天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

本・雑誌

自分の中に基準を持つ

「アウトライナー実践入門」の「4.5 ライフ・アウトライン」に、著者のTak.さん自身のライフ・アウトライン(「人生」と「生活」のふたつの「ライフ」を扱うためのアウトライン)が紹介されています。 アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創…

Kindle Unlimitedに登録

8月3日から開始されたAmazonの定額読み放題サービス(Kindle Unlimited)。私がフォローしたり読んだりしている界隈のみなさんは、基本的に二極化している読書傾向の上のほうの方々のためか、始まると同時に無料登録されている人が大半で、8/8配信のWRMのQな…

WRMとのおつきあい

倉下さんの発行されているメルマガWeekly R-style Magazine (WRM)が、先日300号を迎えられました。 rashita.net 雨が降っても槍が降っても盆暮れ正月関係なく配信されるメルマガなので、きっと第1号は300週前なのでしょう。っていつ?と思ったので、まぐまぐ…

お気に入りの書店

今週のWRM(297号!)のQは、 お気に入りの書店は何軒ありますか? でした。 考えてみたのですが、現状、「お気に入り」と言えるほどの書店がありません。正しくは、「以前はあったのだけれど、なくなってしまった(閉店)」ですね。 地元のお気に入りだった…

本をいつ読むか

先日の法クラ女子会のときに読書の話になり、なかなか読む時間が確保できないのだけれど、いつ本を読んでいるかということを聞かれました。そのときは、反射的に、朝と夜、週末より平日、とか答えたのですが、その後たすくまのログを確認してみました。 読書…

構造と骨子

先週の続きで、たとえを考える際に注目する構造と骨子の話。 backstage.senri4000.com 感想ツイートで、構造と骨子は同じ意味ですか?と問いかけたところ、 ほぼ同じ意味で使っています。構造は、構造のことで、骨子は、それを構成する部品たち、くらいのニ…

「たとえ」をいかにしてもってくるか

今週のWRMの知的生産エッセイは「馴染みのある言葉力の高め方」で、前号エッセイ「わかりやすい説明」の感想ツイートから生まれた題材でした。 「わかりやすい説明」で大事なポイントは「馴染みのある言葉がある」であり、(1)「相手にとって」馴染みのある、…

再読する?しない?|片づけ祭り:本類

衣類の片づけが終了しましたので、本に移ります。 片づけ祭りに突入 - 天職の舞台裏 片づけ祭り:衣類その2 - 天職の舞台裏 「人生がときめく片づけの魔法」の本類の片づけのところには、本が捨てられない理由ナンバーワンは、「また読み返すかもしれないか…

本に書き込みができない

日本語を書くことに関する本2冊を貸し出ししていたところ、最近返却されたので、ここ1週間ほど改めて読み直していました。 日本語の作文技術 (朝日文庫)作者:本多 勝一朝日新聞出版Amazon [asin:453219170X:detail] 主題が同じで、書き手もどちらも新聞記者…

紙の本と電子書籍の購入割合

面白そう、と思って予約して読みました。面白かったです。 [asin:B014B3N2RO:detail] 中にいくつか質問が入っているのですが、その1つがこちら。 Q. この3年であなたは紙の本、もしくは電子書籍どちらをたくさん買うようになりましたか? 作者は紙の本を段…

コンロ周りの調味料棚を撤去

先日のエントリで「考えない台所」を紹介しました。 backstage.senri4000.com この中で、是非やりたいと思っていたのが、台所収納のルールの中の「見えるところに、ものは置かない」です。 [asin:4801400140:detail] 本書によれば、 基本的にものはすべて収…

リスク回避とリスク追求|ファスト&スローより

ファスト&スロー(下)の第4部「選択」では、プロスペクト理論が説明されています。 [asin:B00ARDNMDC:detail] 中でも、29章では、リスク回避とリスク追求の四分割パターン(下記の図。本書の図13を引用加工)が取り上げられており、興味深く読みました。 …

経験と記憶

一週間ほどかけて、ダニエル・カーネマン の「ファスト&スロー」上下を読みました。ずっとウィッシュリストに入っていて、少し前のセールで購入し、こんどはKindleの中に眠っていてようやく取り出したものです。 ファスト&スロー (上)作者:ダニエル カー…

インスパイア返し

愛読しているR-styleの日曜日の記事は、一週間のまとめになっています。先週(7/13~7/18)のまとめ記事から少し形式が変わりました。 rashita.net 後半に「今週触った本」のコーナーが増設され、「買った本・いただいた本」、「読了した本」、「読み始めた…

移転後の図書館へ初訪

地元の図書館が移転しました。6月半ばから1ヶ月弱の休館を経て新たな場所で新装オープンしたということで、初めて訪問してみました。 元々の図書館は、自宅から3分と至近で、選挙の投票所になっていたくらいなのですが、移転後は隣の学区になり、徒歩10分強…

