天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

「佐々木さん、自分の時間がないんです」を読んで

佐々木さん、自分の時間がないんです

佐々木さん、自分の時間がないんです

ノーマークだったところに、佐々木さん自身のnoteで発売を知りまして、早速読了しました。そしてTak.さんのブログもチェック。

note.com

wordpiece.hatenablog.com

本書全体が、佐々木さんが特に最近(ここ1年くらい)常々言われていることの繰り返しではあるのですが、その中でも「どうもよく分からない」と思っていた部分にフォーカスされた本になっています。それは、インタビュアーのTak.さんが、「おわりに」で書かれているように、

佐々木さんの言うことが正直理解できないと思うこともたくさんあったし、理解できたとしても自分の考え方とは愛入れないと感じる面も多々あったわけです。
それでも、佐々木さんの考え方の中にはたしかに重要なヒントがあるとも感じていました。その「何か」について、一度徹底的に聞いてみたいと思ったのです。

として、Tak.さんが聞きたいことを探りながら対談を繰り返して整理されたからだと思います。

私は佐々木さんのセミナーも何度も参加していますし、タスクシューターとして大橋さんや佐々木さんほど徹底していないにしても相当程度実行している方だ(たすくまのない生活はもはや考えられない。スキップすることも後から補充することもよくあるけど!)と思いますが、やっぱり「重要そうなのによく分からない」と思っていたことはずっとあったのです。

今回それが、Tak.さんの丁寧なインタビューと整理によってとてもよくわかるようになりました。この対談を企画していただいたTak.さんと文章でのまとめも含め、丁寧に答えていただいた佐々木さんに感謝です。

それは例えば、

他人からの依頼について、依頼者自身が「小さいこと」だと思いながら依頼しているものは取り除くべきで、そのためには依頼者の意図を確認するコミュニケーションが大切だ、というところ。特に、聞かずに推測で埋めていくから、求められていないものを求められていることにしちゃう、という指摘だったり、

また、「他人からの依頼をしたくない」という気持ちを持ちつつそれに1日の大半を使っていたら、ストレスが高まって、その解消のために生理的な欲求を借用する結果になるので生理的な欲求に対応する時間が延長されていくので、そうした気持ちを持たないようになるとその分時間が空く、とかだったり。

一方で、佐々木さんがよく言われる、24時間のほとんどが自分の「身体のケア」と「他人からの依頼」だけで埋めつくされる、というのは私にはあまり実感としてありません。1日が埋めつくされている感はもちろんあるんですけど(たすくまのリストは夜までいっぱい)、やりたいからやってるという位置づけになっているものがもっと多い気がします。

ここでやりたくないなら自分からの依頼はやめればいい、という話につながっていくんでしょうが、そういうものは既に止めている気が(毎日掃除すればいいのになぁと思う時はあっても結局やらないし)。

また、

本当に「自分の時間」を取りたいのなら、逆に「小さいこと」はすべて捨てて何もかも「自分の時間」に捧げると言う決断が必要になる

ということも過去にはあったなぁとか。生活を最小限にして邁進してたので、生活水準は落ちまくりました。長く続けることはできないなぁという実感がありましたね。。そして今は家族がいるので決してできないだろうな(でも息子たちが独立したらやっちゃうかもしれない・・・)。

また、「自分の時間」は社会的な欲求だという指摘があって、知識欲も社会的な欲求に根ざしていて純然たる知識欲はほとんどない、と言われているのですが、自分としてはそうでもないな、と思います。

逆に、私の場合、社会的な欲求が混ざっている知識欲って長続きしないんですよね。学ぶことそのものに衝動的に突き動かされないと続かない。本書の中ではだから前者にはタスク管理が必要であり、後者の場合は勝手にやるから不要と言われているのですが、放っておくとこれに日常生活が侵食されるのでタスク管理をしている面があるかもしれません。

ということで、示唆に富んだ、そして内省のきっかけになるところが多い本でした。考えつつ3回読み返しました。著者のお二人ともどうもありがとうございました。