天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

認知症の結果診断

先月初診した認知症外来、初診時に問診中心の検査と血液検査、その後MRI、これらの結果を踏まえた診察が本日でした。

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検査の結果

認知症の検査は、問診をしつつどんなものをするのか決めてやっていくようです。

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初回は家族もヒアリングをされていたので、母がその間にどんな検査を受けていたのかよくわからなかったのですが、今回の診断でカルテ画面を見ながら質問して説明してもらいました(紙の形の報告書にはしないと言われた)。

母が受けていたのは長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)とMMSE(ミニメンタルステート検査)という2種類の認知機能検査でした。記憶に関する設問が中心ですが、「手紙を折る」といった実行機能・作業を確認する設問も含まれているそうです。

結果は、HDS-R(30点満点)が15点、MMSE(同じく30点満点)が21点。HDS-Rは20点以下が認知症の疑いあり、MMSEは24点以下が疑いあり・20点前後がボーダーラインとのことで、どちらもはっきり疑いありのゾーンに入っています。

MRI(画像診断)

MRIではVSRADという解析ツールを使って海馬付近の萎縮度を数値化します。スコアが高いほど萎縮が強いとされ、今回の値は2.28。「年齢相応の変化はあるものの、比較的強い萎縮が見られる」という評価です。

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母は、2022年と2024年に脳外科クリニックを受診してMRI診断はしてもらっています(頭痛や眩暈の主訴があったため)。その際は2回とも年齢相応ですから大丈夫ですよ、と言われておりました。

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今回、2024年の時にもらった画像の印刷を参考になるかもと思って持参したのですが、それと比較してもそれなりの進行が認められるとのことでした。

血液検査

血液検査では、血糖値(HbA1c)がやや高め、中性脂肪も154〜155mg/dLと少し高い傾向でしたが、ビタミン類は正常範囲内で物忘れへの影響はなさそうとのこと。コレステロールは現在の処方薬を継続することになりました。

診断と今後の治療方針

これらを総合した結果、認知症の診断が確定しました。

新たに処方されたのはドネペジル(アリセプト系)で、脳内の神経伝達物質(アセチルコリン)の働きを強めるお薬です。意欲の向上や表情が明るくなるなどのポジティブな変化が期待できるとのこと。母の状態としては、無気力になっているとか表情が抜け落ちている、などということはほぼないのですが、波はあるし、疲れてくるとぼーっとしていたりということはあるので、改善が期待できるのであればよさそうに思いました。

処方は最初の2週間は低量から始めて副作用の様子を見て、問題がなければ増量という流れです。副作用としてはお腹が緩くなることがあるとのこと。ただ、離れて暮らしているので日々の変化を自分で観察するのが難しいのが正直なところです。そこで、実家に戻った際、デイサービスのノートにその旨を書いて、何か変化があれば知らせてもらうようにお願いしました。合わせてお薬カレンダーへこのお薬も追加。ちょうど2週間分のお薬カレンダーなので、ほぼ低量分が全部セットされた状態になりました。

ケアマネさんにも診断結果と処方の内容を翌日SMSで連絡しました。ケアマネさんからヘルパーさん・訪問リハビリ・訪問看護など他のサービス担当者さんたちにも共有してもらっています。在宅介護は一人でやるものではないので、関わってくださっている方たちに情報を揃えておくことが大事。ケアマネさんに連絡した際、ケアマネさんの方から共有しておきますね、と言ってもらえ、実家に置かれている連絡ノートなどに申し送りを書くのがデイサービス向けで精一杯だったため、大変助かりました。

生活上のアドバイスとして強調されたのは2点。安全な範囲での運動(足腰を動かすことが脳への刺激になる)と、一人で過ごす時間を減らして他者との交流・社会的刺激を保つこと、です。これは転倒して怪我した時にも医師に言われましたね。引き篭もると刺激が少なくなってどんどんやばくなる。サービス体制をしっかり敷いておくのがとても大事です。入れ替わり立ち替わり見守りしてもらえると、家族が同居して一日中一緒にいるよりよっぽどいいよね(多分)などと改めて。

次回の予定

次回は5月20日(水)、お薬の副作用チェックが目的です。問題がなければ、地域のかかりつけ医で継続処方できるよう紹介状を書いていただく流れになるそうです。専門の認知症外来に毎回来なくて済むようになるのは、通院の負担という点でもありがたいことです。

診断を受けて

数値を聞いたとき、「そうか、やはりそういうことか」という感じではありました。何しろこの1年半ほど、物忘れの進行度合いが激しくて、「年齢相応」だけではないよな、と薄々感じていたので専門機関を受診したわけですから。

とはいえ、同じアルツハイマー型認知症であっても、父の時とはずいぶん症状が異なるな、というのが正直なところです。年齢の差もあるでしょうが、いろいろな出方をするものなのでしょうね。父の時は何しろ方向感覚が致命的になくなってしまい、でも足腰は丈夫なのでどこまでも歩いていって戻って来れないことが多発して大変だったのです。。

母の場合、確かに物忘れは激しいものの、怒りっぽくなるとか、日付が分からなくなるとか、といったことはありません。繰り返し同じことを尋ねたり言ったりする、その場に一緒にいなかった人に自分が経験したことを思い出して語る・共有すると言ったことができない、などが特徴的で、モノの行方がわからなくなるとかなり困りますが(聞いても記憶がないので全く分からない)、日常生活は穏やかに送れているのが幸いです。

受診の後

母が患者本人なので、母に向かって一応医師の説明はなされるのですが、全く理解できておらず(というか聞こえていない)、医師の方もあまり熱心に語りかけるということもなく、私と妹に向かって話すようになってしまってました(きっとそういう患者さんも多いんだとは思いますが。)。母はそれでも特段気にならないようで、なんだったんだ?とか私たちに聞くこともなく、薬が増えたのも「ふ〜ん」という程度で、関心低い。拒否したり根掘り葉掘り聞かれたりしても困るんですけどね。

ともあれ、薬局でお薬出してもらうのにそこそこ時間がかかり、たっぷりお昼時になったので、久しぶりに母の大好きな回転寿司に行き、たらふくみんなで食べて満足しました。

実家での作業も定例とばかりに行いましたが、なんだかやっぱり疲れが出て、そこそこで切り上げました。前回から1週間経っていないので、作業すべき事項もあまりなく。

次回は定例訪問に戻りますが、さらに4月の実家祭りは続きます。次は不服申立手続きの方ですね。