天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

近所を歩く

週末のリピートタスクには「散歩」(2時間)が登録されています。可能であれば土日の両日実行します(可能でないことの方が多いですが)。通勤のない週末にウォーキングで運動量を稼ぐためのタスクです。

散歩なので行き先は問わないのですが、よく行くのは、両岸に桜が植えられ、整備されている川沿いの遊歩道です。車両が通行できるところも進入禁止のところもありますが、3Kmほどを気持ちよく歩くことができます。途中に数か所公園があったり、川に降りられるようになっていたりして、春の桜シーズンには多くの花見客で賑わいますし、普段もランニングする人、犬の散歩をする人、ウォーキングをしている人など、朝から夕方まで多くの人が利用しています。

学区内を横切る形で存在している川・遊歩道で、息子たちが通っていた保育園、小学校や学童保育所からも近く、保育園のお散歩コースの定番であり、学童保育の遊び場の公園への往復路でもありました。公園近くに大学のキャンパスがあり、馬術部の厩舎と馬場が小さいながらあったりして、散歩の祭には保育園児はフェンスにかじりついて馬を見ていたりしていたようです。

保育園や学童へのお迎えのときは、子どもたちにせがまれて公園に寄ってひと遊びしてから帰ったこともよくありました。桜のシーズンは、毎日夜桜を見て、誰もいない公園でブランコに乗ってから帰るのがデフォルトでした。シーズンの週末に散歩に行こうものならクラスメートや保育園時代の知り合いに必ず遭ったものでした。

カナダから帰国してこのあたりに住み始めて既に15年です。これまで住んだエリアのどこよりも長くなってしまいました。職住近接で、子どもにとって良さそうな環境を吟味して選んだ甲斐あって、とてもよい地域であり、子どもたちは狙い通りに幼なじみから小中学校で友人関係を育むことができたと思います。

息子2号も高校生になり、最近よく思うのは、そろそろ息子たちとの同居の時代も終わりに近づいていて、あと4~5年でこの住まいからさすがに引っ越すかな、ということです。借家ですし、息子たちが同居しなくなればもう少し狭い集合住宅に移った方がよさそう。そうすると、このあたりは相場が高すぎて住めそうにないので(あまり古いものがないせいもあるかも)、もっと職場に近くて便利なところに引っ越すかなぁ、などとぼんやり考えています。

そんなことを思いつつ、これまではひたすら走ってきて余裕がなく、ここ数年は保育園や小学校とも縁がなくなったせいもあってあまり行かなくなっていた近所の風景をのんびり味わいつつ散策することが増えてきた昨今なのでした。以前自宅至近にあった図書館が川沿いのけっこう遠い方に移転したため、そちらに行くときにも散歩タスクになっていることも大きいかもしれません。