金沢ひとり旅 - 天職の舞台裏

株主総会が終わってお疲れさまモードになる7月は、慰労旅行に行きたくなる季節です。このため7月初旬に旅行していることが多いのですが、2拠点生活になってから拠点滞在との兼ね合いも考える必要が出て来たため、ちょっと複雑さが増したような。

今回は、夫の囲碁関係の予定と私のオフィス予定との合間を縫って計画しました。その都合で1日目はおひとりさま旅になったので、そのレポートです。

高速バスで別方面へ

拠点間を一人で移動する時は、高速バスを利用しています。拠点2からさらに別方面に出かけるときは夫と共に車が多く、１〜２度JRを使ったことがあるくらい。

今回、夫が連休に金沢で囲碁の集まりがあって出かけるというのに合わせて最終日に現地で合流することになりました。調べてみると、拠点2から高速バスが出ています。いつものバスセンターから各方面に出ていることはぼんやり認識していましたが、利用するのは初めてです。そして、調べていたら、バスチケットの購入先がいつものハイウェイバスドットコムじゃなくて発車オーライネットに飛ばされました。全国津々浦々全部のバスチケットを扱っているわけじゃないのね。

ハイウェイバスドットコム

KEIO DENTETSU BUS CO., LTD.
旅行
無料

発車オーライネット

KOBO Co., Ltd.
旅行
無料

やっていることは似たようなものなのですが（検索と予約、決済、オンラインチケットの表示）、微妙にUIが異なっています。どっちかにまとめて相互乗り入れしてほしいわ、と思ったのですが、どっちもできませんで、今のところ使い分けるしかなさそうです。

途中１箇所寄り道するせいか、普通に車で行くより30分弱時間がかかるようですが、それでも快適な旅でした。インバウンドの方々に囲まれてのバス旅（ほとんど満席でした）。これなら一人滞在の時に使ってみてもいいかな〜と思える程度には快適で、日帰りでも行けそうです。

まるごと奈良博

現在、石川県立美術館では、「まるごと奈良博」企画展が開催中（7月6日〜8月25日）。

北陸・石川が持つ、仏教への信仰が篤い文化風土を背景に、国宝8件、重要文化財93件を含む200件超の奈良国立博物館の至高の仏教美術コレクションをご覧いただき「まるごと」奈良博を紹介するものです。

ちょうどいいタイミングです。前回の金沢訪問では県立美術館は企画展がやっておらず、常設展のみで閑散としておりました。人気展らしく、そこそこの人出です。

そして、なんと「まるごと撮影OK」ですと。著作権関係もないでしょうし（古すぎる）、写真撮影で傷むような展示にもなっていないということなのでしょう。それにしても、最近は撮影OK展覧会が増えているな、と。全面OKは珍しいのですが、数点OKにしているところは多い印象です。SNS時代、ずいぶん様変わりしたものです。

仏像や絵巻物、経典の写しなど、解説も豊富でまとまりよく、楽しんで鑑賞できました。

この美術館、鑑賞の疲れに配慮しているのか、廊下やロビーに椅子の配置がふんだんで、それも背もたれ付きの快適なものが多い。座り込んでいる人も多くみられましたし、うつらうつらしている人も多かった印象です。はい、私も鑑賞後は仲間に入りました。ありがたい。

ルミュゼドゥアッシュ KANAZAWA

美術館の中にある洋菓子店。お昼時にかかってしまったので、もう今日はケーキでランチにしよう！と思って行ってみたところ（前から行ってみたかったお店ではあるし）、そういう方がたくさんいて待ち行列にびっくり。小さなケーキが多いので、２つと飲み物でランチにしている方が多かったようです。

うっかりしてコラボスイーツを食べ損いました。チェックが甘かったな。。たくさんあって迷いすぎ。でも美味しくいただきました。特にシュークリーム美味しかったな〜。で、私、やっぱりもうケーキはいいのかも（一生分食べたのかも）、という気持ちに。忘れないようにしないと。最近食べる度に思ってる気が。

兼六園散策

県立美術館、博物館、金沢21世紀美術館などが固まっているエリアは、金沢城跡と兼六園エリアと隣接しており、金沢に来たときはほぼこのあたりで過ごしています。香林坊やお茶屋街、近江町市場もいいけれど、わたし的には一度行っておけばいいかな、という感じで、以後はずっと広坂・兼六園を目指しております。今回も、金沢駅（バスもここに着いた）からバスで広坂へ（しかし、交通系IC使えなかった〜。北陸鉄道バス）。

ということで、県立美術館で奈良博展を見て、スイーツランチをし、その後ビデオシアターを鑑賞し（椅子が快適すぎて半分寝落ちしてた）、美術館のコインロッカーに荷物を預けたまま、向かいの兼六園に散策に行ってきました。前回は雪が残る頃だった覚えがあり、緑鮮やかな季節に来たのは初めてかも。