天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

10時間の取締役会

事業子会社の取締役会開催日でした。私自身は親会社側の役員ですが、事業の動向を知るため、中核子会社の取締役会は、そちらの役員を退任してからも引き続き陪席しています。最近は、取締役会はリアル開催の方向に振っていてみなさん会議室参加(ただし2拠点)が多いのですが、陪席ということでWEB参加にはしていますが。

組織再編の発効を来期はじめに控えており、再編後の組織体制をどうするか、それを考えるためには現状の事業の課題との関係でどう処方箋を書くか、といったところが当然ながら大きなテーマです。毎度の当社ペースで遅まき(ギリギリまで粘る傾向ががが)ですが盛り上がっていて、定例会議以外にも役員でのミーティングや機能ごとの分科会を開いたりもしています。

そんな中での取締役会は、ここ数ヶ月長時間化傾向にあり、元々13時開始で17時終了の予定のところ終わり時間が20時とかになってきたので開始時間を昼休みの12時にしたここ2回ほどでしたが、今回なんと12時開始で終了が22時過ぎでした。

シャンシャン決議の取締役会が良いとは思いませんが、全ての議案に細かくダメ出しをして各役員に意見を求めてそれをまとめて宿題を出すということをやっているとそりゃ相応に時間がかかります。それってここでやる話なの?的な細かさだったりするわけですが、ではどこでやっておけばいいのかというのもなかなか難しく、たまたま議案も多かったり興味関心の方向と合致したり擦ったりしていると想定していたのとは異なる観点から質問が飛んできて、すると用意がないので調べたり分析したりするのに時間がかかるという構図になります。

そもそもそうした想定外の質問についていけない責任者がよろしくないということは言えるんでしょうが、これまで言われたことがなかったことを問われると詰まるというのはありますし、全方位的に把握しているって自分がプレイヤーの頃からの専門領域でようやくその域に達するかどうかという感じだと思いますのでなかなか難しい。

これを受けて事務局は、これが続くのはまずいということで、午前中から丸一日の開催にするべく関係者のスケジュール調整に着手したようです。午前中も別の子会社の取締役会があったりするんですが、まあそれをどこかに移動させるんだろうな。。

WEB会議の便利さで、親会社の取締役の面々も希望すれば陪席可能となっていて、社外も含め3人ほど参加されており、みなさん最後まで聞かれていて逆にびっくりしました。私としても途中で抜けたいくらいでしたが抜けてしまうと現在の関心の先が見えにくくなることが分かっているので仕方なし。

しかしこんな調子でそろそろ来期の事業計画策定プロセスが始まるのですが、ちゃんと決まるのだろうかという一抹の不安が。

それは置いといて、私自身は自分のミッションを粛々と進めますです。はい。