レビューシステムの全体を、各段階でAIエージェントに手伝ってもらうプロジェクト(AI-Assisted Review)を進めています。

月のまとめ・四半期のまとめ
月のまとめと四半期のまとめをCoworkで実行し、こちらはそれほど支障が大きくなく進められた印象です。
うまくいった要因としては、月のまとめは週のまとめを土台に、個別記事を引用しつつカテゴリごとの所感を書いたりしていて、そのやり方やトーンを共有すれば、AIの方でさほど迷いなくできる、材料がブログの記事という形でそこにある(言語化された状態)から。(個別記事が少ないと苦労しますが。。自分で書いても苦労する)
四半期にしても、項目の立て方についての考え方はあるものの、やっぱり材料が全部ブログの中にあるという意味では変わらない。把握しやすい構造があるのだと思います。
とはいえ、これら2つも、期限が迫っている(というかオーバーしている)中で進めた初回であって、まだワークフローとして確立しておらず、記事としてもまとめられていませんので、4月のまとめを書いたら月のまとめのワークフローについても独立記事にしたいと思っています。
日記
日々の日記は、Claude Codeの方で進めています。CoworkでやろうとしたらMCP連携がうまく行かなかった経緯によるものですが、結局私はどちらもClaudeデスクトップアプリから実行しているので、あまり手触り感は変わりませんね。
いったん自分でやっていた日記を書くフローをClaude Codeで再現しました。
1週間ほど継続してみて(毎日あれこれ発生し、少しずつブラッシュアップしてメモリも更新したりして)、これは違うわ〜、となって、項目を変更したり、フローの進め方を変更したりもしました。
月のまとめより上に比べて、レビューピラミッドの土台に近い日記を書くところがでこぼこしたのは、材料の全部が一ところにまとまって言語化されておらず、私の頭の中の暗黙知に止まっている部分があったためだと思います。それをなんとかClaude Codeに共有してもらおうと、Afterタスクシュートの記事などを参照してもらうようにしました。
また、TREの方針を共有したり(Geminiと伴走中にGoogleキープに作っていた)、運動方針(ムーブリングの達成のための方針)も共有して分析の基準にしてもらうようにもしました。
自分の中では自然に行なっていることをAIにやってもらうには当然ながら外部化・言語化することが必要で、これまでは無意識だったので気づいていなかったということでしょう。ブログは記事という形にするのでそれが自然に備わっていて改めての苦労要らずとも言えるかな。
日記ワークフローは日々実行するので、フィードバックがかかりやすく、ブラッシュアップもしやすいです。
週のまとめ
上記のように、日記ワークフローはフィードバックループを回して洗練させていっている最中、という段階です。そんな最中に、W15の週のまとめの作成もClaude Codeにトライしてもらいました。今から振り返るとなかなか冒険ですね😆
そうじゃない!の分析
日記で発覚した、「自分の暗黙知が十分に共有できていない」問題が、週のまとめでは如実に出てしまい、
そうじゃない〜
となって、でも、何がどうそうじゃないのかをうまく説明できなくて、ドラフトを(大幅に)自分の手で修正。ワークフローとしては修正して公開したら上書きしてmdファイルに戻すのですが、比較検討のため、いったん上書きはやめて両方をファイルに残しました。
そして、数日後、上記の日記と同様に、日記ワークフローのブラッシュアップをしていたセッション内でClaude Codeに相談をかけました。
前週のまとめのセッションで、作成してもらったドラフトと自分の修正を比較してもらったんですが、自分で書くときの無意識の視点が入っているらしく、うまくそれを再現してもらいにくいな、と感じました。これまで自分で書いていた時は、TCC2のログから日記に凝縮させ、それを1週間分まとめて、かつ、その1週間に書いた個別の記事も材料として、また関連する過去記事も材料として、週のまとめ記事を書いています。単なるその1週間の出来事のカタログではない。これをうまく再現する、いい感じのドラフトを提案してもらって私の修正が大きくならない程度にしてもらいたいのです。
AIに手伝ってもらうのであれば、よく考えたらTCC2のログ自体を1週間分あらためて舐めてもらってそれも材料に加えてもらえるとより豊かになるのかもしれません。
これに対して、Claude Codeからは、まず現状の問題の本質として、
