天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

家計管理

お金の管理が苦手です。

タスク管理とか時間管理の話では、理解を助けるための比喩として家計簿の話がよく出てくるのですが、その度に痛い思いをしておりまして。時間は万人に平等で増やすことは決してできませんが、お金はINを増やすこともできるため、INとOUTの組み合わせが多くて時間よりカオスになりやすい気がします。

結婚してからも四半世紀経つわけですが、夫婦二人共苦手なもので、一旦こうしようと決めて取り掛かるものの、時の経過とともになし崩しになり、挫折する、ということを何度繰り返したかわかりません。このネタは繰り返し過去のブログにも書いていて、「家計」とかで検索すると複数記事ヒットして、そのどれもが挫折系なのが痛いです。。

言うまでもなく、日々の支出の積み重ねが大きな結果を呼ぶので、ひたすら記録することが重要なのですが、これが本当に続かない。一番うまく行っていたのはカナダに住んでいた頃で、彼の地ではほとんど現金を使う機会がなく記録が容易だったこと(クレジットカードが主体、少額支出はデビットカードが普及していました)、1990年代後半には既にオンラインバンキングが用意されており、取引もデータのダウンロードもできたこと(これは、確定申告が全員必要で、そのためのインフラ整備という側面が大きかったように思いますが)、なにより通学していたとはいえ基本的には私は無職で余裕があったことが大きかったように思います。

カナダから帰国したときに同じシステムで継続しようとしたのですが、まずオンラインバンキングが同じようにはいかない、マネー管理ソフトが同じ機能のものが使えない。子どもがいてフルタイム復帰しているのに今更手間がかかる家計簿管理には戻れないということで、早々に挫折。

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その後もデジタルとネットワークで楽な方法を彷徨い、これなら行けるかもと思ってもやっぱり無理だったの繰り返しで来ていました。共同口座が作れなくてあちこちに分散している資金を管理することが必要で、無職時代を経たために今更別会計に戻れなくなってしまったことが複雑さに輪をかけた気がします。

そんなこんなで10年以上ずるずる来てしまったのですが、ここ数年はオンラインバンキングも普通になり、自動で取引情報を取得してくれるサービスもかなり普及して来ました。これなら行けるかも、と思った家計管理サービスをいくつか試してようやくマネーフォワードに落ち着いたのが2年前。

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銀行やカードの口座連携は時々覗かないと連携先でメッセージが出ていて取得できなかったりするのですが、それをのぞけば手間いらずでデータ取得してくれます。連携先の金融機関も順調に増えっているっぽい。ねんきんネットとかも連携できるようになっていて笑えました(資産の総額が水増しされた感があってどうかとも思いますが・・・)。

とりあえずはデータがあるものは放置しておいてもなんとかなるだろうと思いつつ、やっぱり現金支出の記録が滞りがちになり、振り返りをせずにいたら残高の管理がうまくいかず、時々見ると不一致が数万円単位になっていて嫌になってしまう、という繰り返しを何度かしていました。よくよく見ると、カードの明細取り込みも、店舗名が基本なので、「イオン」とか言われても、何に使ったのか後からみていては分かりません。。

という状況下、最近になって、このままいくと老後が危ないということが発覚しまして(そりゃそうだ)、重い腰を上げて老後の見通しを付ける活動に励むことになりました。具体的には、過去1年分の明細を整理して収支をみること、現在の資産総額をみること、今後の子ども関係に係る費用を見積もること、引退年齢やその後の収支を考えること、これらを前提に、老後の資金計画を考え、そのための予算を立てること、ですね。

これまでの自分たちの状況からするとすでに「野望」の域に達していますが、さすがにまずそうなので、1年分の収支を整えるところまでなんとかやりました。が、上記の通り、明細見てもよく分からないデータと使途不明金の膨大さに泣かされて不明なところが多いです。いったんそれでも予算を立ててみて10月実行したので、あと2ヶ月試行して見て精度を上げる感じでしょうか。

日々マネーフォワードを見ながら暮らし、現在の合言葉は、

反射的に金で解決する前に、立ち止まって考えよう。

です。なんとも情けない感じですが。