しました」「了解しました」「承りました」「分かりました」など、同様の意図を表現するための言葉には事欠かないので、普通そっちを使うよね、という感じでいたわけです。
ということで、驚いたものの、そういうのって、企業文化というか、企業内の用語として定着しているのだろうと理解して、気にしないようになっていたのだけど、自分の使用する語彙になってはいなかった。
ここで、全然違う話として、ここ1年くらい？、iOSのメッセージでスタンプを使うことが増えていて（脇道だけど、自分はほとんどLINEを使っておらず、どうもLINEのスタンプは趣味に合うのが少ないという感じ（というか使わない割に有料のものが多いので検索もしていないから、なのだろうけど）、割と最近気に入って使っているのが、リラックマのアニメーション付きスタンプ。
これ、敬語なので、「かしこまりました」がちゃんと入ってる。で、承知しました、とか了解しました、などは逆に入っていないので、自然スタンプとしては「かしこまりました」を頻繁に使うようになるし、目にもするようになる。
と、数ヶ月過ごしていたところ、本日仕事上でちょっとしたお願いをされたときに、するっと自分の口をついて
かしこまりました
という言葉が出てきてびっくりしたのだった。これ、絶対リラックマの影響だと思うな〜（笑）。
自分の使用語彙にランクインしたんだな、と実感した出来事？だった。
