3月11日に申請した介護区分の変更申請の結果が届いたのが4月22日、狙い通りに要介護2が降りまして、大変ほっとしました。
この記事にも書いておりますが、要支援の1と2は「介護予防」の位置付けで、地域包括センターが提供しているサービスの利用、要介護1〜5は実際に必要となった介護サービスを提供するにあたり、ケアマネージャーの選任が必須で、ケアマネさんに介護計画を作ってもらい、それに沿って各種の介護サービス事業者さんにサービスを提供してもらう形になります(私の理解ですが)。
サービス利用価格も要支援と要介護で仕組みが異なり、例えばデイサービスの利用だと、これまで要支援では曜日指定の上で月額固定金額だったものが要介護になると1回ごとの利用サービスで料金(単位)が決まっており、利用実績に応じて計算されて支払われるということのようです。
ともあれ、要介護2で使える目一杯まで使って、デイサービスを増やす方向で介護計画の立案をケアマネさんにお願いし、並行してサービス担当者会議の設定をしてもらいました。
なお、前回のサービス担当者会議は、要支援2の更新の際に任意で開いてもらった2021年の11月でした。
サービス提供事業者さんたちの顔ぶれ
利用している介護サービスは、これまでと同様で、ヘルパー(家事支援)、訪問看護+リハビリ、デイサービス、福祉用具(手すりのレンタル)です。皆さんに集まっていただき、総勢7名。ヘルパーさんの責任者と新しく入る担当さん、福祉用具さんから2人だったりして和室にテーブル2台セッティングして座布団を敷き詰めました(母は座面低い椅子に)。
母の状態の変化と提案やお願い
ベッド
父が亡くなる前に寝室を1階に変更し、その部屋に耐震を入れるとともにダブルベッドを入れました。直後に母が圧迫骨折になったり数ヶ月で父が亡くなったりし、ダブルベッドはあまり本来の機能を発揮しないままに現在に至っているような状態です。そして、購入するときに高さの設定を高くしすぎた反省がありまして、腰の悪い高齢者が就寝・起き上がりするには高い。
それを補うために手すりのレンタルをしていて、つかまりながら起き上がっているわけですが。
まず到着された福祉用具さんから、電動ベッドのレンタル導入をお勧めされました。高さの低いものの方が転倒の危険が減ること、もし落ちた時の衝撃もだいぶ違うこと、足のむくみについても足の方を上げておくことで改善する可能性があること、などの利点があります。ベッドは引き取って処分したり預かったりもしてくれるらしい。なるほど、部屋も広くなりますし、それは魅力的です。
一方で、玄関にも手すりと足台のセットのレンタルをしているのですが、動線から考えると壁側に手すりを工事設置し、足台はホームセンターなどで購入するのが良いのではないか、そうすることでベッドの手すりと玄関の手すりレンタルを電動ベッドのレンタルに置き換え可能になるかもしれない。
このあたりは、以前に玄関外に手すり設置などで補助金使っているのでその残額があるかどうかとか工事費用のお見積もりなども出してもらえることになりました。
見てもらえると色々実地で提案してもらえてありがたいです。動線の点は、外歩きも付き添ってもらっている訪問リハビリの先生からも助言をもらいました。
4点杖もお勧めされました。レンタルだけでなく介護保険を使った負担割合での購入もできるようになったらしい。ほとんど使うシーンがない(歩行リハビリはシルバーカー、通院時は駐車場から院内くらい、買い物に行ってもカートを押す、家の中はどこかしら伝い歩き)のではありつつも、一度お試しで使ってみるのはアリかも、とのリハビリ先生のご意見でした。
訪問看護師
訪問リハビリと訪問看護師の両方をサービス提供している事業者さんで、これまで訪問リハビリを週に2回、看護師の訪問を月に1回してもらっています。今の所この頻度で良さそうに思うけれど、薬の飲み忘れが多くなるとか、先日あったような体調不良で看護師の訪問対応が必要になる頻度が増えるとか、もう一段状況に変化が見えてきた段階では、看護師の訪問頻度を増やした方がいいかもしれない、との提案がありました。
その場合には、週にリハビリ1回、看護師1回にして、看護師の方でもリハビリ対応をやるようにするという方法があるそうです。サービス料金(単位)設定は看護師の方が高いため、そうなったらまた他を調整するなどの手当てが必要になってきますが、そうしたことも念頭においてください、とのこと。
