天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

実家の倉庫整理

父が亡くなった後に、やることの大きな塊として、5つを上げていました。

  1. 葬儀・法要関係
  2. 一人暮らしになった母の生活の組立て直し
  3. 各種の届出・書類提出(行政関係・インフラ関係諸々)
  4. 遺品整理
  5. 相続手続

緊急度の高い順に着手してきて、相続手続が完了したことで概ね終わった気持ちになっていたのですが、遺品の整理というのは実は全く着手していませんでした。母の生活が軌道に乗り、日常に支障がなくなったことで一安心、急ぐ必要もないかな、ということで後回しにしている間にほとんど忘れかけていました。

とはいえ、母が一人で賄えるところ、例えば、衣類の置き場所を一人で使いやすくするために、父のものを処分したり、自分が普段使いに着るようにしたり、といった取り回しはチョコチョコしているようで、まあ要するに生活している中で気づいたところは動くけれど大きな段取りが必要なところは手付かずでした。

実家は昭和の建売戸建住宅ですが、父が個人事業として電気工事業を営んでいたため、一間を事務所として使うとともに、隣接して倉庫を建て、そちらを工具・道具・資材置き場とするとともに、クローゼットとしても使ってきました。この倉庫は独立の建物というよりは、家の一間から引き続き出入りができるようになっており、簡易の屋根も渡して雨が入らないようにしてあります。

住宅自体が非常に古くなっている上にこれまで全くリフォームをしていないため、耐震が問題になってシェルターを入れた経緯があります。住む人が高齢になりすぎてリフォームする余裕がなくなってしまった格好です。倉庫の方も同様で、住み出してから数年で建てていますので、鉄骨部分は丈夫でも特に簡易の屋根のあたりは傷みが激しく、大雨のたびに雨漏りがしてバケツが欠かせない状況になっています。

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雨漏りが激しい辺りは、工具棚と作業台が設えてあり、父は電気工事だけでなく軽い木工などもよくやっていたため、それらの道具や資材が置いてありました。父が引退するとともに多くは処分したようですが、自宅でのちょっとした工作に使えそうな道具や資材(板や釘・ボルトナットなど)はそのまま保管されていました。素人の私たちが見てみても使い道が分からないものも多いし、ボルトやナットに至っては山のような量が小引き出しいっぱいにあったりして、一生かかっても使いきれなさそうです。 f:id:senri4000:20191027102438j:plain 従前から、この辺りを使えそうな道具(ドライバーとかペンチやノコギリ程度の一般的なもの)を選別して残し、その他は処分してできるだけ空にしたいと思っておりました。が、季節を選ぶ(なにしろ倉庫なので冷暖房設備がなく、夏は暑いし冬は寒い。雨が漏るので梅雨も向かない)ため、延び延びになっていたところ、ようやく季節が巡って着手の運びとなりました(予定していた当日朝まで大雨でまた延期かとヒヤヒヤしましたが)。

中には新品の電線の一巻きとか、ポケコンとかが出てきて、これこのまま捨てちゃって良いのだろうか?とか思うものも色々あり、大半は処分にしましたが、一部は同業の人に一度見てもらいましょうということになりました。可燃ゴミも不燃ゴミも10袋程度になりましたので、少しずつゴミ出ししてもらいます(ヘルパーさんお願いします!です。)。いくつか粗大ゴミに出さないと、というものもありますので、ゴミ袋が片付いたら申し込みだな〜、と。

使わない場所に使わないものがあるのは、母にとっては特に気にもならないようで、別にずっとこのままでもいいんじゃないかと言ったりもしておりました。確かに普段の生活には支障がないんだよね。とはいえ、少しずつは片付けて行かないと、中にはこんなものが紛れていたということもありますし、母が一人暮らしができなくなったときに全部残って処分する羽目になるのは勘弁して欲しいので、今後も少しずつ整理していきたいと思っています。

この一角を妹夫婦と夫と4人で大車輪で片付けて3時間ほどかかり、みんなグッタリ疲れてしまいました。倉庫内に似たような量の場所があと2箇所くらいはありますし、住居の2階部分も似たような状況なので、これを考えるとあと5回分くらいありそうな感じ、とか思ったことでした。