天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

町内会

カナダから帰国して16年目に入っており、今年度は3回目の町内会組長が回ってきました。

私の住んでいる地域は、古くからの住宅地で、数世代に亘って住み続けている方も少なくなく、2世帯住宅も多い特徴があります。学区内にはマンションもありますが、私が住んでいる辺りは戸建てばかりの地区ですね。

学区内には町内会が28あるそうで、我が家が所属する町内会には中に17の組があります。各組の世帯数は10世帯前後といったところで、転出入により人数が多くなると分割したり、少なくなりすぎて欠番になっている組もあったりします。

町内会の活動報告を聞いていると、地域のパトロール(防災・防犯)、高齢者の住まいのマップ作り、夏まつりなどの催し、地域内の神社の維持管理(氏子総代と協力)などが主なところのようです。行政(役所や警察・保健所)との連絡会もあったり、成人式も主催していたりで、盛りだくさんです。

今の町内会長さんは隣家の方なのですが、5年前に2度目の組長をやったときに副会長から会長になられてまだ継続中。副会長から数えると10年だそうで、「だいぶくたびれました」とのこと。定年後の男性がされていることが多いようで、固定化する傾向にあり、どこの町内会でも人選に苦労されているらしく、当番制を取り入れている町内会も増えているとのことでした。

確かに、PTAや保育園の役員などと違って、卒園卒業がなく、持ち家中心の地区だと特に人が入れ替わりませんから、代替わりするときはその方が病気だったり亡くなったりするときだったりするようで、どこも高齢化に悩んでいるという話がありました。

組長の方は、どこでも輪番制になっていて、たいていは回覧板を回す順に組長も回ってくるようです。5年に1回というのは早いなぁと思っていたら、うちの組は転出が多くて既に6世帯になってました。町内会中一番数が少ないです。確か、前回・前々回はまだ8世帯くらいはあったようなきがしますので、ここ数年で引っ越されているんですよね。。

組長の仕事は、ほぼ回覧板を回すことで、これも会長さんから毎月ポストインされる書類を回してその後処分するだけなのでたいした仕事はなく、一番大きいのは4月当初に町費の集金に回ることですね。近所とはいえ在宅時間が合わないとなかなか集金できないので(私が在宅時間が短いところがそもそも原因なのですが)、6世帯分集めるのに2週間強かかりました。無事に集まって会計さんに提出(といっても、こちらもお留守でお隣の会長さんに預けたのですが)、大きな仕事が終わってホッとしました。

既に回覧は2回目に入っているのですが、最近転入されたお宅が回覧順が変わったことに気づかずに途中分断されたりして多少アクシデントがありましたが、そこは世帯数が少ないこともあり、まあなんとか回っています。

来年の4月の交代まで、つつがなく務められますように。

ところで、町内会も、ともすると強制感が強まってPTAと同様に問題になったりするようですね。会費の額も地域によって色々、催しへの参加動員のレベルも色々で、実家のあたりは伝統的にどちらも強めで、老両親が音を上げて今年は脱退すようと思うのだけど、と先日相談を受けたりしました。

PTAを上回る強制力?「町内会」のナゾ | PTAのナゾ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3727/1.html

自治会・町内会は必要?不要? - フォーラム:朝日新聞デジタル