先日のエントリで「考えない台所」を紹介しました。
この中で、是非やりたいと思っていたのが、台所収納のルールの中の「見えるところに、ものは置かない」です。
本書によれば、
基本的にものはすべて収納します。コンロの横に調味料を置いたり、壁面にフライ返しや鍋を吊り下げたりしません。なぜなら、ものがあればあるほど、掃除がしにくいからです。
ということです。確かにその通りです。とはいえ、収納しきれなくて、あちこち見えるところにものがありました。代表的なものが、ステンレスの棚に置かれた調味料、大きな瓶に入れた調理器具(お玉やフライ返しなど)です。この2つは、こんろの前の出窓に置いていました。
私はかなり小柄なので、出窓のうえに置かれていると、そのたびに背伸びして取らなくてはなりません。取り損なって向こう側に倒してしまうこともしばしばありました。毎回の調理の度にその始末なのでかなり不便は感じていたのですが、なにしろ全ての場所がいっぱいなのです。仕方がないと諦めてもいました。
そこへ本書を読んだことで背中を押されて、引出し収納に切替えることに決めました。4段ある引出しの中身を厳選して2段空け、調理器具を最下段へ、調味料は2段目へ。調味料も、普段使うものだけに厳選して、いつ使ったままか怪しいものは処分しました。
結果、とても取り出しやすくなり、掃除もしやすくなって快適です。次は、シンク下を整理して、水回りのものを収納したいともくろんでいます。収納場所の見直しは、ずいぶん長くしていなかったのですが、著書の以下の部分を読んで、メンテナンスが肝要だな、と思いました。
台所の収納は、1回やったら終わりではありません。ライフスタイルの変化や家族の人数によって、使う道具や調味料も変わっていきます。ですから、半年に1回見直して、アップデートしてみてください。その都度、調理や片付けがスピードアップするはずです。