天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

転倒して膝を負傷

昨日のスキーの記事の終わりにちょっと書きましたが、大変気持ちよく堪能していたところに大転倒してしまい、最後に残念な結果になったのでした。

backstage.senri4000.com

とりあえず座っている分には大丈夫だろうということで、今後の通院も考えて、現地で病院には行かず、早く帰宅してかかりつけ整形外科が開いている時間に受診するのを優先しました。

ガンガン走ってもらって4時間ほどで帰ってきましたが、途中のトイレが大変で。身障者用スペースに駐車してもらい、多目的トイレに息子1号におんぶして連れて行ってもらいましたが、2回目の休憩時には相当腫れがひどくなってきて、片足で移動しようにも衝撃で激痛が。

かかりつけの整形外科へ

自宅で息子1号から夫に運転を交代し、荷物を下ろして息子1号に家のことを頼んで夫に連れられて整形外科へ。車椅子借りてなんとか院内へ。息子たちが幼少期からお世話になっているクリニックで、先生とも看護師さんたちとも顔なじみです(ちょっとバツが悪い)。

ひどい腫れのため、注射器さして出血を抜いてもらったところ(痛くて叫んでしまった)、脂肪分が浮いている(キラキラ光って見える)ので、これは靭帯や筋肉だけでなく骨にも傷がついているだろうとのこと。

レントゲンでは、膝関節のところがはっきり見えないものの剥離しているかもしれないという見立てでした(ここにはCTやMRIはないのでそれが限界)。翌々日夜に検査センターでMRIを予約してもらい、添木をしてもらい、松葉杖をレンタルして帰ってきました。それでも腫れがひいたのでずいぶん楽にはなりました。

宅内松葉杖移動

しかし我が家は昭和の戸建て3階建てを借りておりまして、バリアフリーとか全く考慮されていない作りです。トイレや階段にすら手摺りというものがありません。門扉から玄関までは5段ほどの階段、私の自室は2階。私はベッドじゃなくて布団で就寝しております。食事や入浴、家事は1階で、自分の作業や身繕い、在宅ワークは2階で行っています。

まずは松葉杖で玄関にたどり着くのに一苦労、玄関に座る(座ってちょうど良い高さになっている)と今度は立ち上がれないので、そのままずるずると階段まで移動し、階段で腕を使って1段2段と高さを稼ぎ、ようやく松葉杖で立ち上がることができました。このままとりあえず座って階段を上がり、2階の自室まで辿り着き、松葉杖は誰かに運んでもらい、自室では机に捕まって立ち上がり、椅子に座る、と。トイレの往復は松葉杖です。

とりあえず宅内移動はなんとかできるようになりました。が、松葉杖をついていると物を運ぶってできないんですね〜。やってみて初めてわかりました。そのために宅内をリュック背負って動くのも面倒だし着脱も危なっかしい。肩掛けのトートバッグならいいかしらと思って試してみましたが、ずるっと肩から落ちたりしてあまりうまくいきません。斜めかけバッグくらいがいいんだろうなぁ、しかし手持ちにない、ということで諦めて家族に頼んでいます。

しかし、例えば衣類とか小物とかカバンとか、目の前にない物を説明してその場所をさらに説明して持ってきてもらう、そして説明している方も置き場所が心許なかったりする、って難度高いです。。すべての持ち物を撮影して場所ごとにアルバム作って入れておけばよかったよ!とか思いました(もう少し物が少なくないと無理ですな)。

ビバ?!テレワーク

そんなこんなで1日が終わり、痛み止め飲み薬とテープを処方してもらったのでなんとか就寝。睡眠効率は良くなかったですが本人的にはそこまででもなく。翌日は普通にテレワーク在宅勤務(何しろ前日はスキーで有休取ってますので復帰せねば)、座っている分には頭は働くので実のところ仕事には全く支障がありませんでした。まだこの段階ではこの先どうなるか分からないためもあって職場の皆さんには特に状況の説明もしておりません。

翌日夜再診(また腫れてきたのでまた血を抜く・・)、翌々日夜に検査、4日目朝に検査結果を確認して必要に応じて病院を紹介すると言われてましたので、それまでの間は本当に普通に在宅テレワークしておりました。立ったりステッパーしたりで仕事することができなくなったので、卓上スタンディングデスクを撤去しステッパーと一緒に息子1号に貸し出しましたがその他は執務環境も変えておらずそのままで。

