このところの暑さのせいなのか、はたまたまだ総会疲れから回復できていないのか、両方なのか、さらに他にも原因があるのか不明ですが、ともかくあまり体調万全とは言いがたく、何しろ眠い。
睡眠欲求と闘うのってほとんど勝ち目がないので、在宅ワークであることをいいことに、会議の合間に横になって眠れるようなら少しでも寝てしまいます(そしてチャットやメールで起こされる)。
この状態が1週間2週間と続いていると自分の生産性に疑問符がついてきて、多少気が咎めたりもするのですが、経験的に無理に仕事をしようとしても効率が悪いしそもそもいいアイデアが浮かばない。なので逆らわずに(闘わずに)降伏=眠るようにしています。
日常的に睡眠以外にも闘わない方がいいことは色々あります。
例えば食欲は睡眠欲と同様に生理的な欲求から発しているのでこれに逆らうのは多大な労力が必要。目の前に食欲として現れてしまったら、正面から闘うのはほぼ勝ち目がありません。なので、どうしてもこれにその場で逆らう必要があるのなら、食べ物を手近に置かないという解決策になったりします。面倒さと闘うのも大変なので、食欲と面倒さで闘わせて面倒さが勝つことを期待する感じ(わざわざ外出して食べ物を仕入れてまで食べようとすることはあまりない)。
でも、どちらかというと正面からの闘いに持ち込む前にそうならないようにしておくほうがよくて、睡眠欲求なら毎日ちゃんと必要量の睡眠をとっておく、疲れたときや体調が今ひとつの時は普段よりもしっかり・長く寝るようにする。
食欲については、栄養面を充実させる(炭水化物や加工品を多く取っていると食欲が増しがちで、タンパク質を増やすとあまりしょっちゅうお腹が空いた感に見舞われなくなったりする)、食べる時間を決めてしまう(12時間時間制限食おすすめ)。空腹を感じても食べずにいるとしばらくすると収まってくるのを経験して成功体験を積むのも良し。
何かに取り掛かるのに億劫な気持ちが邪魔している時もよくありますが、その億劫さに闘いを挑んでも大抵負けますし、闘う労力半端でなくかかるので取り掛かっただけで疲弊してしまったりします。億劫な原因がどこにあるのかできれば解明して、そっちを片付けるようにしたい。単純に眠いだけだったりすることも多くて、まず寝ろよ〜となったり。
何から取り掛かったらいいのかよくわからないので億劫(塊が大きすぎる)ということもあるし、やらなくちゃ、とタスクリストに入れ続けて毎日目にしている間にそのせいで(「今日もやらなかった」が積み重なって)ハードルが上がっていることもある。
この場合の対策って、シンプルに「やる」だったりすることも多いのだけど、実は「それって本当にやらなくちゃいけないもの?それも今、今日やらないとまずいもの?本当に本当に?」という問いを立てても良かったりはする。闘いから降りるのも悪くない。
お風呂に入りたくないというか入るまでが億劫で、という話もよく聞きますが(よく聞きますと言ったら本当に?という反応があることも含めてよく聞きます)、一晩二晩お風呂に入らなくったって死にませんよ。そこで闘うのやめましょうよ、という。その次に、いつも夜が億劫なら朝に切り替えるとか、髪を洗うのがどうしても億劫だというならもう洗髪に美容院に行ってくるとか、カットして切ることを考えるとか。
それでもやっぱりやった方がいい、という結論になったなら、やりましょう。シンプルに。それも、外堀を埋める(今日は準備をしよう)じゃなくて、いきなり本丸を攻めるのが吉。このタスクの本丸ってなんだろう?を考えつつ、手を動かしてみると案外すんなり進むことも多いものです。
なんにしても、始まる前に闘うのは勝ち目はないので、闘わない工夫を先に考えておくのがいいんだよね、などとつらつら思ったのでした。