天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

2021年の働き方

昨年に引き続き新型コロナウイルスに翻弄された2021年。特にデルタ株が凄まじく、緊急事態宣言の発令・拡大・延長が続き、蔓延防止等重点措置も加えると、何も出ていない期間の方が珍しいような?印象でした。現在落ち着いているところですが、新顔のオミクロン株はどうなのでしょうか。

ということで、今年も、昨年に引き続き、勤務先ではテレワークが基本となりました。緊急事態宣言やまんぼう発令中は、全社でテレワーク比率を70%に、そうでないときは50%にするような指針が出ていました。この先仮にこのままコロナが終息したとしても、比率は変えないつもりのようです。

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ということで、激動だった2020年と比べ、ほとんど変化がなかった今年の働き方となりました。ただ、少し前に書いたように、ツールの入れ替えが現在進行中で、これによる変化は来年以降に出てくるのだろうと思います。

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フリーアドレス

今年の1番の変化は、オフィスの執務フロアのフリーアドレス化が完了したことですね。テレワークが5〜7割にもなるのに、フロアは従前のままというのはいかがなものか、で始まり、時々来るオフィスとして相応しいものにしましょう、というプロジェクトで、昨年開始され、管理部門が先行する、という話だったのですが、事業部門が入っている他の階は断念されてしまったようです。理由はよくわからず。。

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2月にはレイアウト変更実施予定で計画していたところ、感染状況が悪化して、荷造り作業をするために密になってはまずいという判断で延期され、実施は5月末になりました。

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当初色々まごついたところがありましたし、出社の機会が頻繁ではないため、慣れるのにも期間がかかりましたが、今ではすっかりこれが平常になっております。相変わらず固定電話が邪魔だなぁとか思いつつディスプレイ設置席に座ったりしておりますが、ひたすら会議の日は会議室を点々としているだけで執務机に落ち着くこともなかったりもしています。

毎日行くわけではないと、飲み物もコンビニでペットボトルを買ってきたりお昼休みにスタバでテイクアウトしたりで済ませてしまうことが多く、マグカップ1つロッカーに入れておいたけど使わない(洗って片付けるのも面倒だし)。書類ボックスを1つ残してあるのですが、そろそろ再度見直しをしてさらに処分した方が良いような気がします。今月の定例出社日にやろうかしら。

オフィス出社

そんなオフィスは、従前よりグッと明るくなって、これなら気分良く仕事できるから時々は行っても良いかな、と思えるようになりましたが、テレワーク率の関係もありますし、オフィスだと仕事しかできないし(爆)、マスク着用だと聞き取りがやりにくくて会話の効率が下がるのが難点です。

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10月のまとめに書いたように、私の出社理由は4種類でして、以下の通りです。

  1. 定例(取締役会当日の事務局仕事)
  2. オフィスでしかできない仕事
  3. 物理的なモノを移動させる
  4. その他

ということで、今年のオフィス出社回数はこんなんでした。

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比較のために去年と並べてみました。去年は3月がお試しで、4月から本格導入だったんですが、あんまり傾向は変わらないですね。平均すると月に2〜3回です。今年の6月出社の多さが目を引きます(ひたすら株主総会でした。。)。

法務部の出社シフトも昨年同様で、15人中1〜6人で出社(1〜2人くらいの日が多い)し、郵便物の処理やゴミ当番・掃除機当番・加湿器当番などをしています。が、監査部が配下に加わってわかったのですが、こちらはオフィス出社は0がデフォルトです。郵便物も社内の紙書類もほとんど来ないのでオフィスに来る用事が不定期にしか発生しないんですよね。びっくりしました。

在宅ワーク

基本的に昨年11月に書いたのと驚くほど変化なし、です。

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チャットツールで社内コミュニケーション、打ち合わせはツール内の通話か人数が多ければWEB会議。外部打合せもWEB会議。まあみんな慣れて、平常になっています。ただ、従前一緒に働いていたのがそのまま移行したのではなく、久しぶりに育休から復帰したら全然変わってた!という部下のびっくりもありました。

