天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

指示する・擦り合わせる

監査部長を任されて2年です。

そういえば、先日上司と食事をした時に、「なぜ監査部長回って来たんですか?」と改めて聞いてみたところ(なんか着任当時聞きそびれた)、「他に人がいなかったから」という身も蓋もない答えが買って来ました(大汗)。発令する方も、黙って引き受ける方もどうなんだそれ。

とまれ、当時の私は内部監査の実務経験はゼロですから、そこを買われたわけではありません。法務と監査は領域としてはそう遠くはないのかもしれませんが、管理部門だから程度ともいえ、総務よりは近いけど経理よりは遠いよね。

で、当時新しい仕事をしてくれと言われたわけではなく、元々あった仕事は継続、元々いた人員も継続(同時に1名増員、その後2減2増とかした)、ということだったので業容を把握するまで様子見しつつ最低限の承認をしてきた格好です。

で、まあようやく大体の業務が把握できたのと、6月末に部長退任することと、監査等委員会設置会社に機関設計変更することが重なって、同じようにやったまま手を引くのはまずいわな、と重い腰をあげまして、次の部長になる予定の現部下に引継ぎを開始しております。

しかしね〜、ちょっと放置しすぎたきらいがあるなぁというのが正直なところで、もっと早くからぐりぐり手を突っ込んでグリップするべきではなかったかと反省している昨今です。しかし時は戻らないし。

間に合うのか〜と叫びつつ、基本の組織運営を新たに作ること、今生じている環境変化に応じてすぐ足元でやるべきことを急ぎ準備しようとして打ち合わせの機会を増やし、具体的な作業の指示を飛ばしております。

が、しかし。これまで「足りていないけどまあこのままでも支障があるとまでは言えないか」とスルーして来たあれこれがここへ来て支障ありありになっております。

適切な組織運営ができるような形として、人員の配置(フォーメーション)、年間の取り組み方、実際の内部監査の進め方、これらの共有のやり方と標準化、経験の浅さを補うための教育などを一気に進めたいところですが、いちいち話が通じるようで通じないんですよね。。コミュニケーションを怠ったツケか。。。

いやそれ仕事の進め方の基本でしょ?と思うのって、一緒に仕事を進めて来たことがないとあまり共通認識として育たないのな、と思うのでした。ひとまず、アウトプットの形を示し、どこまでブレークダウンするのか指示し、やってみます、じゃなくてスケジュールを引けと繰り返し、、。

まあ立ち去るわけじゃない(担当役員として残る)ので、欲張らずに1年くらいかけて形にしていくことにするか、と始めて数回ですでに悟りつつあるのでした。。。

最近この手の頭の使い方をしばらくしていなかったので、そのせいで知恵熱が出ているのかもしれません。はい。