天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

母の補聴器更新

先週、1年半ぶりに耳鼻科受診の際の聴力検査を受けました(母の)。

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この記事(の最後)に書いたように、聴力の低下にも増して補聴器を通した聞こえの悪化が甚だしいので、新しいものにしよう、となって補聴器店に行ってきました。

改めて、聞こえの仕組みと補聴器の仕組みを調べてみると。

kikoe.ne.jp

補聴器の基本的なしくみは、〔マイク〕で音を集めて、〔アンプ〕で音を増幅・加工し、〔レシーバー〕で音を出す、ということですが、それぞれの性能が上がっていること、特にアンプのところがデジタルで調整されるので、ここに積まれたICチップやソフトの性能でかなり性能差が出るということのようです。

難しいのは、単純に拾った音を増幅するのではノイズがうるさくて不快であるため、環境ノイズや周囲の無関係な会話などをいかに抑えて聞きとりたい音に焦点を当てるか、というところですね。改めて聴力の検査の後、実際に補聴器の聞こえ方を入れたものを(形状は異なるけど)試させてもらいました。

ちょうど、別の方が来店されて交換部品の話をされており、(おそらくあまり聞こえが良くないので)大きな声での会話が後ろで展開されているところに試したところ、「キンキンした話し声が入ってきて頭が痛くなる」との感想が。なるほど、これまで調整をかけて良く聞こえるようにした時に同じようなことを言っていたのはこれだったのね、と思いました。

で、もう一つ上位ランクのものを試してみると、やはりそこは差がはっきり現れるようで、同じ環境であっても気にならない程度に軽減されるとのことでした。なるほどね〜。

この6年の聴力低下により、かなり性能の良いタイプでないと日常生活を快適にするレベルにはならないな、という結論でした。まあいいお値段になるので、母は

今のままでも不自由ないで(そんな高いもの買わんでも)

などと言っておりましたが、いや、私たちがものすごく不自由してますから!!(とその場でも訴えたが聞こえてないし)

目の前にいる時だけしか意思疎通ができないレベル感になっているので、ちょっとだいぶ不自由なのですよ、はい。

ということで、現在の金融資産状況も把握できているので、ここでケチっても仕方ないよね、とちゃんと快適になるレベルのものをお願いしました。耳型を取り、出来上がるのには3週間かかる(GWもあるし)とのことで、次回出来上がったものを調整に再来店です。

そうそう、最近は補聴器も充電型がだいぶでてきているようです。充電池の方が大きくてカナル型だと耳の形によっては厳しい場合もあるそうですが、母の場合は収まりそうということで、この機会に充電式にしました。電池はかなり小さいため、交換の際に手元が怪しくなってくると難しいので、充電式が良いだろうな、という判断です。

充電について | Beltone(ベルトーン) | 製品情報 | NJH

実物が店舗に置いてあったのですが、見かけはワイヤレスイヤホンの充電ケースにそっくりなのですが(SONYのに良く似ている)、大きい!あまり小さいと落とすしな、このくらいがいいのかもな、持ち歩かないし、などと思いました。

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そういえば、もらったカタログを改めて眺めていたら、「スマート補聴器」というカテゴリがあり、この機能を積んでいるものは、スマホと補聴器をペアリングし、通話が入ったら補聴器に着信音が鳴離、通話することができるらしいです。スマホのアプリで種々の設定ができる模様。母のスマホはそれこそ6年くらい経過している高齢者用の古いモデルなので、対応はしてなさそうですが、もしスマホ側に交換しなくてはいけない事情が出てきたら、この点も考えて機種を選ぶといいのかもしれません。

スマート補聴器 | Beltone(ベルトーン) | 製品情報 | NJH

しかし、母の話をしながら、自分のことも考えないとなぁ、と内心思っておりました。なので上のような機能が余計に気になるわけですが、スマホはともかく、WEB通話だとそうもいかないな(PC接続だし)などと考えていたりもします。

ともあれ、出来上がりが楽しみです。