4日目は病院受診と検査で1日終わってしまったのでお休みにしましたが(待ち時間が何しろ長かったのでその間結局テレワークになってましたが。。)、5日目本日もまた在宅テレワークに復帰しておりました。後述のように入院・手術が決まったため、その旨としばらくオフィスに出られそうにないことも上司に伝えたところ、お大事にと言われつつ、

頭が元気なら何の問題もないから

と断言されたのでした。テレワーク環境完備になっているのは不幸中の幸いでしょうかね。

病院で診察と検査再び

4日目の朝、かかりつけに再診してMRI画像スナップを確認した先生は、「やっぱりだいぶ重傷だぞこれ。手術になるんじゃないかなぁ。ということで病院紹介手配するわ」と。そのまま朝一番で数キロ離れた市立病院へ。駐車場に面した出入り口から受付が遠くて遠くて挫折しそうになりましたが後から分かったことには出入り口のところに院内貸出用の車椅子が山と置かれていました。すぐにそこで借りれば良かったんだ〜。途中の検温検問?で車椅子と案内係を呼んでもらいました。

急患扱いだと言われてきたものの、紹介状を持っている「地域医療連携」の窓口も待ち行列たくさんで、ここで30分待ち、書類が整って持ち込み画像の取り込みをお願いし、整形外科の初診へ案内されてさらに1時間待ち、レントゲンとMRI画像スナップを見て、「骨挫傷じゃないかと思うんですけどねぇ。(あれ?ちょっと軽い?)。CT撮りましょう。」ここで、クリニックの簡易添え木からなんか最新式っぽい「ハイブリッドシーネ」に変更されました。包帯で固定するのえらい大変だったので、マジックテープ固定できるこれはかなりありがたい。

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もちこんだMRI画像がスナップを複数フィルムに並べた静止画だったので、3Dで回せるCT画像と異なり画像診断が難しかったようで、「今日時間あります?MRI撮り直しましょう」となり、なんと2日連続でMRI撮影になったのでした(昨日が人生初だったのに)。しかも予約なしで緊急扱いのため、入れるところで入れてもらう形なので「申し訳ないですが2〜3時間待ちになる可能性があります」と宣言され、お昼は院内のコンビニで購入してMRI待合で食べました。

で、レントゲン・CT・MRIと画像が揃ったところで、整形外科内の会議にかけて相談した結果、やはり関節部分の骨に問題があり、手術が必要、ただし、当病院には膝の専門医がいないので、連携先の大学病院から専門医に来てもらい、手術自体は当院で行います、ということになりました。

ここからわりと早くて、月曜日に再度レントゲン撮ってから再診、そのまま入院して火曜日の午後には手術になります、とのこと。それって術後はどのくらい入院が必要なんでしょう?と聞いてみましたが、かなり個人差激しいようで、

傷が落ち着いて、リハビリで松葉杖が上手に使えるようになったらですね。少なくとも、翌日退院、とかいうことはありません。

そうなんだ?とりあえず来週は1週間お休みのつもりくらいでいたほうがいいかなぁ、という心算になりました。

安静第一

そして、入院までの間は、「とにかく安静にして、膝を冷やしてください」とのことで、それってどうやるのかと問えば、

横になって、足をお尻より高い位置に上げて、膝にアイスノン載せて、ひたすらだら〜っとしてるのがいいです。

と若い担当医は身振りを交えて説明してくれたのでした。な、なるほど。

帰る道すがら、夫からの提案で、安静が重要なのであれば、1階と2階の行き来はやめて、できるだけ動くことが少ないように生活した方がいいだろうということになりました。無駄に広いリビングがありますので(昔は息子たちがサッカーをしていたが今や室内物干場になっている)、布団を下ろしてもらい、座卓テーブルに座椅子をセット、PCと書類ボックス、充電コーナーなども持ち込んで、執務環境を整えました。

確かに、座椅子の背を少し倒し気味にして膝の上にアイスノンを置いて過ごすとかなり気持ちいいです。腫れがまだ残ってるんだな、と。相当冷たいのにあまり感じませんから。三角筋で固定して、幸いアイスノン3つが冷凍庫に入っていたので、取っ替え引っ替え冷やしています。週末しっかり安静にしていてください、と念を押されたことでもありますし。

しかし、入院って、息子2号の出産以来(そしてそれはカナダだ)です。息子2号の入院の付き添い経験は豊富なんですけど。大体1週間くらいのつもりで準備して臨もうと思います。