天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

株主総会本番終了しました

今年も無事に終了いたしました、定時株主総会。毎年、終わりました記事を書いているんですが、タイトルがまちまちで拾ってくるの大変だったので、ここにまとめておこうと思います。

backstage.senri4000.com

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Withコロナの株主総会もなんと3回目となりましたが、緊急事態宣言等は出ていない中での開催ということで、トレンドとしては出席株主数、質問数、所要時間のどれをとっても昨年からは微増傾向と聞いておりました。蓋を開けてみたところ、全くその通りで、一桁だった昨年から来場者数も増加、その分質問も増加しました。また、コロナだから短縮短縮と言っていた事業報告の映像投影や議案上程時の説明はほぼ従前に戻しまして(監査役の報告や定足数報告は省略のまま)、その分の時間も含めて時間も長くなりました。

不祥事の影響を受けて

1月に子会社で会計周りの不祥事が発覚し、内部統制の不備か?とか大騒ぎになりまして(期末近くて時期が悪すぎ)、影響を見定めるためもあって決算発表も株主総会日程も倒せるギリギリまで後ろに倒しました。その関係で、すでに昨秋日程決定の稟議をあげていたのにもかかわらず取り直して集中日に行うことになりました。

結果としては、期末時点で内部統制は有効という結論になったため、決算日程は通常進行し、発表だけが後にずれた格好で、5月の取締役会が2回になったとか、開示関係や招集通知の作成関係のスケジュールが例年と違うところで伸び縮みしてあたふたしたりしましたが、比較的日程的には余裕がありました。

この不祥事の扱いは、適時開示もしている関係で、どのように事業報告内に入れ込むかの検討が必要となり(社外役員の活動状況には記載義務があったり)、監査役を悩ませたりしましたし、当日の議事進行シナリオで冒頭議長にお詫びを入れてもらうことにもしました。開示内容を見ていない株主さんも考慮する必要があると言われて少し丁寧目のセリフにしたところ、聞いていると長く感じたりもして、藪蛇にならないかしら(質問を誘発するような)、と心配したりもしました。

終わってみれば、この関係の質問はなく、通過した〜という感じになりました。

今年の新たな試みは

来年電子招集が始まるということで、そのときにあまり他の新しいことはやりたくないから、今年のうちに、リアルタイム配信をやってみようとか、配当の支払い時期の前倒し(招集通知と同封する)にトライしようとか言っていたのですが、上記の不祥事のために全部吹っ飛びました。総会が3か月以内にできないかもしれない中で、新しく事前準備が必要なことに手を出すわけにもいかず。残念〜、でした。

結果、新しいことは一切できなかったわけですが、まあ不祥事のあったときのあれこれについての経験を積むことができました(汗)。

また、今後の総会運営についても、懇親会はやらない(元には戻さない)という方針は出ましたし、役員のオンライン参加もシステム側もだいぶ慣れてきて、リハーサルではリモート役員から回答もスムーズにできました。来年は全員会場ではないものの、各属性から1人ずつくらいは会場に揃えたいという話も出たりして、Withコロナは続くけど、非常事対応ではない運営に移行していく感じになりそうです。

そして、電子招集と一緒に新しいことはどれだけやれるかなぁ。。。どんな感じになるのかさっぱり分からないので、周りの先進事例を参考にしながらですね。

運営の統括として

今年で6回目の定時株主総会となり、昨年の悲願だった法務部の部下にフロントを任せるということが実現できました。結果、私は全体や法務部内で担当している部分を見てチェックをすることが主な仕事になり、自らリードして動くことがほとんどなくなりました。おかげですごく楽になったということもありますし、私が抜けても回るところまできたよな、という実感があります。今年はこれを実現するために去年と同じメンバーで体制を敷いたので、来年以降の編成をどうしようという別の課題はあるんですが。

そしてリハーサルについても、例年ここが自分の一番の出番というか正念場というかでどれだけ準備をしても足らない感があり、緊張が半端ない感じだったのですが、今年はそういったことがなく、自然体で臨むことができ、何かあってもその場でなんとかできるという感じになりました。慣れてもきたということもありますし、役員との距離が縮まってきている(取締役会や監査役会の事務局で)ということも大きいのではと思います。

それにしても総会当日は私は遊軍という感じで何も特定の仕事がなく、全体を見て気づきを自分で持つ、各所から情報が入ってきて判断を求められたら決定する、といったことをしているだけで、おおむね暇なので弁護士さんのお相手・お見送りをする、という感じになっていたのですが、取締役会や監査役会の事務局がガッツリ入るようになって、総会直後に身動きが取れなくなってしまい、これはこの部分も部下に振らないと回らないかも(申し訳ない感じの対応になってしまう)とか思ったのでした。

今後の取締役会の開催方法

株主総会まではWEB開催という方針が出されていたのですが、総会後の取締役会で審議がされ、情報交換や空気感の共有もしたいという希望も出されたこともあって、一旦ハイブリッド&サテライト開催の方向となりました。コロナ前より役員の数が増えているので、そもそも役員会議室に収容できない問題があるのですが、それは脇に置いておくとして、2本社制とか言ってるので、両方の拠点に来れる人は来て難しい人はWEB参加でという形にトライするということに。

あ〜事務局も両方にいないとまずいですよね?となりまして、来月から取締役会のために東京出張入りそうです。。。