子どもの頃、小児料金分のお金を握りしめて、習いごとに行くためにバスに乗ろうとしたところ、待っている間にうっかり側溝にお金を落としてしまい、途方に暮れて、到着したバスの運転手さんに言ったところ、そのまま乗せてくれたこと。
大学生の頃、どの駅からも徒歩15分〜20分のところに住んでいて、さらに乗り換えて古書店街に出かけていたある日、駅まで行く間にぽつんと立っているバス停から路線バスに乗れば、そのまま目的地に着くことが分かって小躍りしたこと。
1日乗車券を買って、1時間に2本しか来ない観光巡回バスを待って、街並みを眺めながら、名所旧跡を回ること。
訪問先が駅から遠くて、最寄りまでと案内されたバスに乗ったら、地元の買物の足になっていてなんだか嬉しかったこと。
満員電車を乗り換えるところ、目的地から少しだけ離れたバス停まで行くバスに乗ってみたら、難なく座れてこうしてブログが書けること。
窓から移りゆく景色を時々見ながら、音楽を聴いて、書き物をする幸せ。移動する目的以外の諸々がそこにあるのが嬉しいのかも。
とはいえ、バスは雨と相性がよくありません。道路が混むので遅れますし、いつもは自転車だろう人が乗り込むので普段より混みます。代替の電車があるときには、そちらにしてしまうのが正解かもしれません。
しばらく前に電車通勤に替わることが発見されたバスですが、よくよく経路図を確認したところ、実は家からかなり近いバス停を経由していることがわかりました。通勤ウォークのためには良くないのでしょうが、空いているうちに座席を確保することができそうです。バス停6つ分くらい差があります。
乗ってみたら、これまで乗っていたバス停に着くまでに相当乗り降りがあって驚きました。その先はあまり乗降がなく、終点まで行く乗客が多いので。