どちらの拠点でも秋が深まり、紅葉を楽しんで過ごした11月でした。しかし、この記事を書こうとして昨年の11月のまとめを読み返していて、ひたすらサザンカだったと書かれているのをみて驚き。今年の拠点1は月末になってチラホラ蕾が綻んでいるところがあります、程度なんですよね。昨年より暖かいってことかしら・・・。
今月は、拠点1滞在が19日(うち出張1日)、拠点2が11日と2対1くらいの割合になりました。オフィスと出張と簿記試験が飛び飛びの予定になり、スケジュールが多少組みにくかったかな、と思います。
今月の良かったこと
- 日商簿記検定1級を受験しました
- 拠点2で季節を味わっています
1. 日商簿記1級を受けてみて
7月から開始して、膨大な範囲に圧倒されつつ学習を進めてきました。
非常に練られていて本質的な講義や解説がふんだんに用意されている講座に巡り会えて幸せなんですが、いかんせんこれだけやっているわけにもいかず、その他の活動を縮小してなんなら仕事も縮小して取り組んで5ヶ月弱。残念ながら、一通りの範囲は押さえて知識の理解を進めたものの、定着が十分でなく、その状態で適用・応用のステージに進めたので効率が悪かったな、という振り返りになりました。
今から思えば、解答技法の講座にストレートに進むのではなく、定着のために初級確認テストをもう一度回すのがよかったのだろうと思います。とりあえず受験申し込みをしてしまったので、解けるようになっておかなくちゃ、と思ったのが間違いだったな、と。定着と応用って記事を昔書きましたが、当然これは仕事だけじゃなくて知識吸収型の受験勉強であっても同じです。
あわよくば半年で学習を終了したいという思いが強く出過ぎて、間に合っていない自分の現状に焦りが出て11月の前半は結構煮詰まっていたと思います。学習方法の誤りって、期限が迫っていると取り返せないんですよねぇ。そういう意味では、何度も受験のチャンスがあるというのはありがたいことです。やり直せば良いわけですから。
受けてみて改めて思ったのは、やはり、知識の定着のところが一番肝心で、応用というか適用というか、問題をその場で解くということについては、汎用のスキルが大きくて、遠い昔の大学入試に始まって国家公務員試験とか弁理士試験とかこれまで多くの試験を受けて結果を出してきた経験がストレートに生きるように思いました。時間をどのように配分するか、そのために解答の順番をどうするか、問題文の意図をどう読み取るか、解答用紙や問題文の与えられ方をどうヒントにして生かすか、など、「解答戦略」って意識しなくても問題を見たら自然に考えてしまいます。そして、試験本番って、頭が真っ白になる、という緊張のされ方をする方も一定数いらっしゃるようですが、それもないですね(まあここは年齢のせいが大きいんでしょうけど)。
ということで、直前期の本番当日向けアドバスって、あまり必要としないし、解答戦略を考えて、本番さながらに時間を測って過去問を解いてみる、といったことも不要だな、と思いました。その手の準備をするよりもしっかり定着をはかるのが最重要で、ここに尽きる。そもそも、試験に合格するのが目的じゃなくて、知識を吸収して実務をやりながら使いこなせるのが目標なわけですから、その意味でも当然ですね。迷いなく継続したいと思います。
2. 季節を味わう
拠点2を開設するにあたって、夏の暑さが厳しくないところに住みたいというのが一番だったわけですが、山や緑が常に目に入るところに住みたいという思いも強くありました。理想的には執務机から目を上げたら窓から木々の緑が目に入るとか、遠景の山が見える、とかですね。当初の物件探しの際、このあたりも考えて探してはみましたが、そこまでいくとほぼ別荘暮らしでして、交通の便とのトレードオフになります。
軽井沢に移住された方の話を聞いていても、そういうお家に住まわれていて羨ましいなと思う反面、車は必須です、という話がついて回るので、やっぱりそうだよねぇ、と思うのでした。私は車の運転はしますが得意でも好きでもありませんから、日常生活に車がないと不便を来すのでは困ります。この先特に歳を重ねていくわけですから、いずれ運転ができなくなることも考えるとさらにそう思うわけですよね。
ということで、交通の便の方を取りまして、結果、遠距離公共交通の駅から徒歩数分であり、街中ですから大抵のところに徒歩でいくことができるという環境になりました。その代わり、窓から見えるのは裏手に隣接しているお寺の建物の裏側だけです。
とはいえ、徒歩1分のところに川がありまして、この川沿いを毎日散歩していると、周りの山々が目に入ります。何しろ拠点2の街は盆地でして、山に囲まれており、高層ビルもありませんから、目を上げると山が見えるのは珍しいことではありません。歩いていても、スーパーの2階に上がる程度でも山の景色です。
秋が深まってきて、そこに遠くに見える高い山々の冠雪している様子が目に入るようになってきました。空気が澄んできて、遠くまで見える機会が増えたせいもあるでしょうし、雪が混じって綺麗に見えるので気が付きやすい面もあるのかも。
こんな感じで季節を感じつつ山や緑を味わうことがやりたかったんだよね、うんうん。と思いながら、毎朝、毎昼、川沿いを歩き、スーパー2階の無印良品イートインスペースから見える山の色合いを楽しんでいます。
盆地のため、周りには戦国時代には山岳城がいくつもあったらしく、城址が残っているところもあるようです。というのも最近少しずつ分かってきて、まだまだ探検が楽しめそうです。