天職の舞台裏

天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

実家の介護体制

認知症の父、胸椎圧迫骨折でコルセット着用の母の二人暮らし。20kmと通える距離の実家であり、その場対応で過ごしてきたところ、7月の母の骨折で急に緊急度が上がり、体制を整える必要が増しました。現状の体制と状況を、覚えも兼ねて書いておこうと思います。

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書き出したら膨大になってしまいました…。

介護者

妹と私の2人体制です。二人とも、実家からは似たような距離に住んでおり、近所というほどではないにしろ、なにかあれば駆けつけることはできます。ただし、二人ともフルタイムで働いているので、平日昼間に急に対応するのは難しく、事前の調整が要りますし、あまり頻繁には対応困難です。

互いの家族は、時々手を貸してもらったり、同行して送迎に参加してもらったりしているものの、お願いベースで動いてもらっており、フロント対応の介護者にはしていません。

介護者二人の情報共有

頻繁に訪問できるわけではなく、二人で交代でもろもろ行っていますから、コミュニケーションと情報共有が肝になります。また、いつ何をしたか、その時の状態がどうだったか、という記録が必要になることも多く、フロー型のコミュニケーションでは後から取り出すのが難しいこともあります。また、実家にある書類が手元で確認できれば処理ができのに、と歯がゆく思うこともあります。

こうした結果、WofkFlowyの共有トピックで主にTODOの共有と実施記録、Evernoteで紙ベース&WEBベース情報管理、Googleカレンダーの共有でイベント管理をしています。

WorkFlowy共有トピック

書きやすいという特性を利用して、思いついたことはどんどんここに書いていきます。

トピックが散乱することもありますし、情報が古くなって死んだりすることもありますので、できるだけ日付を入れつつ書くようにし、適宜整理して、用のなくなったトピックはcompleteにして見えなくします。

次回訪問時にやるべきことを冒頭のトピックに入れ、実行したら、単純にcompleteにするか、関係のある他のトピックの下に移動させます。

通院などのイベントに対応した時は、その記録もここに書いておきます。父や母の状態についても、それぞれのトピックの下に書いています。

Evernote

共有ブックを複数用意し、種類ごとの書類保管庫としています。

以前の記事に書いたように、実家に行くたびに、ScanSnap iX100を持込んでスキャンに励んでいます。ScanSnap Syncでクラウドに上げ、PC版のScanSnap OrganizerでOCRをかけた後、ファイル名を変更し、Evernoteへ取り込みます。

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使用頻度の高い健康保険証・介護保険証・マイナンバー通知書などをスキャンしておくと、手元に現物がないときも、これらを確認すれば対応可能な場合が多いです。また、番号だけのメモがあれば行けそうな気もするのですが、メモしたときに「これだけあればいいだろう」と落とした情報が実は後から必要なことが判明する場合もあり、画像として全部保管されているの方が頼りになります。

通常フローとしては、新たに発生した書類(郵便物・病院の領収書・薬明細など)をスキャンしています。これらは、次回すること・現在の状況の情報共有のサポートとして役立ちます。

また、少しずつですが、「重要書類」としてキャビネット内に保管されている書類のスキャンも進めています。納税関係、車関係、保険関係、土地家屋関係などですね。完成すれば、「もしもの時に役立つノート」のサポート情報として役立つはずです。

「もしもの時に役立つノート」自体も、撮影でEvernoteに取り込んであります。冊子の良さは捨てがたいですが、リモートで見られるのも重要なのです。

Googleカレンダーの共有

通院や申請など、平日対応をどちらがするのかを検討するために、イベント自体のカレンダーと、妹・私の対応不能日を入力するカレンダーをそれぞれ共有しました。都合3本あります。

少し前まで、イベントが発生するたびに、都合の悪い日をお互いに言い合って決めていたのですが、頻度が多いこと、定例化してきたこと、お互いに忘れてしまって何度も聞く羽目になったりすること、などから、カレンダー共有を開始しました。

外部サービスの利用

家事がままならなくなったこと、外出が難しくなったことから、外部サービスの利用が待った無しになりました。まずは、介護保険を使ってなにができるのか、地元の自治体の高齢福祉窓口(→地域包括支援センター)に相談に。

総合事業サービスの利用

要介護の認定には少なくとも1ヶ月はかかるということで、父については要介護認定を申請しつつ、母については、この4月から開始された総合事業サービス(緩和型サービス)の利用を勧められました。チェックリストでの簡単な確認のみで、必要性が認定されれば、すぐにケアマネジャーが選任されて、訪問サービス事業者と契約し、ヘルパーさんの派遣を受けられます。

