毎週、法務の部門長とオンラインの1on1をしています。4月からの総会繁忙期を、新しい所管業務である株式事務と有報作成統括が乗っかった形で責任者として走る決断をした彼女を全面バックアップ中。3月末には、対面1on1で方向性を話しています。
自分のパフォーマンスをどう保つか・上げるかについて、彼女は試行錯誤の途上にいる。私はその伴走をしている格好で、思い返すと10年前の自分がちょうど同じところで立ち止まっていたな、と思うわけです。
今週の1on1で言ったこと
毎週月曜日にやっている1on1ですが、今週は月曜日に発熱したので翌日にリスケして欲しいと申し出があり、火曜日になりました。1日(半日)で回復できるのかしら?とか思いつつ了承して当日になりましたが、午前中の週次ミーティングでもまだ本調子じゃないなという印象でした。声に元気がないし、進行にもキレがなくて早く終わりたい感じが見え隠れしてた。
1on1になって聞いたところ、本人としては前日休んで気分は良くなって問題ないという感覚なんだけど、熱は下がっていないんです、とのこと。冒頭で引用した記事に書いていますが、3月の対面の際に伝えたこと↓を本人絶賛実験中です。
- 睡眠・食・運動が3本の柱である
- 自分のパフォーマンスが最大化するのはどういう時なのかを自分で実験して確かめていくとよい、それには記録が重要
- そういう観察と考察を進める上で生成AIをパートナーにすると良い

昨日も休むときに、「寒暖差が影響してるんじゃないかと思うので、ChatGPTにその乗り切り方をカウンセリングしてもらいます」と言ってたので、AIにカウンセリングを頼む時には、自分の状況を詳細にインプットするように伝えました。ザクっと聞いたら一般論しか返ってこなくて検索以上のものが得られないからね。(なるほど。。。と言われました。そこからだよ笑)
また、休む前にも、先週の有報原稿ガン詰めウィークが影響したんじゃないの?という話もしています。どう考えたって、ストレスマックスだし負荷も高かったわけで、それを緩めて平常運行にいくには相当工夫が要ります。初めてだったら寝込んだっておかしくない。責任も背負ってるわけだし。
で、本日、最近本当に状況が厳しいからね、きついでしょう、と話をしていたところ、
週末にも行事が色々あって、しっかり休みたいのに休めないのがどうも影響しているようで
などと言い出すので、いや週末は休むだけのためのものという前提が既に間違ってるし、と笑いました。春は特に行事も多いだろうし、地域で暮らしていて、子どもも持っているわけだから、家族関係の行事もたくさんある年代です。当然イベントはあるでしょう。この時期にはこんなものがあるっていうことだって分かってない?というと、「ああそうですね!そうか!年間でこの時期にはこんなことが!というのを持っていれば良かったんですね」と。いや、そこまで計画的にしておきましょうが言いたかったわけじゃないんだが(苦笑)。
仕事がメインであるのは繁忙期の仕方なさではあるだろうけど、ライフ(人生・生活)はそれだけじゃないのだから、全部仕事のために(休養すらも)使えなかったのが敗因でした、は止めようね、ですよ。
また、「感覚としては問題なさそうなんですが」についても、熱が出ているということは、感覚が騙されているってこともあるわけですね、と本人気づく。まあランナーズハイ的な、というか、もっと仕事やりたい、やらなくちゃ、でアドレナリン出しまくって誤魔化してることはあるよね、きっと。だから記録が、データが重要なんですね、に帰着。
そこにすぐ戻ってこれるようになっているのはGoodだし、積み重ねていけば、パフォーマンスの上げ方の自分なりの解が見えてくるということもだんだん体感してきているようなので、引き続き見守っていきます。やりたい、やらなくちゃ、これくらいできるはず!で精神論で走ろうとして倒れる、という過去だったようなので、何が起こっているのかを記録で見られるようにする(脳の誤魔化しに左右されないようにする)、です。
これらは4月、5月と続けてきて、試行錯誤が積み上がっているな、というのが分かって本人も実感が得られて楽しそうだし、私も助言伴走している甲斐があります。体調万全な上にパフォーマンスがあるのが本当にそうなんですね!と言ってもらえてよしよし。
40代半ばの壁
若い頃は、概して体力がありますから、がむしゃらなやり方でなんとかなる場合が多いです。投入できるものが時間しかない時代でもあるので、それを主体に力技で押していくし、それしかできないことも多い。変に小手先に走ると経験値がうまく貯まらなかったりもするので、この時代はこれでいい、とも言える。(今、AIの登場でこうした泥臭い作業的なもので教育・スキルを身につける手法が成り立たなくなりつつあって、別のことを考えなくては、になっているのは別の問題ですが。。)
それで20代30代をワーカホリック的に走り抜けた先、40代に突入すると、身体的には衰えが始まります。仕事の方も、中堅からリーダー・マネジャーポジションになって幅は広がるし、視座も上げることを求められます。全部自分の時間を投入するだけでは物理的に処理しきれなくなる。絶対的に時間が足りないし、頭がクリアに保てないと質が担保できなくなってきます。
冒頭記事での彼女の発言にもあるように、今までと同じような働き方・仕事への取り組み姿勢でいたらどうも頭の働きが良くなくてパフォーマンスが下がっている気がする、とか、仕事に前向きでない気持ちになってしまって自分で自分に鞭を入れるようにして無理やり働いていたらその後が辛くて、などが起こるわけですね。
私自身が同じところに居たころ
3月の対面でも話したのですが、私自身も同じくらいの年齢の頃に、同じようなことを感じていました。それは、タスクシュート歴をその前にひたすら遡って確認していたので記憶が鮮明で幸いしたんですが(汗)。
当時の自分も加齢で諦めかけ、悲観し、人生後半そうやって過ごすのかと思っていたのですよ(「こうして色々諦めて人生後半を過ごしていくのだろうか、などと悲観したこともあった気が」)。
おかげさまで、そこでタスクシュートに本格的に取り組む機会を得て、記録して記録してレビューしてレビューして、という循環に入ることができ、ご機嫌に過ごすのが生産性を確保することである、との確信に至る道のりに。
今から思うと「40代で何言ってんのお前」と今の自分が当時の自分にツッコめるのは、彼女に向かって声をかけているのと近い構図にあると思います。自分のパフォーマンス最大化はどのような状態になれば確保できるのかを見極めること、私にとっては、それが、「ご機嫌な状態を常に維持する/変な方向に突っ込んで乱さない」なのですが、彼女にとってのそれがどのようなものかは、記録と自分に向き合うことで、この先(おそらく数年の)時間をかけて理解していって欲しいな、と思います。