拠点1と拠点2を結んでいる鉄道の回顧展に行ったところ、すっかり懐かしくなり、たまには特急で移動してみるのもいいかも、と思ったのでやってみました。
予約と発券
上記の記事で、JR東海のチケットサービスがオンラインに対応していないとぶーたれております。JR東海って、東海道新幹線さえ良ければいいという姿勢が見え見えで、なんだかなぁという気分になることがよくあります。チケットサービスも、エクスプレス予約は随分前からありますし(Wikipediaによると、2001年9月開始。確かに、2001年の秋に帰国後、割とすぐに申し込みして使い始めた気がする)、非常に便利に使えているのですが、在来線は置いてきぼり感が強いです。
しかし、JR東海のFAQによると、在来線について、どうやら自前のWEB予約システムはないけど、JR西やJR東のシステムを使って予約することはできるようでした。
この記事を書くにあたってもう少し調べていたところ、2018年末に「来年からe5849(JR西の予約システム)を導入する」という記事を見つけました。私が知らなかっただけのようです。が、あまり周知されているとは言い難いような。。どうも西と東で少し取り扱いが違うような書き振りですが、何がどう違うのかはあの文章だけではよくわかりません。
ともあれ、やってみれば分かるだろう、と思い、ひとまず拠点2のJR駅で受け取りが可能なことを確認し、JR西のe5849に会員登録して予約しました。JR東のシステムは以前使ったことがあるのですが、どうも頻繁に使うわけじゃないせいか分かりにくくてあまり印象がよろしくなく、使ったことがない西日本の方にしてみましょう、という程度の選択です。
しかしね、予約のサービス名はe5489、それは「JRおでかけネット」というサイトに含まれている、そして、会員サービスの名前はWesterって、分かりにくすぎるよ>JR西日本。。
ともあれ、予約はあっさりできました。路線名には表示がありませんが、駅名で検索すると普通に出てきます。クレジットカードで決済し、電話番号を登録しておきます。これが発券の際に使用される仕組みのようです。
拠点2のJRの駅は、高速バスのバスセンターと隣接していてよく通るのですが、なにしろ利用しないので、窓口とか券売機がどうなっているのかあまりよく理解しておりませんでした。特急の発着時刻近辺になると旅客で溢れている印象しかなく(汗)。
窓口発券だと面倒だなぁ、と思いつつ、とりあえず行ってみたところ、指定券券売機が1台ありまして、受け取りメニューの中にe5489も並んでおり、そこから入っていき、決済に使ったクレジットカードを入れ、電話番号の下4桁を入力すると、予約番号が表示されるのでそれを確認し、進んでいくと切符が発券されました。
どうも新幹線のエクスプレス予約に慣れているし、高速バスも同様なのですが、オンライン予約してチケットレスで乗車するのが自分的にデフォルトになっており、事前に発券するとどうも急な事情の変化とか予約変更への対応がやりにくいような気がして、事前発券がなんとなく嫌な気がしていたのですが、よくよく考えると、もともと新幹線のように頻繁に出ているのなら直前に変更したくもなるのですが、1時間に1本弱くらいしかない特急などではあまりそんなことも考えにくいんですね。
ともあれ、2日前に事前発券しました。
旅感と移動感
特急車両は窓が広く取られており、また、この路線は山並みの中ほぼ川沿いを走っていくため、風光明媚で知られています。
ということは、日のある間に移動しないと意味がない。普段の高速バスでの移動って、割と夕方から夜にしていることが多いんですよね。一通りのその日のルーティンをこなして(洗濯したりとか)、翌日に響かない程度の時間に移動先に入れるようにするのが快適で。今回は、いつもの高速バス移動時刻の2時間前出発にしてみました。
北から南に移動しますが、川の右になったり左になったり(何度も橋を渡る)するのでどちら側に座ってもよし、という情報も事前に得られたので、西陽が当たらないように東側に席を取りました。天気に左右されるよな〜と思っておりましたが、ここ数日の局地的な雷雨はあったものの、あまり影響を受けずに走ることができました。
車内には無料の(セキュリティがかかっていない)Wi-Fiサービスがありましたが、なにしろ山の中を走っている列車のため(トンネルも多い)、どうも細いらしく、メールの送受信程度は問題なかったのですが、会社のTeamsやOutlookに入ろうとするとタイムアウトエラーになってしまいました。残念。
車窓から緑を眺め、温泉地から乗り込んだ家族づれに囲まれて移動していると、自分もお休みで旅行しているような気分になります。普段の高速バスだと「移動している」感じが強く、あまり旅っぽく感じられないのと対照的で面白いな、と思いました。たまにはこんな感じも悪くない、です。
使い分けは
使い勝手も思っていたよりは悪くなく、気分よく非日常的な中で移動ができるということで、これはこれでメリットあるな、という感想でした。
とはいえ、料金的には、バスのおおよそ倍額かかります。頻繁に移動する中で全部コチラに乗り換えるにはちょっと高い。各季節に風景を楽しむために乗ってみる、程度がいいのかな〜と思ったことでした。
ということで、次は紅葉の季節でしょうか。