ケアマネジャーとの契約、サービス事業者との契約、ヘルパー開始の立会い、と平日昼間の対応が続きましたが、お盆休み中にも設定してなんとか開始までこぎつけました。

毎週1回45分間を月に4回、ヘルパーさんが訪問して家事の支援をしてくれます。コルセット着用で屈んだりするのが難しいため、洗濯ものを干す・前日に取り込んだものを畳む、掃除機をかける、床にワイパーをかける、トイレ掃除をする、といったところをお願いしました。これだけだと時間が余りそうなので、もっとやって欲しいことを考えておいて、と言われた初回でした。

要介護認定の申請

自治体窓口で相談と同時に申請しました。調査員による実地調査もお盆休み中に設定してもらい、ひとまず完了して判定待ちの状態です。後からネットで色々調べたら、もっと質問事項に対応して準備しておいた方が良かったような気もしますが、とりあえず、普段の様子を書き留めた紙を用意して渡しました。

通院

二人とも、通院時の付き添いが必要です。半年前は母が父に付き添って行く形や、母自身の診察は1人でもなんとかなっていたのですが、段々母の記憶があやふやになって、診察時にうまく伝えられなかったり、言われたことをちゃんと持ち帰れなくなったりするようになり、これは付き添いが常にいるかもね、と思っていたところへ骨折になり、送迎含めて付き添い必須になってしまいました。

父の認知症クリニック

かかりつけ医から紹介されて大病院の神経内科に1年半ほど通いました。一通りの検査をして、おそらくアルツハイマー型だろうとの診断で、投薬されましたが、特にそれ以上のことはなく、症状も緩和しているのか進行しているのかよく分からない状態で過ごしました。

今年に入って、認知症関係の書籍(認知症 家族を救う安心対策集)を読んで、コウノメソッドを知り、近くの実践医に転院しました。その後、薬とサプリメントを勧められ、通院の度に状況を尋ねられて薬の種類や量を調整されています。サプリメントも同様です。

認知症 家族を救う安心対策集 (主婦の友実用No.1シリーズ)

認知症 家族を救う安心対策集 (主婦の友実用No.1シリーズ)

通院は、6週間ごとの設定。初回は全員で付き添いましたが、その後は母が付き添って電車で最寄り駅まで来て妹と合流する形に落ち着いていたところ、母の骨折でできなくなってしまい、8月は妹が実家まで迎えにいって付き添いする形になりました。9月もそうせざるを得ない状況ですが、この後どうするかは要検討です。

母の整形外科

7月初旬に背中の痛みを訴えてから内科・整形外科を転々とし、レントゲンではどうもはっきり見えないため、実家近所にMRI機器を持った整形外科を探してそちらに通院することになりました。

MRI撮影で第8胸椎骨折との診断が出たのですが、痛みで動けないほどではないので、できるだけ安静にしていればよしと言われていたところ、2週間後に痛みが拡大して再度撮影で第9にも骨折が見つかりました。骨密度の検査もしたところ、かなり脆くなっているということで、コルセット作成・装着になっています。

1週間ごとに痛み止めの薬(エルシトニン注20Sディスポ:骨粗鬆症における疼痛対応薬)を注射してもらいに通院し、さらに、骨を強化する薬というフォルテオの皮下注射(毎日自分でする) が加わっています。

母がもう少し自分で動けるようになったらタクシー利用での通院も考えたいところですが、送迎はともかく診察時に付き添っていなくて大丈夫かという懸念はあります。

車の運転

実家は郊外にあり、最寄りの駅まで1.2Km、私たちの足でも20分はかかります。私が実家に住んでいた頃は、駅に出るにはもっぱら自転車を利用していました。両親も同様でしたが、転倒が危ぶまれるようになり、数年前から自転車は止め、駅までも車で出るようになっていました。

そんな地域のため、ほぼ車が必須であり、つい3ヶ月前までは両親ともに運転をしていました。危ないと思いつつ、車なしでの生活の組み立てがうまくできなかったためです。骨折前でも母は足腰が弱っている(痺れや浮腫)ので、駅まで歩くのは難しく、父一人だと道に迷ってしまう。

シニア向けのコミュニティバスのバス停が両親の足で徒歩10分ほどのところにあり、これを利用するように勧めていたのですが、ようやく乗ってみたのは勧め出してから1年後というありさまでした。

駅前にスーパーがあり、コミュニティバスは市民病院や市役所にも停車するため、これらを利用して行ける範囲で行動するのがよさそうです。タクシーのシルバー割引にも登録してみました。

内科や泌尿器科などいくつかの医院にかかっていたのですが、これらも全部車移動前提であるため、今後の通院は市民病院に集約して行こうか、と話していた矢先に母の骨折で、結局車で整形外科に送迎通院している状況です。

