いつまでも元気でアクティブにいるような気がしてしまう親ですが、自分が加齢を感じるようになって相当経つわけですから、さすがにあちこち支障が出てくるようになっています。日常生活での小さな事故や不調から、少し気にかかる症状まであって、両親が互いに支え合うだけでは少し不安な場面も出てきて、診察の付き添いなどにも行くようになりました。
今年は伯父・伯母が亡くなり、両親と同世代の親戚・知り合いの方は亡くなった方が半数くらいになっているでしょうか。書店をぶらついていたときに、ふと目に留まって購入したのがこちらの本。今Amazonで検索してみると、同旨の書籍はかなり多く出ているようですね。
元気だった頃の両親なら縁起でもない、と怒られそうですが、これまで全部親任せにしていたので知らないことが多く、ひとまとめにしてあるのは助かります。こちらを読んでいて、「エンディングノート」をまとめておくのが有用そうだと示唆を得て、ネットで調べたところ評判の良かったのがコクヨのものでした。
エンディングノートだけではなく、この「ライフイベントサポートシリーズ」は、他にもラインナップが色々あり、記録をサポートしてくれるものが揃っています。デジタルアプリですべて賄う世代よりも前の世代にはありがたいかもしれませんね。
現物を見に行っている暇がなかったのと、ネットで検索してみるとあちこちで評判が良かったので、Amazonで3冊を即注文しました。
家族で1冊では亡く、1人1冊というコンセプトなので、両親それぞれにと、自分自身の分をお試しで書いてみようと思って3冊です。早速、昨日の祝日を利用して実家に赴き、現物を見せて話題にしてみました。
ノートの冒頭に、「こんなシーンに」といういかにもありそうな場面が漫画で説明してあり、とても分かりやすいため、一読してもらうと、「これはまとめておいた方がよさそうだ」と納得してもらうことができます。
ただ、元々書き物があまり得意でない父親と、昔はそうでもなかったけれど今は億劫になってしまっている母親の組合せなので、渡して書いておいて、というわけにはいかず、聞き取りして、一緒に資料を探した上で書き付けていくのは私の役目になりそうです。
幸い、スープの冷めない距離ほど近くはないですが、車で半時間もかからないので、実家を訪れる頻度を上げようと思った年末でした。