入院した当初から、「手術の翌日からリハビリです」と、担当医にも看護師さんにも何度も繰り返されてきました。痛くても、痛み止め飲みながらでも早くからリハビリするのが大事なんですよ、って。
ベッド上安静を継続していると、エコノミー症候群のように深部静脈血栓になりやすいということで、早期離床が強く推奨され、弾性ストッキング(スリムウォークのような)着用やフットポンプ(エアーマッサージャーのような)も使われました。
手術当日はさすがにベッド上安静で、麻酔が抜けるまでは危ないのでトイレにも行けなかったですし、翌日も痛み止めや抗生剤の点滴がある間は大人しくしていたのですが、午前中からレントゲンとCT撮影に行き、午後からリハビリが始まりました。
また、術後は脚全体に包帯が巻かれていたのですが、翌日の回診で取り外され、傷口部分にテープが貼られただけの状態になっています。まだシャワーの許可は出ていませんけれど。
整形外科病棟と同じフロアにリハビリテーション科がありまして、担当の理学療法士さんが毎日迎えに来てくれます。30分1コマ設定で、前後合わせると所要時間45分くらいでしょうか。今週のメニューとしては、概略こんな感じでした。
- ハイブリッドシーネ(伸展)を外す
- 仰臥で右足首を前後に曲げ伸ばし(これが膝の裏に響いて激痛でびっくり)
- 引き続き仰臥で右膝をゆっくり曲げていく
- 引き続き仰臥で脚を伸ばしたまま上げる(補助有り)
- 座って両足を前の方に着いた状態から徐々に引いて曲げてくる
- 引き続き座った状態で 脚を曲げた状態から交互に伸ばす
- 平行棒の中を右足をつかずに往復する
- 松葉杖で右足をつかずに歩く(2日目から)
んで、日毎にそれぞれの角度が増してくるという感じ。今週の目標は寝た状態・座った状態両方ともで90度ということでした。来週は120度になるらしい。
ガンガン負荷が増してくる感じがするのですが、理学療法士さんの説明によると、骨折部分が直接体重がかかる部位でないため、早いのだそうです。確かに、痛みが出るところもずっと動かしていないので筋肉が痛いとかが多いように思います。まあそれでも動かすと膝のあたりに痛みが出たり腫れが出たりはします。動いていない時はずっとアイスノンでクーリングしています。
そして、補助具や荷重については、以下のようだそうです。
- 術後1日〜6日 ハイブリッドシーネ(伸展)右足に体重をかけてはいけない(免荷)
- 術後7日〜13日 膝装具(曲げられるもの)右足に体重の半分はかけられる
- 術後14日〜 膝装具(曲げられるもの)右足に体重をかけてよい
でも、「かけていい」というのと「かけられる」というのは違いますからね!
と理学療法士さんに言われた通り、その状態でのリハビリが継続になるのでしょう。術後9日での退院ということが決まりましたが、その後のリハビリ計画はまだこれからです。全治どれだけ?というのもまだよくわからず。
手術後の説明では、骨がくっつきだすのに1ヶ月、完全にくっつくのには3ヶ月くらいかかると言われたような気がします。