父については、今年の1月に免許の更新があり、その際の認知症検査で引っ掛からなかったこともあって運転を継続していましたが、クリニックの先生に6月の段階で止められたため、ようやく本人にも踏ん切りがついたようで、以降の運転はしていません。最近は、免許証の自主返納をしたい、と言うようになりました。

母は、4月に信号のない道路への流入で事故を起こし、重大時には至らなかったものの、止めた方がよいかも、という気持ちが高くなり、こちらもようやく自主返納するという気持ちが高まっています。

とはいえ、これらは、家から出られない現在の状況下であることも大きく影響していると思います。母が動けるようになった後の移動手段はどうするのか、というのは引き続き要検討事項です。

運転免許証の自主返納

運転免許証の自主返納(と、運転経歴証明書の発行)は、免許の更新を取り扱っているところ(運転免許試験場や警察署)であれば概ね受け付けてくれるようです。が、両親がいつも更新手続をしていた警察署はそれこそ車でなければ行きにくいところにあり、返納するのに車を使うわけにも行かないし、というジレンマがあります。

kaigo123.net

付き添って行き、本人に返納させるのがよいのでしょうが、これまた平日に時間を取ってする用件が増えてしまうということになり、後回しになっています。調べたところ、親族代理人でもできるようなので、私か妹が代理人として行ってくるのが現実的かもしれません。いずれにしても、母の現在の免許証の更新期限が来年の2月なので、それまでには決着をつける必要があります。

買物

母が動けなくなった7月から、生協の宅配を利用するようになりました。初回は慣れなくて頼みすぎ、膨大な量の冷凍食品が届いてびっくりしたようです。その後は週末に実家訪問したときに、一緒にカタログを見て、注文票に記入するようにしています。これでひとまず食品と雑貨はカバーできそう。

生協でカバーできない買物は、聞き取ってお店に買いに行き、訪問時に現金精算したり、Amazonで私が注文し、支払を父名義のクレジットカードにしたりしています。

また、ご近所でつきあいがある何人かの方にも買物時の「ついで買い」をして助けてもらっている模様。

お金の管理

基本的に、ほとんどが父名義のものになっており、父が管理していたものが大半です。既に父に聞いてもほとんど覚えておらず、詳細が不明だったり、母はほとんど父にお任せしていたために、そもそも全く分かっていなかったりします。

代って管理しようにも、最近は本人確認が厳しくなっているため、難しかったりすることがあります。このため、「成年後見人」になったほうがいいだろうか?と思ったりして、調べたり、司法書士さんの無料相談にも電話したりしましたが、実際の手続きが相当煩雑なこと、申請しても自分が後見人に選任されるとは限らないこと、始めたらずっと継続する必要があることなどからいったんは脇に置いています。

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クレジットカードの利用

父に認知症が疑われ出した頃、「もしもの時に役立つノート」を記入し、ずいぶん多くのクレジットカードがあることが判明しましたので、父と相談して使っていないものを解約しました。当時は何とか自分で解約手続きもできたのでした。

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5月以降に耐震シェルター設置の準備でモノの整理をし、インターネット回線も休止、と進めていたところ、クレジットカードは実際に使っている2つに絞られていたのですが、今度はこれらの請求明細中に不明なものが出現して困惑。ネットショッピングやオンラインサービスの年会費のようなものが多く、父が使っていたのでしょうが、既に本人に聞いても記憶がありません。

明細中の記載を手掛かりにサービスを探し当て、相談窓口にメールしたり電話したりして会員であることを確認し、解約を申し入れ、本人確認のところだけ父に電話を代わり、などということを数回繰り返して(妹が)ぐったりしました。

今後できるだけクレジットカードを利用しなくても済むように、公共料金や携帯電話料金の支払いなどもクレジットカードから口座振替に切り替えました。個別の引き落としのほうが通帳を見ればすぐにわかるという利点もあります。

これらの処理が一通り済んだところで、カードの一方を解約し、残りのクレジットカードは1枚になりました。全部解約でもいいか?と思っていたのですが、最近になってAmazonでの買い物に使っていますので、1枚は残しておいたほうがよさそうです。

日常の現金

母が動けたころは、自分でATMの引き出しに(車で)行っていたのですが、7月以降無理になったため、私か妹が実家訪問時に銀行・郵便局のATMで通帳記帳と現金引き出しをしています。母が動けるようになったら、コミュニティバスで移動して銀行・郵便局へ、でしょうか。

できれば、あまり現金収支がないようにして、頻度を減らしたいところではあります。まだ、お金の使い方が従前から変更して間もないため安定しておらず、資金計画が立てにくい状況です。

資金計画

二人の年金収入と預金のみで暮らしているため、落ち着いたら今後の資金計画をちゃんと立てないとね、と言っています。ずいぶんお金の流れは把握したし、可視化もしたと思うのですが。