天職の舞台裏

天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

『働き方』に思うこと

働き方改革がかまびすしい昨今ですが、組織で働く現場の管理職としては、全ての人が、個々に抱える事情の中で、その時々に最適な働き方が無理なくかつ甲斐を持ってできるようになってほしいな、と強く思います。

色々な制度や慣習、様々な立場の強弱、既得権などが複雑に絡み合ってしまっていて、オールリセットがかけられるわけでもないので時間がかかるとは思うのですが。

春は異動のシーズンで、ここ数年一緒にやってきた係長職の部下から、配偶者の転勤付昇進が決まったという知らせを受け、なんとかこちらも同じ土地へ転勤させる形で仕事が継続できないかを提案し、上司に掛け合い、色々変則的ではあるものの、なんとか実現しそうな目処をつけ、と走る中で強く思ったことでした。

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妊娠や出産、育児、介護といった「ライフ」側のあれこれが「ワーク」に極力影響しないようにすることを求められるのが「正社員」で、こうした事情の影響が避けられなくなると離職になってしまう。また復帰しようにも、一度下りてしまうと復帰は難しい現実があるように思います。出産後や育児中の離職、最近話題になっている介護離職もこのように見れば同じなのかな、と。

若年人口が減ってきて、採用がどんどん難しくなっている中、採用のコストも教育のコストも上がっています。離職者の出た現場の負荷は一時的であっても非常に高くなり、それが補充が難しければ高負荷のまま推移し、負荷に耐えきれずさらに離職を招くこともあります。

こうした入替えにかかるコストを考えると、仕事に対して全対応できなくても、事情に応じて短時間でも、休業を入れながらでも継続して働いてもらえた方がよいのでは?と単純に思ったりするのですが、みんなが同じ働き方でない職場を管理するというのは実はけっこう大変で、管理者の側に工夫が要ります。みんなが普通に同じ時間だけ同じ場所にいると、特に意識しなくても回せるあれこれが、いろいろな人が入れ替わり立ち替わり少しずつ仕事を分担して行うためには、意識的に仕組みを作る必要があるんですよね。

日本の伝統的な?職場って、あまりこうした多様性のある職場管理に慣れていないことが多く、ノウハウがないように思います。事前に準備して用意しておけばよいことが、知らないのでトラブルになる、トラブルになってから対応しようと思うとできることに限りがあってうまくいかなず失敗経験になり、積極的に進めようという気持ちが萎えるということもあるように思います。

ひとまず、あまり大風呂敷を広げるのではなく、足下の仕事の進め方、コミュニケーションの取り方を「なんとなく」から「意識的に」変えて、成果と効率を上げていきたいな、と思っているところなのでした。