実際、何かあったときに誰かいてくれてケアマネさんに連絡が行き、訪問看護師さんを手配してもらう、といったことが年単位では起こっており、これが頻度が増えてくるとその方が安心だよね、という話ですね。また、そういう時は家族に連絡取る前に対応してもらって構わない、ということも皆さんにお伝えしました。その場で即時対応ができることは稀なので。
洗濯と調理
ここ半年くらいですっかり洗濯と料理をしなくなっているようだ、というのが観察結果です。気がついたらやっていない状態が継続しているので、いつ頃からかはっきりしないし、本人の記憶がまだらなので、最近やれなくなってるよね、というと
昨日は天気が良かったから洗濯した。
とか
朝味噌汁作って食べた
などと言いますが、いや汚れ物そのままだし、とか、タオル変えられてないし、とか、そりゃいつの話だよ?といった状況です。それをヘルパーさんにも同じように主張するものだから、ヘルパーさんとしても本人に逆らって無理にするのが躊躇われ、結果掃除機かけて終わり、みたいな感じになっている模様。
週に2回ヘルパーさんには来てもらいますので、1回は洗濯を、1回は調理を最低限やってほしいこと、それを貼っておくので本人が拒否してもうまく言ってやる方向に持っていってほしいことをお願いしました。これから暑くなってきますし、面倒で着替えないと衛生面が心配ですし、調理ができていないとおやつばかり買って食べるし。。私たちが訪問しておかず作るのも限界があります。
何を作ってもらうのかは考えますが、基本は具材入りの卵焼きと具沢山の味噌汁、煮物ってところかな、と考えており、生協注文でうまく材料を揃えたいと思います。うまく回り出すところまで持っていきたい。
ついでに、週1回だった配食サービス(お弁当)を曜日変更しつつ2回に増やしました。
デイサービス
ヘルパーさんや訪問リハビリさんが1回あたり数十分程度のところ、デイサービスは一日中で、色々な行事や活動も企画してもらえ、他の人とも交流ができます。このため、見守りとしては最強で、これまで週2回の利用だったところ、できるだけ数を増やしたくて区分変更申請をしたという経緯があります。
母が利用しているデイサービスは古民家を改造した小規模タイプで、定員が15人(多分)。回数を増やしたい要望は認定が降りる前からケアマネさんにお願いして出してもらっていましたが、いっぱいです、という回答だったため、大規模事業所に切り替えようか、両方通うか、などと考えていました。
ところ、今週になってなんと「月曜日に空きが出ました」とのこと。渡りに船です。これで月・水・金の週3回デイサービスが実現。間隔もいい感じです。
これに合わせて、訪問リハビリさんを火曜と木曜に、ヘルパーさんを火曜と土曜に変更してもらいました。みんな受けていただけてありがたい。
デイサービスでは入浴もさせてもらえるので、もうすっかり自宅ではお風呂が無理になっている母としては、この先夏になっても週3回入れれば随分良さそうで安心。
デイサービスの担当者さんからは、以前に比べるとやはりぼーっとしている時間が増えているように思うし、以前はリハビリパンツ(紙パンツ)に抵抗があって失敗も多かったけど抵抗なくなってからは上手く行っているし、無理のない範囲で運動や活動にも参加されている。体調が思わしくなくて休みたいと言われることもあるが、その時にはどのような調子なのか聞き取りし、できるだけきてもらえるように勧めている、というお話しでした。
今後
本日の会議が金曜日だったため、明日土曜日のデイサービスはこれまで通り行ってもらうことにし、色々な曜日変更は来週からとなりました。祝日も変わらずサービスがあるのが基本で、訪問リハビリだけ祝日お休みになります。母の混乱を避けるため、カレンダーにひたすら予定を記入していたら真っ赤になってしまい、カラーペンを買い足そうという話をしたりしました。
課題として残っているのは、手すりと電動ベッドの導入のところで、見積もりを出してもらってからの対応になります。
使える範囲で目一杯組んでもらっているので、月によってははみ出しますが、その際は10割負担になってもいいのでとお伝えし、進めてもらうように。
ヘルパーさんにお願いすることを綺麗に書いてくることと、お願いしたいメニューの考案をしなくては。さて、次回行けるのはいつか。。