「自分で書くときの無意識の視点」というのは、おそらく(a) 何を大切にして日々を生きているのか」への照合軸、(b) TCC2ログが日記に凝縮される際に落ちている情報の2点ではないかと思います。
「何を大切にして日々を生きているのか」への照合軸
Afterタスクシュートの記事にある——睡眠・運動・食の三本柱を保つことで「ご機嫌な状態」を維持する、そのシステム全体がうまく回っているか——という問いへの答えを確認する視点です。これが週まとめの底流にあるはずですが、現在のメモリにはこの軸が明示されていません。TCC2ログが日記に凝縮される際に落ちている情報
日記Lookbackは1日の要約なので、時間の配分・体の実感・小さな偶然など、週の流れを読む上で重要な情報が落ちています。1週間分のTCC2ログを直接読めば、「この週は会議が集中した」「ウォークが取れた日と取れなかった日の流れ」など、週単位のパターンが見えてくる。
続いて、具体的な改善提案が。
TCC2週次ログを材料に追加する
日記Lookback・個別記事に加えて、1週間分のTCC2ログ(+主要コメント)も読み込む。凝縮前の生データから「週の流れ・パターン」を掴む。セルフケア分析(各日)を週単位で総括する
今週追加した各日のセルフケアフィールドを7日分並べると、睡眠効率・運動の継続率・食事窓の傾向が見える。これを「心身ケア」セクションの軸に使う。「何を大切にして生きているか」照合の軸を明示する
週まとめを書く前に「今週の自分は、ご機嫌な状態を維持できていたか。睡眠・運動・食の三本柱はどうだったか。ズレがあるとすればどこか」という問いをAI自身に立てさせる。これが各セクションの書き方の背骨になる。
この提案の後で、改めてW15のドラフトと公開版を比較してもらったところ、①他者の言葉を引用して「場面」にしている、②自分の発言と、それを聞いた自分の反応を書いている、③タスク化されていない体験が追加されている、④経緯の細部(紆余曲折や驚き)が追加されている、があり、これらは、TCC2ログを直接読むと補えるものと本人から引き出す必要があるものに分かれます、と分析されました。
次のステップとして、もう一度W15の記事を書いて検証しますか?と言われたのですが、ちょっとくどいなそれ、と思ってW16の記事で試すことにしていったん寝かせました。
W16作成で更新版を実行
そして、先週末のW16の記事作成のタイミングになったのですが、前週に何をやったか自分で忘れてしまったので、Claude Codeのセッションを開始した時に、概要をまとめて表示してもらいました。メモリ優秀。
【基本方針】
「何を大切にして生きているか」に立ち返り、ご機嫌な状態(睡眠・運動・食)を維持できていたかを照合軸に置く記事。【素材の4ステップ】(いきなり書かない)
- TCC2ログ読み込み — 7日分をAgentで処理し、週パターン・セルフケア総括を作成
- テーマ提示 — 各セクションのハイライト候補を提示、あなたが選ぶ
- 補足質問 — 選ばれたテーマについて「具体的な場面・台詞・経緯・内側の反応」を引き出す(TCC2ログでは補えない情報)
- ドラフト — 素材が揃ってから執筆
【素材ソース】
- TCC2の7日分ログ(get_taskchuteで取得、Agentで処理)
- Notion日記DBの7日分(Lookback・今日の三点・セルフケアフィールド)
- その週に公開したブログ個別記事
なるほどそうだったか、と思い出し、進めてもらったところ、ちゃんと各セクションのハイライト候補がABC提示され、材料として掬い上げられなかった何かがありましたか?という質問も随所に入っていました。
これらに回答した後でドラフトを作成してもらったところ、まさかの文体が常体(である調)に。「ち〜が〜う〜」となって、以前の週のまとめを読んでトーンや文体を揃えてと指示し、文体についての古い記事も読め、と指示。(何でも書き残しておくものだわ、などとしみじみしました)
文体を整えて(敬体にしてもらって)から個別に確認していきます。ここで、TREの方針を確認されたので、そういえば共有してなかったわ、と思い出し、Gemini伴走で作っていてGoogleキープに保存していた方針を共有(またしても、「何でも書き残しておくものだわ」と思いました)。
などと、やり取りをしながらドラフトに修正をかけて完成しました。だいぶ楽にできるようになった。Claude Codeにも、
今回初回試運転だったので、かなり細かく確認・修正が入りましたが、メモリに蓄積できたことでW17からはかなりスムーズになるはずです。
と言われましたので、W17で本当にスムーズになるのか確かめたいと思います。