諸般の事情で、法務部門の最終承認者になってしまいまして。
ということは、契約検討依頼、法務相談のワークフロー、契約締結の稟議審査の全件に承認者として入るということで、話には聞いていたものの、月間3桁の件数があるということは、稼働日で割り算してもそれなりの数があるということなのでした(大汗)。
私自身の法務系の実務経験は知財法務に偏っており、契約検討の実務経験もライセンスや技術系の契約がほとんど。圧倒的に経験量が足らないので、上がってくる契約案件を見ても相場観が掴めず、斜め読みということができないので、担当者に案件の内容を報告してもらい、それに齟齬がないかを契約案やらコメントやらを確認し、それなりに納得ができたところで承認をするのが現時点の限界です。それだけやるにも1件1件もたついているのでひどく時間がかかり、あっという間に定時が来ておやびっくり。
本来は、もう少し上の視点に立って、契約や相談の内容から把握できる実態が、事業のスキームと外れていないか、事業部門の方向性と合致しているか等のつっこみをいれる程度は最低求められているのだろうと思いますが、早々すぐにできるなら苦労はありません。
幸い案件の数に事欠かない状況なので、まずは重点シフトを組んで、量をこなして自分なりに相場観を作りつつ、事業関係などの社内情報を仕入れることに励みます。とはいえ、知財からまったく外れたわけでもなく、今のところ割合平穏な状況が突然爆発しないことを祈るばかり。綱渡りだなぁ。。。