残暑厳しい9月でした。ずっと気温が高いというわけでもなく、完全に秋だと思うくらい涼しくなったかと思えば猛暑日や熱帯夜がぶり返したりして、身体が変化について行けず調整に失敗して調子を崩す人が多かったように思います。私自身もなんだか夏の疲れが出たような、季節の変わり目の調整がうまくいってないような感じで、だるい＆眠い日が続きました。
職場では、この尾を引く暑さを受けてクールビズが延長され、おそらく10月いっぱい継続することが見込まれ、もはや毎年のことになりつつあります。そして11月からはウォームビズだったりして、もうずっとカジュアルでいいんじゃないかな、とか思います。
今月の良かったこと
思い込みから解放され、先のことを心配せずにリラックスして今このときに没入し楽しむことができるようになってきました。
過去にこだわらない、未来を怖れない、今を楽しむ。
これからの座右の銘にしていきたいと思います。
1. 過去にこだわらない
思い込み、Beliefというのは、過去にあったこと・言われたことによって深く無意識に埋め込まれており、すでにそんなことがあったなんて覚えていないし、気づかずに過ごしていることが多いものです。セッションなどで指摘されて初めて「そうか、これも思い込みだったのね」と気づいて驚くことが何度もありました。
何度か指摘されるうちに、自分でもだんだん気づくことができるようになってきました。過去のその時には理由があったのだろうけれど、それを何十年も経った今も同じように思い込んでいる必要はないですよね。
2. 未来を怖れない
過去からの思い込みが未来の怖れを作っていることが多くあります。
例えば、私の場合、体調を崩して失敗したり、逆に失敗するのではないかという強い恐怖から体調が崩れたり、さらにこれが負のスパイラルになってしまう、ということもありました。そのため、失敗しないように用意周到にする、その場で目一杯楽しむより余力を残すようにするなどに意識が強く向き、失敗しない程度にまで準備ができたかどうか非常に心配になる（怖れを抱く）傾向にありました。
加えて、その場で即興でなんとかするのが苦手という思い込みもあり（実際に頭が真っ白になってしまった経験が昔々あったのだと思いますが、すでになんだったかよく覚えていません（苦笑））、準備不足と感じると非常に緊張が高まる傾向にもありました。おかげで本番を迎えるとものすごく緊張して臨むことになり、終わるとどっと疲れが出る（消耗する）のでまたまた体調が崩れる、という繰り返しでした。
中高生から大学生の頃が虚弱だった（病弱というほどではなく、なんだか調子が良くないことが多かった。今から思うと、運動が苦手だったこともあり、調子が悪いので無理をしない、すると体力を維持向上する機会がなく、ちょっとしたことですぐ風邪をひくとか疲れやすい、の繰り返しでした）のは事実ですが、その後自分なりに工夫をして、自分の取説も作り、体力もついてきて、健康にフルタイム会社員をすることができているわけです。ストレス耐性だって人並みだと思います。それなのに、過去の思い込みで体調不良が恐怖につながって今を楽しめないというのは随分とバカバカしい話です。
3. 今に没頭して楽しむ
未来への怖れの結果、現在に制約がかかります。週末目一杯楽しむと月曜日にしんどくなるのが怖いから控えめにしておく。疲れるのではないか、という恐怖から楽しむこと自体についブレーキがかかる。それが嵩じて実際に疲れてしまい、それを持って次回は失敗しないようにさらに自分に制約をかける。こうして書いてみると、なんだかつまらない人生ですよね。そんな風でした。
別の例では、昭和の貧乏な家庭に育ったせいなのか、自分で稼げることに強いこだわりと裏返しの恐怖があり、職業選択・専門選択に「食べていけるかどうか」が強く作用しました。自分の興味が向いていることであっても、「どう考えても食べていけない」となると恐ろしくて選べなかった。（時代的に仕方のない面もあったとは思います。「潰しの効かない」専門を持った女子に門戸はまだあまり開かれてはいなかったと思います。）また、旅行などまとまったお金を使うことに対して、使っていい金額なのかどうかがいつも気になっていました（その割に、しっかり記録したり計算することができないできたのは、直視したくなかったからなのかもしれません）。
思い込みなんだな、ということに気づいた今、リラックスできるということが分かり、今この瞬間に没頭して全力を傾けても潰れたり具合が悪くなったりしないという自信が持てるようになりました。私自身の体調自体は特に変わっていないのですが、大丈夫、リラックスできる、と信じるだけで、こうも変わるのか、と驚いています。