本を買う、本を読む

久しぶりに、ゆっくりと時間をかけて大き目の書店で本を物色しました。数冊本を買って帰りつつ、そのときの自分の行動を振り返って、今の本の買い方、読み方が大体見えたので、書いておこうと思います。 本との出会い、その後の関係 電子書籍がなかった昔、…

本を買う環境について

今週のWRMのQは、以下のようなものでした。 Q.どこで「本」を買われますか? 以前と比べて本の買い方、買う本の種類が変わったようなことはありますか? 直接の答えとは別に、カナダに住んでいたときのことを思い出したので書いてみます。 もう20年近く前…

【本】ブログを10年続けて、僕が考えたこと(倉下忠憲)

先月末に出された月間くらした計画Zの第一弾です。 [asin:B00YI05M1K:detail] 倉下さんの文章はとても好きで、ブログはもちろん、セルフパブリッシングの書籍も欠かさず買って読んでいます。色々な系統のものがあって楽しいのですが、私が一番好きなのは、こ…

アウトライナーとの出会い|アウトライン・プロセッシング入門に寄せて

こことのところ話題沸騰していますが、Tak.さんが、今月始めに「アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術」を出版されました。既に多くの方がブログやTwitterで取り上げられており、売上も上々のようです。 takpluspluslo…

【購入・読了】クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本(鷹野 凌)

巷間話題の標題の本を買いました。 [asin:4844337971:detail] 電子書籍版も出ているので、そちらにしようか迷ったのですが、人に読ませたくなる可能性を考えて、まずは現物を確認しようと思い、本日ジュンク堂で見つけてその場で(椅子を見つけて)流し読み…

年度末の東京出張

3/19に、今年度最後の東京出張だった、と書いたのですが、先週降って湧いた事情で急遽弁護士さんと会うことになり、年度末の本日も東京に来ることになりました。 東京は桜が満開、とあちこちで報道されたり写真がアップロードされていたりするので、この機会…

本が読みたい!

先週のまとめで少し言及しましたが、自分にとっての「本当にやりたいこと」や「ずっとやりたかったこと」ってなんだろう、と考えていました。 通勤時間や出張移動中など、数日詰めて考えていて思ったのは、「しっかり本が読みたい」ということでした。 楽し…

BLJ連載|米国における特許権制限の動きが及ぼす影響

ビジネスロー・ジャーナルでは、2014年12月号から、米国弁護士の一色太郎氏による「米国における特許権制限の動きが及ぼす影響-特許権価値の低下とパテント・トロールの衰退」と題された連載がされている。 第1回で、米国におけるプロパテント(1980~90年代…

メディアマーカー再開の効用

先週、メディアマーカーを再稼動させたというエントリを書きました。 まだ1週間ですが、心持ちに変化が起きていますので書いておこうと思います。 いま読んでいる本が明確になった 本を一気に読める幸せなとき、というのはあまり多くないので、読み終わらな…

澤上篤人さん×出口治明さんのトークショーに行ってきました

書評サイトHONZを愛読しています。しばらくまえの記事で、出口治明さんの新刊の紹介がありました。 出口さんの書評で取り上げられる本は、知的好奇心がとても刺激されてわくわくさせられるものが多いので、ちょくちょく読んでいます。ご自身の今回の本は、ど…

倉下忠憲|「本」を読むことについて

倉下さんが毎月1冊電子書籍を発行されている「月刊くらした」計画の2014年12月の配本。 今回は、3章からなる通常版とそれに4章を加えた増補版が出ています。倉下さんの「長い文章」が好きな私としては、迷わず増補版の方を購入。 「おわりに」に書かれている…

紙の本を買う、電子書籍を買う、図書館で借りる

しばらく前に、ジュンク堂をぶらついていたら、平積みになって置いてあったこちらの本。その場でぱらぱら見ていたら面白かったのでそのまま買おうとして踏みとどまったのでした。 「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)作者:コリン ジ…

「伝わるデザインの基本」

ここ1~2年、読書のかなりの部分が電子書籍に移行していることと、意図的に積ん読本を減らしていることで、書店をぶらつく頻度が以前より減っています。 リアル書店を歩いていると、ついその場の読みたい気持ちに突き動かされて衝動買いしてしまい、でもそ…

インプットにかける時間

少し前のエントリに調子が今ひとつ、ということを書きましたが、今も続いていて、そのせいか、外部からの情報の流入が辛く感じることが普段より多いようなので、意識的に流入量を減らして自分が情報の波に晒される状況を少なくしています。 冬の憂鬱 - 天職…

パテントボックス税制と税源浸食(BEPS)の関係

某所のミッションでパテントボックス税制を研究しているのですが、9月に出たOECDの提言に登場しているらしい、という話で、そちらを参照しに行きました。すると、これは税源浸食(Base Erosion and Profit Shifting : BEPS)についてのOECD報告書に基づくアク…