天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

同期会

弁理士試験に合格してから20年ほどになります。当時の合格者は今よりずいぶん少なくて110人前後でした。合格後に研修は用意されていましたが今のように義務ではなく任意だったため全員が揃う機会にはなりませんでしたが、この程度の人数であればなんとなく見知った顔が多くなります。全体の同期会も数回はあったでしょうか。

地元では、同期合格者の人数はぐっと少なくなります。合格後に顔をあわせる機会も多く、全員が合格当時から知り合いです。この規模だと、前後数年についても誰が同期と知っていたりします。弁理士会は他士業と異なり全国で1つしかない単一会なのですが、各地に支部があり、当地にもあります。支部活動をしていれば同期合格と顔をあわせる機会はそこそこあります。支部の他にも会派があり(会長などの選挙母体になりますので政党とか派閥に近いイメージです。特に政治色はありませんが)、所属会派が同じだとさらに会う機会が多くなります。

地元での同期会は、旗を振ってくれる人がそれなりにいて数回は行ってきたのですが、その方に次はやってね、と言われて軽く引き受けたまま放置してしまい、何度か請求されてようやく今回実現の運びになりました。いやはや申し訳ない。前回はどうやら今の勤務先に転職する前だったようで、地元にいる全員が顔を合わせたのは大変久しぶり(10年くらい?)になってしまいました。

1ヶ月半くらいの間の期間を指定して都合を問い合わせたところ、全員が都合がよいと返事があったのが1日だけのピンポイントで参りましたが、その後誰も都合が悪くなることはなく、無事に集まってイタリアンレストランの個室で話に花を咲かせました。

近況報告を含めた他愛ない話が大半でしたが、そろそろ引退年齢が近くなっている年代が多いため、話がそちらに向いたりもしました。企業内弁理士が三分の1ほどで、定年後の再雇用制度を利用するかどうかという話の一方で、自分で特許事務所を経営している面々は定年はないにしてもいつかは引退して次世代に引き継いでいかねばなりませんから、どういうやり方を考えるのか、先達はどのようにしてきたのか、などに話が及びます。特に女性弁理士の引退となると、あまり先達がいらっしゃらず、ロールモデルが見えにくいね、という話にもなったのでした。東京にはもちろん何人もいらっしゃるのですが、地元にはさすがに数えるほどしかいらっしゃらず、自分たちが先達になってしまう感じです。

それにしても前回同期会をやったときには、みんなバリバリというか全力疾走感が半端なくてかなり羨ましい感じがしたことを覚えています。当時と比べると、それなりに実績を積み上げ、落ち着いてきた印象を受けました。先も見えてくるし、ジタバタばかりもしていられないというところでしょうか。

今回の反省を踏まえ、幹事を登録番号順にしようと決めて別れました。毎年やるとか決めたらもっとよかったのかもしれませんが、いきなりそれもないので、ひとまずこれで。次はみんな引退してたらどうしよう。。(笑)