天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

iDeCoの中身

家計の状況や資産の管理が長年の積み重ねでカオスになっており、マネーセンスやチーム7%にもっと早く出会いたかったと思うことしばしばの昨今です。何をするにしても今からやるか?のため、いちいち考えるのに時間がかかる。

とはいえ考えないと老後はすぐそこに迫り、しかも長いことが想定される。ということで少しずつでも前に進めましょう。

今回は、iDeCoの中身というか投資先を見直そうかどうか検討しましたので、覚えのために書いておきます。

アセットアロケーションとバランス型ファンド

マネーセンスカレッジとその会員制サービスであるチーム7%は、アセットアロケーション理論に基づく「全世界投資」を基本コンセプトにされています。


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で、この中でも一番重要なのは、アセットバランス(何にどれだけの比率で投資するか)だと言われています。この比率は公開されておらず、会員制に入会すると、推奨ファンドとともに推奨アセットバランスが開示されています。ついでに管理アプリも用意されているのでその中でやっていけば手間要らず。

ゼロから始めるならそれでいいんだけどな〜、です。現状を矯正するのがかなり手間がかかります。

その昔、投資を始めた頃には、アセットアロケーションという言葉はなかったように思いますが、株式と債券は逆の動きをするから一本じゃなくて組み合わせてポートフォリオにした方がいい、ということは言われていて、それを自動でやってくれるのがバランス型の投資信託なのでお勧め、と言われたのをどこかしらで読んだ覚えがあります。

が、マネーセンスの考え方では、バランス型ファンドはあまりよろしくない、という。


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手数料についてはずいぶん下がってきていて、それはそこまで大きな支障にはならないものの、自分でバランスを選べないのが一番ダメなのは変わらない、ということのようです。あとは、教育的効果というか、バランス型って全部リバランスまでやってくれるのが良いところ、ほったらかしで良いのが売りなわけですが、そこまでやってもらっちゃうと、何に投資しているのか全然自分で自覚がなくなるのがよくない、という点も大きいようです。

私のiDeCoの投資先

勤務先の退職金制度は確定給付型だったので、個人型の上乗せはかなり前からできたのですが、仕組みがよく分かっておらず、手続きが面倒そうだ、で重い腰を上げてようやくiDeCoを開始したのは2021年の夏です。ようやく3年になります(遅)。

で、開始してもやっぱりよく分かっていなかったので、上記のような分散だけ考えて、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」一本で運用してきました。バランス型なので特に他を考える必要ないよね?です。大体1ヶ月2.3万円しかないのに細かくやってもなぁ、という気持ちもありました。

ということで、完全に推奨ファンドじゃないし、推奨アセットバランスではないわけです。さてどうしようか、というのが先週のまとめに書いた状態でした。

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いつまで拠出が可能なのか?

現在iDeCoは65歳まで拠出が可能です。

www.ideco-koushiki.jp

これを70歳まで引き上げようという動きもあるようです。

https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/001198619.pdf

この資料のP3に、以下の記載があります。

①iDeCoの加入可能年齢の引上げ
* iDeCoの加入には国民年金被保険者である必要があり、iDeCoの加入可能年齢については、①第1号被保険者(自営業者等)は60歳未満、②第2号被保険者(会社員・公務員等)は65歳未満、③第3号被保険者(専業主婦(夫))は60歳未満、④任意加入被保険者:保険料納付済期間等が480月未満の者は任意加入が可能(65歳未満)となっており、違いがある。
* そこで、働き方改革によって、高年齢者の就業確保措置の企業の努力義務が70歳まで伸びていること等を踏まえ、iDeCoの加入可能年齢を70歳に引き上げる。このため、2024年の公的年金の財政検証に併せて、所要の法制上の措置を講じる。

ちょうど、先週7月3日に公的年金の財政検証が発表されたところです。「所要の法制上の措置」はどのように講じられるのでしょうかね。。

60歳まで拠出だったらもうすぐ終わりなので見直しするコストをかけるほどでもないか、とか思っていたのですが、現行制度でも65歳までは継続可能でさらに70歳まで伸びそうだ、となると、自分が70歳まで引き続き拠出継続できるほどガンガン働くのかという問題は傍においても、見直しした方が良いかもな、という気がしてきました。

見直し方法

iDeCoは、中でのスイッチングができますので、現在の保有ファンドを推奨アセットバランスに従ってスイッチングすれば良いのですが、仕様として口数でしか指定ができないため、計算が煩雑になるようです。これを簡単にするために、一旦定期預金にスイッチングし、その後で推奨アセットバランスにする方法も紹介されていました。なるほど。。

一旦はもう面倒だからやめよ〜となりかけていたのですが、この記事を書くために動画をいくつか見直して、iDeCoのサイトも見て、年金部会の資料も見て、やっぱりやろうという結論になりました。頑張れ自分。

この先、9月ごろにNISAの証券会社変更手続きを申し込み、特定口座からNISAへの切り替え手続き、現在のNISA口座から新NISA口座への資金移動、とまだまだ続きます。。。28年夏には債券の償還がやってきます。これが終われば資金移動が完了するかな。