天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

テレカンは「ながら」でちょうどいい?

昨日のWeekly OCHIAIは、「"リモートワーク疲れの正体"を考える」でした。

newspicks.com

ゲストも豪華で、示唆に富んでいて、書きたいことはいくつかあるのですが、とりあえず軽いネタから行っておきます。

会議が全部テレカン(WEB会議)に移行して、単純に、その時間ずっと画面を見つめてカメラの画角の中に自分の顔を納めて余分な音を立てないようにしているだけでずっと疲れる、という話がありました。オフィスでの会議と異なり、前後の移動とかもないので、時間ぴったりに始まって、アジェンダを次々こなして終了したら予定時間が終わっていなくても終了、切断、ではい次の会議、になる。この繰り返しで1日に6時間とかやっているとまあそれだけで疲れるのも当然だよね、と。効率はとってもいいのだけれど、そんなに集中してやったことなかったわけで。

f:id:senri4000:20200523144614p:plain

で、ここで宮田さんが、自分が主催するような会議や非常に重要な会議ではやりませんが、と断りつつ、音声だけの会議なら、皇居を1周しながら会議に参加するとか、あるいは2つの会議を掛け持ちするとか(失敗しましたが、と言われてましたが、落合さんはやったことある(ミキサーが重要)、石倉さんに至っては「よくやります」)。対面の会議では、100%の注意を相手に向けているのが誠実度だったわけですが、テレカンでそれをやったら疲れてしまうから、50%くらいがちょうどいいのではないか、と。暦本さんも、料理しながらとかIKEAの家具を組み立てながら会議に出たことがあります、歩きながらは気持ちよくて良いですよ、と。

この辺り同感で、私の参加する会議って顔出しなし音声のみか画面共有+音声なので、ヘッドセットもワイヤレスにして、自由に動きながら参加しています。最近特に、ステッパーは手を動かす作業をしながらでは流石に向かない(揺れるとやりにくい)ので、会議が一番相性がいい、と発見して、会議の時間に合わせてエクササイズを入れたりしています。会議中は、メモを取らなくてはならないことは多くなく、報告を受けて指示を出したり、意見を聞いて決めたりするものが大半のため、頭さえ働いていれば身体は向いていなくて良いんですね。動いている方が頭は冴えてくるので意思決定はしやすいし、アイデアもよく出ます。

ウォーキングに出ながら会議、というのも気持ちは良さそうなんだけど、外部音を遮音して会議に耳が取られていると多少危険かな、という気もするし、画面共有が必要だとちょっと無理で、打ち合わせ系は画面を共有した方が誤解が生じにくいし話も進みやすいので割と画面共有が多く、すると移動しながらというのは難しい。ということで、思わぬところでステッパー最強なのでした。

当社の文化としては、会議中もほとんどの人がノートPC持ち込みで、ということは会議中にPC画面見てキーボード打っていて普通だったため、内職も普通というか、その場の流れを受けてメールやチャットで部下に指示を飛ばしたりしておりましたし、議事メモもとるけど完全に他ごとのメールの返信などはやっていました。流石に集中が必要な資料の作成とかは耳が留守になるので無理だったけど、メールの返信程度なら余裕だったので。で、そんな中でも机に向かっている形態は崩せなかったところ、テレカンなら見えないのでもっといろいろなことができる、ということですね。

集中しすぎ、集中の連続になりすぎで疲労してそこから抜け出しにくいのが問題の1つ、ということがあるようなので、もう少し気楽に取り組んでおくのが良いようです。「みんな真面目にテレワークしすぎ」ということなのかもしれません。