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同様に、この状況になってから中途入社を2人ほど受け入れているのですが、導入に少し手間がかかります(お任せしっぱなしですが)。最初の出社時にPC支給されますので、それを持ち帰ってもらって自宅の環境からVPN接続を試してもらうという物理的な環境構築が必要です。

また、何しろ同僚はほとんどが自宅にいるので顔を合わせる機会がありません。順番に出社当番を入れて、新しい人はしばらくオフィス勤務にして、ご挨拶方々仕事の説明をしたりとか、普段の打合せはビデオオフのところ最初の回だけオンにするとか工夫しています。私は全員面接しているのでカメラ越しには顔は合わせているのですが、先日10月に入った人とようやくリアルに対面しました(すっかりそんなことは忘れてました)。あ、そういえば、今思い出しましたが4月から部下になった監査部の東京勤務のひとりとは、いまだにリアルで会ったことがありません。

そして、私自身の仕事の進め方として、非同期コミュニケーションが大半を占める中、バッチ処理は無理になった、という発見はありました。(軽い)承認・確認が多い、ということで、集中作業中も軽く承認はするよっていう仕事の仕方をしないと回らない、ってことでございますわ。

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実務の指導をしている課長クラスからは、やはり席が隣だった頃は雰囲気を見て困ってそうなら声をかけるとかできたけど今はそれが難しいとか、人によっては相談するのを躊躇しがちなのだけれどそれを引き出す工夫がオンラインだと難しい、という話も聞きますが、それって本当に見えてたのかどうか怪しいと私などは思います。雰囲気見なくったって、どんどん声をかけて行けばいいわけで。それはまたそれで、こちらの意見を全部飲んじゃいがちで、とか。それはまた別の問題だろう、と。まあ何しろ、長く自分のやり方をやってきた人ほど昔は良かったじゃないですが、やりにくさを覚えるところはあるようです。

あとは、元々しゃべって整理するタイプの人っているじゃないですか。このタイプの人はもう、通話ばかりやりたがって、おまけに長い。出社のタイミングが重なると、ずっと喋り倒していて相手の迷惑を省みろ〜という感じになっていることがあります。本人気づいていないし、上司だったりするとなかなか部下側からぶった斬れないので大変そうです。こういうのもテレワーク適応があまりうまく行ってない感じに思います。

セミナー類は、春の緊急事態宣言明けごろに対面に戻したところやハイブリッド開催しているところも見かけましたが、基本は現在までWEBベースが多いですね。リアルタイム開催も、オンデマンド開催もどちらもあります。そして、去年はWEBに移行したのが大変嬉しくて、あれこれ参加してみたのですが、今年は自分が落ち着いたというか、一通り舐め終わったというか、去年ほどの回数はやらなかったかな。きっちり記録をつけているわけではないので(ほとんどが無料セミナーだし)、記憶というか印象ですけれども。

ツールの変更の後に

コミュニケーションツールの切り替えに始まって、メール・予定表ツールの切り替え、社内承認システムの切り替えまで、大々的な変更で、この先まだ数ヶ月かかります(最後が特に大変そう)。コミュニケーションツールは、さほど大きな変更ではない(やれることはツールが変わっても大きく変わっておらず、使い勝手の問題に帰着する)のですが、現在進行中のOutlookの導入は相当大きな変化になり、機能が豊富すぎ、これまでのツールからの変更点が多すぎとうい感じでまだどうなるやらさっぱり景色が見えてきておりません。

勤務先のテレワークは、今のところ在宅勤務であって、どこでもオフィスではありません。ちょっとカフェで仕事するってわけにはいかないし、ワーケーションを解禁しているわけでもない。一応、これらのツールの導入の目的には、働く場所の自由化への対応のようなことも謳われていたような気がするのですが、それには社内の制度も変えていく必要があるでしょうし、それほど急激に変わってはいかないのだろうな、と思っています。

個人的には、自分に快適な場所を選んで、気分良く仕事ができるようになりたいなぁ、という希望が常にあるのですが。

このあたり、来年の働き方がどうなるかという観点で、引き続き書いていこうと思います。